1~2歳児が寝る前に絵本の読み聞かせをしよう。コツや絵本の選び方
色や形を覚える「あおくんときいろちゃん」
素朴なちぎり絵で、あおくんとときいろちゃんの「まる」が絵本の主人公です。顔や手足もない、あおときいろの「まる」ですが、絵本の中を生き生きと動き回る姿に子どもたちは夢中になるでしょう。
単純な絵なのですが、「まる」という形を覚えられたり、様々な色を覚えたりできるお話です。絵本を読んだあとは、紙に色えんぴつやクレヨンなど彩り豊かな色を使って「まる」を描いて楽しんでもよいですね。
あおくんと きいろちゃん
絵:レオ・レオーニ 文:藤田圭雄/訳
絵の具で描かれた青や黄色のまるが生き生きと動きまわり、絵本ならではの夢と感動をもたらしてくれる。作者が孫のために作ったという人間愛あふれる絵本。楽しく言葉を覚える「だるまさんが」
ママ友の話では、「だるまさんが」の絵本を赤ちゃんのころからよく読み聞かせしていたそうです。「だ・る・ま・さ・ん・が~」と、体を揺らしながら読んでいると、子どもも一緒になってママの真似をして楽しんでいたそうですよ。
ページをめくるたびに、だるまさんが「びろーん」と伸びたり「ぷしゅー」としぼんだりする姿は、子どもも大人も楽しめるでしょう。「だるまさんが」の絵本をきっかけに、子どもが絵本を読むのが好きになったという話もよく耳にしますよ。
えほんしょうかい - だるまさん10周年 特設サイト
かがくい ひろし/さく
「だ・る・ま・さ・ん・が……」 右に左に動くだるまさん。 ページをひらくと、あらら、びっくり! 0歳の赤ちゃんが声をあげて笑う絵本。 読みきかせするのが楽しくなる1冊です。暗記したくなる「はらぺこあおむし」
「はらぺこあおむし」の絵本は、日曜日の朝に生まれた色鮮やかなあおむしが、月曜日はりんご、火曜日は梨と、様々な食べ物を食べながら成長していくという、小さな子どもにも分かりやすいお話です。あおむしはやがてさなぎになって、最後には美しい蝶へと変身していく成長の様子もしっかり描かれていますよ。
りんごや梨など、あおむしが食べた箇所は穴が開いている仕掛け絵本になっていて、その部分は子どもが指を入れて楽しめるように作られていますよ。
子どもが安心して眠れる読み聞かせのコツ
寝る前の絵本はできれば3冊までに
0~6歳の子どもへの、絵本の読み聞かせは「1日3冊」がよいそうです。3冊くらいの数だと、1~2歳の小さな子どもでも、絵本を楽しんで読むことができるといわれています。
子どもに大切なことは、絵本の読み聞かせを習慣化することです。毎日同じ時間帯に読み聞かせをして習慣づけると、子どもにとって絵本を読むことが当たり前になるでしょう。成長してからも読書が生活の一部になり、本が好きな子どもに育ってくれますよ。
寝る前に絵本を読むときは部屋は明るく
寝る前に絵本の読み聞かせをするときに、暗い部屋で読むと視力が悪くなる可能性もあるので、部屋を明るくして読みましょう。絵本を読み終わってから電気を消すようにしましょう。
「読んでいる間に寝て欲しいから、電気は消すとよいのではないか」と思うママがいるかもしれませんね。しかし、寝る前の絵本の読み聞かせは、子どもの体や脳に「これから寝ます」と寝るための準備をさせるものなので、部屋は明るいままでよいですよ。
寝る前の絵本は穏やかで静かな物語を
寝る前の絵本は、子どもが興奮しないような穏やかで静かな物語を選びましょう。子どもは、大好きなママやパパの声で優しい物語を聞いていると、安心して自然とまぶたが重くなりスムーズに眠りについてくれますよ。
「寝ること」をテーマにして物語が展開していく絵本を読んでもよいですね。寝る前の準備が描かれていたり、寝るときの気持ちが表現されていたりする絵本などがありますよ。ゆっくりと優しい声で読み聞かせると、子どももリラックスして眠くなるでしょう。
まとめ
寝る前の絵本の読み聞かせは、子どもがスムーズに眠りにつけるだけではなく、親子にとって大切なスキンシップの時間です。なるべく小さいときから毎日読み聞かせをすることで、自然と本が好きな子どもに成長してくれるでしょう。
寝る前の読み聞かせの時間を親子で楽しく過ごしてくださいね。