台所のスポンジの交換時期はいつ?スポンジを衛生的に保つコツ
毎日何度も使う台所のスポンジですが、最後に替えたのはいつだったのか忘れてしまうこともありますよね。そこで今回は、スポンジは食器用とそのほかで使い分けるのか、スポンジの交換頻度と有効活用術、スポンジを衛生的に保つための三つのコツなどについてお話しします。
スポンジは食器用とそのほかで使い分ける?
スポンジを使い分けないママは少数派
ママの中には、食器用、鍋やフライパン用、水筒用、シンク用というように四つのスポンジを使い分けているという人もいるようです。
一見面倒なように思えますが、汚れの質を考えると、スポンジを変えた方が衛生的にもよいかもしれません。また、用途別にスポンジの材質を変えているというママもいることでしょう。
フライパンや鍋など、焦げなどによる汚れがこびりつきやすいものには少し面の荒いものが使いやすいということもあります。
食器用とシンク用は使い分けるママが多め
シンクには雑菌が繁殖していることが多いため、その雑菌を拭いたスポンジで食器を洗うのには抵抗があるというママもいるのではないでしょうか。
食器用とシンク用にスポンジを分けていないというママもいますが、この場合、毎日念入りにシンクの掃除をしているので、シンク自体が清潔に保たれているから抵抗がないようです。ただ、この場合でも三角コーナーや排水口は要らなくなった歯ブラシを使って洗っているという人もいます。
また、食器用とシンク用に使い分けていないママの場合、スポンジを頻繁に新しいものに替えている人もいるようです。
基本的にスポンジは使い分けがおすすめ
しかし、ある大手生活用品メーカーの研究レポートによると、キッチンのシンクの排水溝や調理台周辺にいる雑菌の測定検査をしたところ、トイレの便座よりも雑菌やカビが多いという結果が出たようです。
そう考えると、少なくともシンク用と食器用、調理台で使うフライパンや鍋用というようにスポンジは使い分けた方が衛生面には安心です。
一度に3種類のスポンジを使い分けるとなると、スポンジの消費率が上がるように感じるかもしれませんが、家族の健康のためにも気をつけたいですね。
ママたちのスポンジ交換頻度と有効活用術
スポンジの交換タイミングは人それぞれ
乾燥しがちな冬は、スポンジのぬめりや臭いが気にならないことも多いですが、湿度の高い梅雨や夏の時期には、スポンジが常に湿っていることが多いため、ほかの時期に比べて雑菌やカビが繁殖しやすい状態にあります。
新しいスポンジを出したら、2週間ごとにその状態をチェックするようにしましょう。スポンジの形が崩れてきたり、ぬめりや臭いが気になってきたりしたら、速やかに交換するようにしたいですね。
洗剤によるスポンジ除菌効果は低い説もある
しかし東京都消費生活総合センターによると、洗剤をスポンジに染み込ませて置いておくことにより、雑菌の数を多少減らす効果は期待できる可能性はあるものの、スポンジに繁殖した菌を完全に消滅させることはできないとしています。
よって、いくら除菌用の洗剤を使っているからといって、スポンジの菌が死滅する可能性は少ないので、注意しましょう。
除菌したいのであれば、スポンジを使った後にしっかりと水ですすぎ、その後に熱湯にさらしてしっかりと乾燥させることが大切です。
熱湯消毒をする前に、スポンジの耐熱温度を確認するようにしましょう。
要らなくなったスポンジの活用術は様々
要らなくなったスポンジは、色々な場面の掃除に活用することができますよ。
たとえば、面倒な網戸の掃除もスポンジを使えば簡単に済ませることができます。網戸を立てたままの状態で、洗剤を染み込ませたスポンジを網戸の片面に当て、反対側の面から湿らせた雑巾をその部分に当てます。網戸を両面から挟み、スポンジで汚れを雑巾に押し当てるようにしていくと、綺麗にすることができますよ。
また、物干し竿やトイレ掃除に使用してから捨てるのもありですね。
スポンジを衛生的に保つための三つのコツ
1カ月をメドに新しいスポンジに交換する
普段、食器洗いには食洗器を使っているのでスポンジの出番は少ないという家庭もあるかもしれませんが、スポンジの日付を見て2週間ぐらいたったらその状態をチェックするように心がけたいですね。
台所用のスポンジはいくつかセットになったものが100円ショップなどでも手に入りますし、安いものを購入して交換頻度を上げるようにすると、家計に負担をかけることもなく清潔に保つことができますね。