【第2回】手作りって楽しい!パン教室講師に聞く手作りパンの魅力
ホームベーカリーの登場で、家でも手軽に作れてしまうパン。ただ、いつもより少し手間をかけ、その手間を楽しむパン作りをやってみるのも楽しいのでは?今回は、子連れパン教室「あかちゃんのおしり」を開講している岡嵜智子さんに、家で楽しむ「手ごねパン」の魅力についてお話をお伺いしました。
自宅でのパン作りで心も充実!
育休中にパン作りを開始
パンを作るって大変?
大まかに「おうちパン」の場合、低温で長時間かけて発酵してからパンを焼きます。例えば、前日の夜に生地を作り冷蔵庫で発酵させ、翌朝パンを焼くというように、作業を分けることができるので、それぞれの工程を短時間で済ますことができます。
一方「手ごねパン」は、オーブンなどを使い、イースト菌が一番活発に働く40℃前後で発酵させて作っていきます。発酵時間も短く、出来上がりまで2時間ほど。発酵や焼きの工程で空き時間ができ、細切れに手が空くので忙しいママにおすすめ。
そうは言っても、やっぱり時間が取れない、面倒で手が回らない人は、もっと手軽に、材料を入れて焼きあがるホームベーカリーでももちろんOKです。
生活スタイルに合わせた方法で作ることが、パン作りを無理なく楽しめるポイントだそうです。
パン作りが息抜きの時間に
パンを作る時間は、パパに子どもを見てもらっています。自宅のキッチンで作っているので、いざという時は呼んでもらうようにしておくことで、安心して好きなパン作りに没頭できるそう。時々でも自分の好きなことができる時間があるので、日々の息抜きにもなっているそうです。
初心者でも楽しくできる「手ごねパン」
オーブンさえあれば気軽にできる
オーブンは必ず必要になるので、家庭の電子レンジにオーブン機能があるかどうかチェックをし、作りたいパンのレシピの設定ができるか確認しておきましょう。
パン作りってどんなことをするの?
1、材料の計量
2、生地をこねる
3、一次発酵
4、成形
5、二次発酵
6、焼き
レシピや本などを見て作ることもできますが、特に初心者の場合は、一度、パン教室で基本の流れを習っておくのがおすすめ。流れを見ているので、その後自分で作る時もスムーズになります。いろんなパン屋さんに行って、見たり食べたりするのも良いそうです。
家庭でのパン作りの注意点
夏は気温や水分などの環境がイースト菌に影響しやすいため、生地をこねている間に柔らかくなりすぎたり大変なんだとか。環境が影響しない冬の時期が失敗なく作れます。
「初めに失敗すると続かなくなるので、作りやすいパンから始めるといいと思います」という岡嵜さんがおすすめする初心者向けのパンは「白パン」。
あかちゃんのほっぺのようにふわふわでやわらかいパンは、低めの温度で焼いていくため、焼き色が薄く焦げなどの失敗があまりないのだとか。「ちぎりパン」も型に入れて焼くだけなので、不器用さんでも作りやすいです。また子どもが食べることを考えると、バターなどは控えたシンプルなパンがおすすめ。
●子どもと作る時
パンの成形は粘土遊びに似ていて、子どもも一緒にできます。基本的には生地にはあまり触らないほうが美味しく焼けるため、自分がちゃんと作りたい日、子どもと一緒に楽しく作りたい日と、ママの気持ちで分けて作るようにできるといいですよ。