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子どもがおもちゃの取り合いでケンカ?対処法や上手に遊ぶ練習法

子どもがおもちゃの取り合いでケンカ?対処法や上手に遊ぶ練習法

友達と仲よく遊んで欲しいと思っていても、おもちゃの取り合いのケンカが始まってしまうこともあるでしょう。言葉が足りなければ、子どものケンカから、ママ同士の仲が悪くなることもあるかもしれませんね。子どもがおもちゃを取り合う理由や対処法、お友達と仲よくするためにママができることなどをお伝えしていきます。

子どもがおもちゃを取ってしまう理由

自己中心的でワガママなのが子ども!

子どもはみんな自己中心的でワガママなものです。年齢が小さいほど自分のことを1番に考えるので、欲しいものを手に入れようとして、おもちゃの取り合いになったりケンカになったりするでしょう。

譲ることができない子は「ワガママ」や「素直にあやまることもできない」と思われるかもしれませんが、ワガママなのが子どもの特徴です。自分が悪いと認めない態度は、いい換えれば「自分の意思をしっかり持っている」ということになります。

我慢ばかりして育った子どもは、大人になっても相手に遠慮してしまい自分の意志を伝えることができないといわれています。子どものときは、少しくらいワガママでも、自分の考えを大切にするように声をかけましょう。

物に「所有者」がいるという認識がない

「これは、〇〇ちゃんのおもちゃだよ」などとママが伝えても、握って放さないこともあるでしょう。物に「所有者」がいるという認識が小さい子にはなく、子どもは興味があるものがあればすぐに手を出してしまいますよね。

「ちょうだい!」や「かして!」など、言葉でうまく伝えることもできないため、ほかの子が遊んでいるおもちゃを横から取り上げようとしたり、お友達を叩いてしまったりすることもあるかもしれません。

子どもにとってケンカや物の取り合いは、コミュニケーションを学ぶ大切な場です。成長とともに、物に「所有者」がいることも理解できるようになります。集団生活の中で学ぶことも多いので、あまり気にしすぎなくて大丈夫です。

ダメだと思っても気持ちが抑え切れない

子どもは、楽しそうなおもちゃなど気になるものがあれば、「遊んでみたい」「触ってみたい」という気持ちを抑えられないものです。

絵本やテレビで「相手の気持ちを考えること」を学ぶ場面や、ママが「〇〇ちゃんも、おもちゃで遊びたいと思っているんだよ」と相手の気持ちを代弁することもあると思いますが、就学前は、まだルールを学んでいる段階。頭ではわかっていても、気持ちが抑えられない時期です。

お友達と仲よく遊ぶことや物のかし借りも、少しずつ理解できるようになってくるものです。子どものころの好奇心は、学習意欲につながってゆくともいわれています。今は、我慢する気持ちと好奇心の二つの気持ちがぶつかる時期だと考えて、成長を見守るようにしましょう。

おもちゃの取り合い対処法【0歳〜1歳半】

協調やルールは理解できない時期

0歳~1歳半は成長が目まぐるしい時期ですね。食べ物やおもちゃなど、どんなものにでも好奇心旺盛で、興味があれば、何でも触ったり口に入れたりするでしょう。

ハイハイやつたい歩きが始まると、さらに探求心が旺盛になり、目が離せなくなってきます。まだ協調性やルールは理解できない時期なので、お友達が遊んでいるものを横から取ろうとして、おもちゃの奪い合いになってしまうこともよくあるでしょう。

感情をうまく言葉にできないため、思い通りにいかなければ、かんしゃくをおこしたり噛み付いたりしてしまいます。このようなときは、違うおもちゃで気をそらすのも方法です。すぐに理解してもらえなくても、根気強く遊ぶときのルールを伝えましょう。

トラブルになりそうなら物理的距離で回避

1歳ごろになると子育て支援の集まりなど、子どもの遊び場に出かけることも増えてきますね。兄弟で遊びに来ている子がいると、さらに様々な月齢の子が集まっていて、もめごとやトラブルも多いかもしれませんね。

先にもお伝えしましたが、ケンカやおもちゃの取り合いはコミュニケーションを学べる機会です。また、相手の気持ちや、おもちゃなどを順番に使うルールを理解するチャンスだと思います。そのため、小さいもめごとならけがのないように見守りたいものです。

1歳ごろは力が強くなってくる時期でもありますよね。興奮すると相手を叩いたり固いおもちゃを投げつけたりしてしまうことがあるかもしれません。危険と感じたときは子どもを引き離して、もめごとを回避しましょう。

