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子育てには地域とのつながりが重要。子どもと地域社会の関わり方

子育てには地域とのつながりが重要。子どもと地域社会の関わり方

子育てはママの仕事と考えている人は多いですね。朝から晩まで1人で子どもに向かい合うママは、夜には疲れきっています。このような状況は高度成長期以降に始まったといわれています。昔は大家族で、さらに地域のみんなが子育てに関わっていました。ここでは子育てにどれだけ地域とのつながりが重要かを考えてみます。

人との関わり減少の原因は高度成長に始まる

多様化した家庭環境の変化

子どもの育っていく環境に変化が出始めたのは、1960年代の高度成長期からだといわれています。都市化が進み、核家族が増え、テレビが当然のように家庭にあるようになった時代です。

それ以前の日本では、3世代同居の家庭が多く、親以外にも大人が近くにいました。子育て経験のあるお爺ちゃん・お婆ちゃんも家にいましたし、地域の人々とのつながりも強かったです。子どもたちは同じ世代の子どもだけでなく、年上・年下の子どもと一緒に遊ぶ機会もありました。自然と大人や年上の子どもから社会ルールを学んだり、幼い子どもの世話をしたりしていました。

それが高度成長期が進み核家族が増え、身近な大人は親だけ、近所付き合いは減り、テレビなどの普及により家の中で過ごす子どもが増えました。

近代化した生活環境の変化

テレビやパソコン、ゲーム機が家にあるのが当然のようになった現代では、子どもは外に遊びに行かなくても、家の中で十分に遊べます。人と接する遊びではなく、テレビやパソコン、ゲームという機械と遊ぶようになったのです。

そういう子どもたちの親も、パソコンやゲームに慣れ親しみ育った世代ですので、子どもは親と同様、もしくはもっと機械と遊ぶ時間が増えているようです。

家の中だけでなく、買い物に行っても、スーパーやコンビニのように、自分1人で食品を選び、レジでお金を払って、店員と会話しなくても買い物ができるようになりました。

こうして社会の近代化・合理化が進み、人と人のつながりは弱まり、人は機械相手に用事をすませるようになりました。

子どもを巡る環境の変化

戦後に教育制度が新しくなり、子どもたちの学校での環境は大きく変わりました。今では大学に進学する子が多く、塾や予備校など、学校以外にも勉強できる環境が整っています。日本は学びたい子どもにとっては、これ以上にない素晴らしい環境だといえます。

でも勉強がしたい子どもは多いとはいえず、嫌々やらされている、将来のために仕方なくしている子も多いのではないでしょうか。学校の後は習い事や塾に通い、自由な時間があまりないようです。

そうした環境で、子どもたちの社会力は低下しているといわれています。仲間と一緒に遊んだり、何かを計画したり実行したりする機会が少ないのです。自由な時間があっても、家で手軽に1人でテレビを見たり、ゲームをしたりして過ごす子が多いようです。

子育てに地域のつながりが重要な理由

子どもは親に限らず大人の背中を見て育つ

子どもが成長するには、親以外の大人と接することも大切です。核家族が多く、家には親しか大人がいない家庭が多い現状だからこそ、より地域の人々が協力し、ふれあう機会が必要だといえます。

親以外の大人と接することで、子どもは多くのことを感じ取り、学んでいきます。親とは違う点、親には無い点なども発見します。こうすることで、子どもは社会にはいろんな大人が存在し、将来自分がどのような大人になりたいかなども考えるようになります。

地域の人々がふれあい「知らないおばさん」から「近所のおばさん」になっていくことで、子どもは安心して地域で過ごせるようにもなります。子どもは人間関係や行動範囲を広げ、さまざまな経験をしながら成長してくれるでしょう。

地域とつながることで社会力を養える

人は6歳までに脳の働きが8割ほど完成するといわれています。子どもはとても柔軟な脳をしているので、この時期に人生に必要な多くのことを吸収するのです。子どものうちに社会力を養うことが重要だといえます。

社会力のある子は、人と相談して何かを決めたり、一緒に行動することができます。社会ルールを守り、相手を重んじる気持ちも育ちます。また自分が誰かに必要とされていたり、愛されていたり、自分の存在価値を感じることもできます。

そうして社会で生きていくのが、人のもともとの生き方でした。近代化が進み人と接する機会が減っていますが、それでも社会力は必要です。子どものときから地域とつながって社会力を養えば、大人になっても自然と社会で生きていくことができるでしょう。

非行防止や犯罪に巻き込まれることを防げる

近所付き合いがあると、親だけでなく、近所の大人がみんな子どもを気にしてくれます。親がいないときでも、子どもが危険なことをしていた場合には注意してくれたり、親に教えてくれたりするでしょう。

こうして監視の目が行き届けば、子どもの非行防止や犯罪に巻き込まれる危険も減ります。子どもが公園でタバコを吸っていれば、近所の人が家の窓から見ているかもしれませんし、知らない人と一緒にあるいていたら、不思議に思って声をかけることもできるでしょう。

こういう「ちょっとおかしいな」と感じたときに、すかさず声をかけたり連絡を取ったりできる間柄の人が地域に増えることで、子どもは守られ、安全に育っていくことができるのです。

子どもの成育に重要な地域社会への関わり方

まずは身近な声掛けから始めよう

地域の人々との関わり合いで、一番始めやすいのは挨拶などの「声掛け」でしょう。まずは「こんにちは」と顔を見て挨拶することから始まって、次のひとことにつなげていきましょう。「今日は暑いですね」「きれいに花が咲きましたね」などと言うだけでも、挨拶をしない間柄の人とはまったく違った気持ちで接してくれるようになるでしょう。

そして子どもにも、暖かい目を向けてくれるようになります。子どもはママが挨拶しているのを見て、自然と挨拶をするタイミングや状況を感じ取り、コミュニケーション力をつけていきます。

子どもが自分から挨拶できるようになると、挨拶された近所の人は嬉しいものです。子どもと会話したりして、より子どもを身近に感じて、関わってくれるようになるでしょう。
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