購入するなら新築マンション?子どもとの暮らしに合った家の探し方
子どもが生まれるとママとパパのライフスタイルが子ども中心に変わりますよね。子どもにあった生活へと少しずつ見直していくなかで今後の住居について、新築マンションの購入を検討するケースもあると思います。新築マンションを購入するタイミングや子育てのメリットやデメリットなどを見ていきましょう。
目次
- 中古ではなく新築マンションを選ぶメリット
- 諸費用が安く、建物の保証がつく
- 建物の設備や耐震、セキュリティが新しい
- 税金の控除や長いローンが組みやすい
- 中古でなく新築マンションを選ぶデメリット
- 住むエリアなどが限られてしまうことがある
- 建設中だと実物が見られず検討しづらい
- コミュニティや管理面などの想像がつかない
- 新築マンションの購入時期と選ぶ際の注意点
- マンションの購入に適した時期
- 建物だけでなく周辺環境も視野にいれる
- 家族の成長に合わせた間取りか考える
- モデルルームを見学するときに注意したい点
- 予約を取っておけば当日も安心
- 見学に持参するとよい物
- モデルルームに使われている設備について
- まとめ
中古ではなく新築マンションを選ぶメリット
諸費用が安く、建物の保証がつく
マンションを購入する際は新築、中古マンションのどちらも諸費用がかかりますが、新築マンションの諸費用が中古マンションよりも安い場合が多いです。諸費用の目安としては、新築は価格の2.5%~5%、中古は5%~8%のケースが多く見られます。
また、新築マンションは建築基準法の新耐震基準に基づいて建てられています。新耐震基準は極めてまれにみる大地震でも倒壊しないことを前提として定められており、建物の構造部分には10年間の保証がついています。
建物の設備や耐震、セキュリティが新しい
セキュリティー面では、エントランスと自宅玄関の二重ロック機能や、エレベーターホールの防犯カメラなど多重セキュリティーが標準です。また、不在時に届いた宅配の荷物を一時的に受け取り、保管しておくことができる宅配ボックスが設置されているなどの利便性もあります。
耐震面では、新築は震度6強~7程度では倒壊しない耐震等級1以上です。さらに耐震、免振、制振構造などを採用し、大きい地震へ備えています。
税金の控除や長いローンが組みやすい
固定資産税とは、毎年1月1日現在の土地や建物の所有者に対してかかる税金で、市区町村が徴収します。平成32年3月31日までに新築された物件で適応条件を満たしている場合、新築後5年間の固定資産税が半額になる軽減措置を受けることができます。
住宅金融支援機構が民間の金融機関と共同で融資を行っている「フラット35」は、マンションが一定の基準を満たしていれば利用できる住宅ローンで、全期間固定金利で15年~35年間の借入が可能です。新築の場合は基準を満たしている場合がほとんどです。
中古でなく新築マンションを選ぶデメリット
住むエリアなどが限られてしまうことがある
ただ、マンションを購入する際に、希望条件としてあげられることが多い立地に関しては、購入を希望するタイミングで、希望するエリアに新築マンションの分譲があるとは限りません。新築マンションに限定して購入を検討している場合は、選択肢が限られてしまいますね。
希望するエリアに新築マンションの建設の予定があるかどうかの確認をこまめにして、エリアの範囲を少し広げて検討してみましょう。同時に、ご自身がマンションを購入する際に希望する条件の優先順位を見直してもよいかもしれませんね。
建設中だと実物が見られず検討しづらい
マンションによっては、数種類の間取りが販売されています。マンションギャラリーの規模にもよりますが、用意されているモデルルームは1~2種類のことが多く、比較的、部屋が広めのファミリータイプの部屋を見学するケースがよく見られます。
モデルルームでは実際の部屋ごとの日当たりや周辺の騒音といったものまでは知ることができません。そのため、実物を見学できる中古マンションに比べると、実際に住んだときの様子をイメージすることは少し難しいかもしれませんね。
コミュニティや管理面などの想像がつかない
ほかのマンション購入者も同時期に住み始めることになるので、マンションのコミュニティもできあがっていないことが考えられます。また、マンションの管理状態もどういうものなのか詳しくは分からない場合が多いでしょう。
しかし新築マンションの場合、みんなでゼロからスタートすることになるので、周囲となじみやすかったり、意見をだしあってマンションの決まりを作っていったりするなど、居住者と管理会社で連携を取りあうとよいコミュニティができるかもしれませんね。
新築マンションの購入時期と選ぶ際の注意点
マンションの購入に適した時期
よく耳にする意見として、結婚したり子どもが生まれたりするなど、人生の節目でマンションの購入を検討する人が多く見られます。また、子どもが進学する前に部屋を確保しておきたい人や、賃貸マンションの更新のタイミングというような意見もあります。
新築マンションの購入を検討している場合は、ご自身の生活とのタイミングが新築マンションの建設と必ずしも合うとはいえませんが、建設予定があると分かった時点でマンションギャラリーへ行き、情報を集めてみてはいかがでしょうか。