納豆を冷凍保存することはできる?解凍や離乳食へ活用する方法を紹介
栄養豊富な納豆は私たちの食生活を豊かにするだけではなく、離乳食の食材としても大活躍します。上手な保存方法を知って、美味しく食べたいですよね。そこで、納豆を冷凍保存する方法や美味しく解凍する方法、さらには離乳食への活用の仕方についてご紹介します。
冷凍したときの納豆菌の状態と冷凍方法
発酵力が強い納豆菌は冷凍に向いている
賞味期限が過ぎた納豆は、段々と糸を引かなくなっていきます。もしアンモニア臭を感じるようであれば、賞味期限が過ぎたと判断した方がよさそうです。
さらに日数が経過すると、納豆の表面が白く変色します。さらに糸を引かなくなって、味や食感も落ちてしまうようです。
ですから、長期間保存したいときには冷凍庫で保存した方がよいでしょう。納豆菌は冷凍状態でも休眠状態になるだけで生きています。納豆を冷凍保存すれば、約1カ月は保存できるようです。
たれやからしも一緒にパックごと冷凍できる
パックの中に入っているたれやからしを、わざわざ取り出す必要もありません。納豆のたれには塩分が含まれているので、凍らずに保存されます。からしは冷凍状態になりますが、解凍したときに味は変わりませんので安心してくださいね。
10日以上保存したいときには、1パックずつ冷凍保存袋に入れて空気を抜いて保存しましょう。パックから取り出して、ラップに包んで冷凍保存する方法もあります。その際には、賞味期限を書き写しておくとよいでしょう。
離乳食用は小分けに冷凍すると便利
しかし、離乳食として納豆は少しの量ずつしか使いません。そのため、冷凍保存をしているママは多いようです。
離乳食用として納豆を冷凍保存するときには、製氷皿などを使って小分けにしておくと便利です。保存状態にもよりますが、1カ月以上は長持ちするようですよ。
まず、パックから取り出した納豆をザルに移して熱湯をかけましょう。粘り気が取れたら赤ちゃんが食べやすい大きさに潰します。その後製氷皿に小分けして、空気に触れないようにビニール袋やフリーザーバッグなどに入れて保存してくださいね。
納豆の解凍方法と美味しく食べるコツ
美味しく食べるコツは時間をかけた解凍
納豆を食べたいときには、前日に冷凍庫から冷蔵庫に移しておきましょう。6~8時間程度で解凍できます。凍ったままの納豆を無理にパックから取り出そうとすると、パックが割れて納豆につくことがあるので、解凍が終わるまではパックから出さない方がよいですよ。
電子レンジを使って解凍する方法もありますが、あまりおすすめできません。納豆に含まれているナットウキナーゼは熱に弱く、死んでしまうからです。ナットウキナーゼには血液をサラサラにする効果があります。上手に解凍して、しっかり栄養素を摂りたいですね。
冷凍した納豆ならではの天ぷら
まず、凍った納豆の塊を包丁で2等分か4等分に切り分けましょう。続いて天ぷらの衣液をつけ、160℃の油で1分程度揚げれば完成します。最後に強火で揚げると、カラッとした食感の納豆天ぷらに仕上がるので、一度試してみてくださいね。
付属の納豆たれや天つゆ、ポン酢、お塩など、好みのものをつけていただきましょう。衣に塩と青のり、大葉などを適量混ぜて揚げると、ママやパパのビールのおつまみにもなります。
クリームチーズで包めばおつまみにも
始めに、冷凍納豆を1口サイズに切り分けましょう。次に切り分けた納豆をそれぞれクリームチーズで包み、付属の納豆たれをかけるだけです。
お好みにより、梅肉やわさび、からしなどをトッピングしても美味しいですよ。クリームチーズで包むのが面倒だというときには、クリームチーズの上に冷凍納豆を乗せるだけでも美味しく食べられます。
冷凍納豆のクリームチーズ包みは、作り方が簡単なのに手が込んだように見えるのが嬉しいですね。ビールだけではなく、日本酒やワインにもぴったりです!
冷凍した納豆を離乳食に活用しよう
離乳食に取り入れるのは生後7カ月ごろから
納豆を離乳食用として用意するときには、ペースト状にすり潰したものから始めましょう。お湯や出汁で伸ばしても、食べやすくなりますよ。
1食分の納豆の量は、30~40gが目安です。その後、赤ちゃんの様子を見ながら量を少しずつ増やしていきましょう。慣れてきたら、細かく刻んだ納豆でも大丈夫です。
赤ちゃんの中には、納豆のにおいやネバネバが苦手な子もいます。納豆を湯通ししたりザルで洗ったりすれば、食べやすくなるかもしれません。お粥に混ぜたり野菜と和えたりしてもにおいやネバネバが気にならなくなります。