鮮度の短いいちごを上手に保存しよう!美味しく食べるポイントを紹介
いちごは子どもに人気のフルーツの一つですが「すぐに傷んでしまう」「美味しいいちごの見分け方が難しい」というママは多いかもしれませんね。ここでは、いちごを美味しくいただけるように上手な保存方法やいちごジャムの作り方、傷み始めたいちごはどうしたらよいのかなどを見ていきましょう。
子どもが大好きな「いちご」の豆知識
栄養豊富ないちごは子どもの健康にぴったり
いちごはビタミンCを豊富に含んでいるため、何粒か食べることで必要なビタミンCを充分に摂取することができます。ビタミンCはお肌をきれいにする働きがあるだけでなく、疲労回復や風邪予防にもなるので子どもの健康な体作りにも効果が期待できますよ。
ビタミンCの含有量はいちごの種類によっても違いますが、1日に7粒くらいが適量のようです。また、いちごの赤い色素成分のアントシアニンは、眼精疲労の回復にも効果があるといわれています。
美味しいいちごを見分けるポイント
美味しいいちごの見分け方は、まず色づきを見てみましょう。色の濃さはいちごの種類によって違いますが、色づきが全体的に均一になっているかがポイントですよ。またツヤがあるか、表面にあるツブツブがくっきりしているか、うぶ毛が残っているかどうかも美味しいいちごの特徴です。
果肉をチェックしたあとは、ヘタの部分もチェックします。鮮度の高いものはヘタも鮮やかな緑色をしていて、ピンと立っていますよ。
いちごの美味しい食べ方を知っておこう
スーパーなどで購入したいちごは、いつでも食べられるように洗ってから保存する方も多いですよね。しかし洗ってから保存するといちごが水っぽくなってしまいます。また水に触れると傷み始めるので食べる直前に洗うことが重要です。
ほかにも、洗うときにはヘタはつけたまま、食べるときに外すようにしましょう。いちごは先のほうから食べる方がほとんどですが、先の部分が一番甘いのが特徴です。ヘタの部分から食べたほうが、よりいちごの甘味を感じることができますよ。
新鮮ないちごは冷蔵保存か加工しよう
いちごの保存期間が短い理由とは
スーパーで買った新鮮な状態を保てるのは、買った翌日くらいまでが限界です。果肉の先端から傷み始めて、食べられる状態を保てるのは3日くらいですよ。果肉の部分も軟らかく衝撃に弱いので、買ったあとは一粒ずつキッチンペーパーで包むのがおすすめです。
そもそも、いちごが傷みやすい原因は生物学的な要素にあるといわれています。いちごは早く実を崩して芳香を発し、鳥や虫などを誘って実を食べてもらい種を運んでもらいます。そのため完熟するまでの時間が短いフルーツなのです。
いちごを冷蔵庫で保存するコツ
いちごを冷蔵庫に保存する場合、買ってきたパックのまま冷蔵庫に入れる方も多いのではないでしょうか。パックのまま保存してしまうと果肉の水分が蒸発して美味しくなくなるので、アルミホイルに包んで保存するのがおすすめです。
アルミホイルに包むと水分の蒸発を防げるので、10日くらいは鮮度を保ったまま保存できる可能性があります。少し手間はかかりますが、食べるときに美味しい状態で栄養分をしっかり摂取できるように工夫をしてくださいね。
子どもと一緒にいちごジャムを手作り
1.いちご(250g)を洗ってヘタを取り、キッチンペーパーで水気を拭き取る
2.鍋にいちごを入れてレモン汁(1個分)を回しかけ、砂糖(80g)を入れて10分放置する
3.砂糖が溶けてきたら火をつけて弱火で煮る
4.15分くらい煮るととろみが出てくるので、好みのとろみ具合で火を消したら完成
レモンは、電子レンジで30秒温めると絞りやすいです。簡単なので子どもとチャレンジしたい一品ですね。
傷み始めたら、冷凍保存で長持ちさせよう
傷みの状態を見極めていちごを味わおう
スーパーでいちごを購入するとパックの中にいちごがぎゅうぎゅうに並んでいるため、いちご同士の重なった部分が薄いピンク色に変色していることがありませんか?ピンク色になっているところはそのまま食べても問題ないですが、気になる方はいちごジャムなどに加工していただきましょう。
いちごが黒く変色している、異臭がする、カビが生えている、ブヨブヨになっているなどの状態のときはすでに傷みが進んでいるので、諦めて処分するようにしてくださいね。