赤ちゃんのためのリフォーム計画!使いやすくて安心な設備と注意点
赤ちゃんが誕生したのであれば、安心して生活するためにもリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?そこで、赤ちゃんとママに優しいリビングやお風呂のリフォームについてご紹介します。またリフォーム中の赤ちゃんの過ごし方や住みながらリフォームするときの注意点についてもまとめてみました。
赤ちゃんとママに優しいリビングにしよう
ほこりがたたず空気がきれいな床暖房
床暖房はガスを室外で燃焼させているので、空気を汚すことなく暖めます。また、エアコンや石油ストーブのように温風によって床のほこりを舞い上げることもありません。ハウスダストの心配も少なく、きれいな室内空間にしてくれます。
さらに、結露が発生しにくいのも床暖房の特徴です。石油ストーブなどでは燃焼にともなって水蒸気が発生し、どうしても結露してしまいます。その点、床暖房であれば熱の反射を利用してリビングを暖めるので、結露が発生しにくいようです。カビやダニなどの発生を防ぐ床暖房は、ありがたいですね。
天然素材で体に負担が少ない床や壁を
丸太から切り出したままの無垢材を使ったフローリングであれば、赤ちゃんが素足で歩いたり寝転がったりしても安心です。無垢材には部屋の温度を一定に保つ性質と癒やし効果、さらには細菌の増殖を抑える効果があるといわれています。
また、漆喰や珪藻土といった天然素材の壁であればリビングの湿度をコントロールし、カビの発生を抑えてくれます。ビニールクロスのようなシックハウス症候群になる心配もなく、耐火性や耐久性にも優れています。
赤ちゃんの泣き声を外に漏らさない二重窓
窓ガラスのリフォームにはいくつかの方法がありますが、赤ちゃんの泣き声を外に漏らさないためには、二重窓への交換が効果的です。
今ある窓の内側に新たに窓を取り付ける施工方法で、内側のガラスと外側のガラスの間にある空気がクッションの働きをするので、防音性に優れています。木製サッシの窓に取り付け可能なものもあり、マンションでも自由に施工ができます。
二重窓にすればサッシの隙間から入ってくる屋外の音も防げますし、結露の発生を抑えることもできます。
赤ちゃんのお世話がしやすいお風呂にしよう
浴室暖房を取り付ければ脱衣所もあったか
そこで、浴室暖房を取り付ければ、脱衣所も暖かくなって赤ちゃんに優しい環境を作ることができます。
浴室暖房には、電気式とガス温水式の2種類があります。リフォームの際には、換気扇や給湯器などの設置状況によって設置できるタイプが変わってきます。ガス会社や家電量販店などで相談してみてください。
浴室用の床暖房があれば、赤ちゃんでも安心して床に寝かせたり座らせたりできます。また、床から温かさが浴槽全体に広がるので、快適に入浴することができます。雨の日には洗濯物の干し場としても活躍するので、うれしいですね。
引戸なら赤ちゃんの受け渡しがしやすい
「開き戸」はドアの前後に開閉スペースが必要で、バスマットが置きにくいという欠点があります。「折れ戸」は開閉時に場所を取りませんが、開け閉めに力が必要です。
その点、「引戸」であれば浴室の入り口を全開にすることができるので、赤ちゃんの受け渡しにはとても便利です。浴室や脱衣所が狭い家では、引戸にすればより広く使うことができます。
ただし、開き戸から引戸への交換には、かなり工事費用がかかるようです。また、浴室ドアの位置によっては引戸に交換できないこともあります。
柔らかい床で赤ちゃんがお尻をついても安心
でも、ユニットバスでも柔らかな床で、赤ちゃんを抱っこしても赤ちゃんがお尻をついても安心な商品が出ています。畳のような柔らかさで、赤ちゃんの体を洗うときやお風呂掃除のときに膝をついても痛くありません。
床の内側に発泡ウレタンが入っているため、足の裏に柔らかな感触で断熱性にも優れています。床が濡れていても滑りにくいのもうれしいですね。
もし、手軽にリフォームしたければ、「床シート」を貼るという方法もあります。クッション性に優れた素材もあり、比較的安い費用で張り替えることができます。
リフォーム中も住み続けるときの注意点とは
音や臭いが気になるときの居場所の準備を
リフォームの工事では、騒音や臭いはある程度覚悟しなければいけません。大人ではあれば状況がわかっているので我慢ができるかもしれませんが、赤ちゃんはそういうわけにはいきません。
リフォーム業者に工事の工程や内容について、事前に確認をした方がよいでしょう。特に騒音や臭いがひどいときなどを工程表で確認し、事前に実家などにお願いをして避難すると安心です。少しぐらいの騒音であれば、工事の場所から遠い部屋に移動して寝かしつけることも一つの解決策です。