おもちゃが子どもに与える影響とは?きちんと理解し正しく遊ぶ方法
子どもへの影響を考えたおもちゃのルール
おもちゃを与えるタイミングを決める
おじいちゃんやおばあちゃんの家に遊びに行ったときに買ってもらったり、トミカやレゴブロックなど、コレクションしたくなるようなおもちゃはついつい買ってあげてしまうこともあるでしょう。
しかし、おもちゃを少しでも少なくしたいと考えるのなら、特に決まりもなくおもちゃを与え続けるのはやめましょう。クリスマスと誕生日だけ。それにプラスして子どもの日など各家庭でルールを決めてしまうとよいですよ。
子どもが「欲しい」といっても「じゃあそれを誕生日プレゼントにしようね」などと、子どもや親の衝動買いを防ぐことができます。
おもちゃのバランスと適正量
子どもに与えるバランスは、使い方が限定されおらず「こうしてみよう」などと創意工夫ができるおもちゃをメインにおき、ボタンを押すと音がでるといった、使い方をおもちゃの方が限定してしまうようなおもちゃをサブとして考えるとよいようです。
適正量は子どもが把握でき、簡単にお片付けできるくらいの量がよいでしょう。
収納ケースにおもちゃが収まらなくなってきたら、おもちゃの処分を考えるよいタイミングです。自分の意思を伝えられるようになっている子であれば、なるべく一緒におもちゃの選別を行いましょう。
最も大切なことは、大人の愛情ある交流
子どもの脳を発達させるためにも、愛情が重要な働きをしているといわれています。幼少期の経験が大きくなってからの行動や脳の発達にどう影響するのかを研究してきたチャールズ・ネルソンは、幼少期に周りの人たちから愛情をもって、手をかけられて育った子どもほど、健康でクリエイティブな大人になる可能性が高いといっています。
たとえ紙切れ一枚でも愛情を注ぎ、一緒になって遊んでくれるパパやママが側にいれば子どもは大きな満足感を得ることができるでしょう。子どもは満たされることでのびのびと育っていくともいわれています。
まとめ
おもちゃを作っているのは企業です。当然どうやったらおもちゃをたくさん買ってもらえるかも考えており、その戦略に乗せられないことも大切です。
おもちゃが少なければ、自然と外で遊ぶ時間も増えるといわれています。
おもちゃを与えることで、簡単に子どもの笑顔を見ることができるかもしれませんが、子どもにとって本当に必要なものはなんなのかをもっと真剣に考え、タイミングよく与えることができたらよいですね。