離乳食の食材選びに迷う。離乳食の進め方や食べてはいけないもの
離乳食が始まると、ママの悩みや疑問も増えるものです。そのような悩みや疑問を少しでも解消し、楽しい離乳食期を送ってもらうために、月齢別の離乳食のポイントや食べていい食材を紹介しています。そのほか、離乳食期に知っておきたい食品アレルギーについてや、食べさせてはいけない食品などをまとめてみました。
目次
- 離乳食はどうやって進めていけばいい?
- まずは全体のスケジュールを掴もう!
- 離乳食初期は消化がよいものから
- 離乳食中~後期から徐々に食材を増やす
- これは食べられる?迷いやすい食材リスト
- 食べさせてはいけない食材
- アレルギーが出る可能性のある食材
- 離乳食で使える調味について
- 生後5~6カ月の離乳食のポイント
- 離乳食初期は「10倍粥」から
- 慣れてきたらまずは食材を一品だけ
- 生後5~6カ月に食べさせていい食材
- 生後7~8カ月の離乳食のポイント
- 「モグモグ期」歯が少しだけ生えてくる
- 固さや食事量の目安、注意点
- 生後7~8カ月に食べさせていい食材
- 生後9~10カ月の離乳食のポイント
- 「カミカミ期」手づかみもこの時期から
- 固さや食事量の目安、注意点
- 生後9~10カ月に食べさせていい食材
- まとめ
離乳食はどうやって進めていけばいい?
まずは全体のスケジュールを掴もう!
離乳食は多くの人が生後5、6カ月頃から始め、1歳半頃に完了するようです。4つの段階には名前がついており、5,6カ月は飲み込むだけの「ゴックン期」。7,8カ月頃はモグモグする練習を始める「モグモグ期」。9〜11カ月は1日3回食になる「カミカミ期」。12〜18カ月は、完了に向けて準備する「パクパク期」と呼ばれています。
子どもによって発達のスピードや食べ物に関心を示す度合いは違いますよね。そのため、離乳食はスケジュール通りに進めることよりも、子どもの様子を見ながら無理せずに、食べる楽しみを感じてもらうことが大切です。
離乳食初期は消化がよいものから
最初はなるべく赤ちゃんの胃腸に負担がかからない、消化のよいものをあげましょう。消化がよいものとは、食物繊維や脂肪分が少なく、やわらかいものです。
また、離乳食初期は「ゴックン期」と呼ばれるように、スプーンで口の中に入れられたものをゴックンと飲み込むだけなので、のどごしが悪いと食べてくれないこともあります。そのため、離乳食初期は、うらごしをしてあげるといいですよ。赤ちゃんも食べやすくなり、未発達の胃腸にもやさしい離乳食を作ることができます。
離乳食中~後期から徐々に食材を増やす
食材を増やすときは必ず1日1品に留めましょう。複数の新しい食材を与えて、万が一アレルギー反応をおこしてしっまった場合、どの食材でアレルギー反応が出たのか、特定することができなくなってしまうからです。
初めてあげる食材の量も最初はスプーン1杯にとどめておきましょう。赤ちゃんの様子を見て、変化がなければ次回からもっとあげても大丈夫です。
これは食べられる?迷いやすい食材リスト
食べさせてはいけない食材
・はちみつ
・黒糖など未精製の糖類
・味付けの濃いもの
・お刺身などのなまもの
・潰していない豆や、こんにゃくゼリー、餅など、のどに詰まる可能性が高いもの
・スナック菓子やかまぼこなど、保存料や着色料などの添加物がたくさん入っているもの
・塩分が高いもの
・生クリームが入ったケーキやアイスクリームなど糖分や脂肪分が高いもの
・コーヒー、紅茶、緑茶などカフェインが多量にふくまれているもの
・エビ・カニ・イカ
・生の山芋 (加熱したものは離乳食後期から食べさせることができます)
・そば
アレルギーが出る可能性のある食材
食べた後、全身にじんましんが出たり、嘔吐したり、全身が赤くなり、息苦しそうにしているなどの症状がでたらアレルギーの可能性があります。
卵は初めてあげる時期が遅くなればなるほど、卵アレルギーになる可能性が高くなるというデータもあるようです。卵をあげる時の注意点は、1日に全卵をあげないことです。卵黄と卵白を分けて、卵黄から先にあげてみましょう。
離乳食で使える調味について
赤ちゃんの味覚は大人より敏感で、塩味や苦味などを感じやすい舌をもっています。まずは素材本来の味を赤ちゃんに知ってもらうことから始めましょう。
調味料を使い始めるのは離乳食中期の「モグモグ期」以降にしましょう。調味料は添加物や香辛料が入っていないものを、少量使うようにしましょう。マヨネーズには卵が入っているので、卵アレルギーがないと分かってからあげてください。
また、きちんとダシ取ることで、旨味をプラスさせることができます。
生後5~6カ月の離乳食のポイント
離乳食初期は「10倍粥」から
離乳食を始めて1週間はお粥だけをあげてください。水1に対して10倍の水で炊いたお粥(10倍粥)を小さなスプーン1杯あげることからスタートし、嫌がらずに食べてくれて問題がないようであれば、少しずつ量を増やしましょう。目安としては7日目にはスプーン4杯くらい食べられるといいですね。
離乳食を始める時期は生後5,6カ月からといわれています。しかし、成長のスピードや食べ物への興味は個人差があります。
離乳食開始の目安は、赤ちゃんの首がしっかりとすわって、食べ物に興味を示し、口をモグモグ動かす動作を見かけるようになったらといわれています。