相手が2歳以上ならけがに注意して

2歳以上になると、さらに自我が芽生え、力も強くなってきます。しかし、まだ「これは、僕の物」「あれは、お友達の物」など所有物の区別はつかないことがほとんどです。

遊びたいおもちゃがあると、一人占めして離さなくなることもしばしば。自分より小さい子が遊んでいるものでも、横から取り上げて遊んでしまいます。成長には個人差があり、体の大きさや力の差が大きい場合は、強い力で突き飛ばされると危険ですね。

2歳以上の子とおもちゃのことでトラブルになったら、まずは近くで見守ることが大切です。危ないと感じたら、遊ぶ場所を変えることも方法です。取り返しのつかないけがにつながると、お互い悲しい思いをするので早めに離れましょう。

おもちゃの取り合い対処法【1歳半〜2歳】

コミュニケーションの方法を学ぶ時期

1歳半~2歳ごろは、だんだんとおしゃべりが上手になってくる時期ですね。話し相手がいなくても、一人でおしゃべりを楽しんでいることも多いと思います。自分の世界に入って、お気に入りのおもちゃで黙々と遊ぶ子もいるでしょう。

また、この年齢は「やってみたい」という好奇心も旺盛な時期です。ほかの子が使っているおもちゃで遊んでみたくなり、おもちゃをお互いに取り合い始めることもあるでしょう。

このようなときは、「かして」「いいよ」などのコミュニケーションを学ぶよい機会です。「やってみたい!」「かして欲しい!」という気持ちを相手に伝えられるようになるとよいですね。

始めはうまくいかなくても大丈夫です。徐々に気持ちを伝えられるようになるでしょう。

取り合うという行為は見守っていればOK

おもちゃの取り合いが始まると、どちらも譲らなければ、ケンカに発展してしまうこともあると思います。取り合いがエスカレートして、泣いたり、相手を泣かせてしまったりすることもあるかもしれません。

自分の子どもが泣かされたり、相手を泣かせてしまったりすると、びっくりして叱ってしまうこともあるかもしれませんね。1歳半~2歳ごろは、かし借りがうまくできない時期なのだと思っておくと、ママも気持ちにも余裕ができますよ。

取り合いから我慢する気持ちや譲り合うことを学んでゆくので、危険でない限りは近くで見守っていれば大丈夫です。心配していても、いつの間にか仲よく遊んでいることもあり、子どもの成長が見られて感動するでしょう。

ママが子どもの気持ちを代弁して

先ほどもお話ししましたが、2歳前後は、お気に入りのおもちゃで1人遊びを楽しむこともできる年齢です。ままごとでおもちゃをハンバーグや野菜などに見たて、並べて遊ぶ姿はかわいいものですね。

遊んでいるものを、ほかの子から急に取られたらびっくりして、怒ってしまうこともあるでしょう。お互いにまだ、言葉がうまく話せないときは「これをかして欲しいんだって」と相手の子の気持ちを代弁し、「かしてあげられる?」と聞いてあげると落ち着くでしょう。

「今、遊んでいるからかせないんだって。ごめんね」などと相手が納得するように代弁し、かしてあげられたときは、「優しいね」「ありがとう」など、寄り添った言葉を伝えるようにしましょう。

おもちゃの取り合い対処法【3歳〜4歳】

我慢や許容など社会性を身に付けていく時期

3歳~4歳ごろは、ちょうどイヤイヤ期で感情のコントロールも難しい時期です。自分の意思を曲げず、子育てしづらいと感じることも多くなるでしょう。

しかし、我慢ができる年齢になってくるので、自分が欲しいと思うものが全て手に入るわけではないとわかってくる年齢でもあります。おもちゃの取り合いやケンカを通じて、相手にも自分と同じように気持ちがあることを、やっと理解し始めるでしょう。

おもちゃの奪い合いになって相手が泣くと、悪いことをしたと気づいて「ごめんね」とあやまる子もでてきます。「いいよ」と相手を許すことができると、子どもの成長を感じて胸が熱くなる場面もあるでしょう。

お友達と一緒に遊ぶ時間も増え、社会性を身につけてゆくのです。

相手の気持ちを聞いて解決策を見つける

4歳ごろになると、「かして」の代わりに「使っていい?」と聞くこともできるようになるでしょう。お友達が使っているおもちゃを借りたいと思うとき、借りられるかどうかは相手の気持ち次第なときもありますね。

「かして」と一方的に自分の要求を伝えるのではなく、相手を気づかって「使っていい?」と聞くことができるようになるのです。これは、相手の気持ちが考えられるようになってきたサインですね。ケンカになるとお互い嫌な思いをするので、トラブルにならない方法を子どもなりに探しているのかもしれません。

ダメと断られたら、「後でかしてね」と自分の気持ちを伝えることもできるでしょう。相手の気持ちを考えて解決策を見つけることができるようになるのですね。

うまく言葉にできないときはヒントを出そう

言葉の発達には個人差がありますね。3~4歳でも感情をうまく言葉にできない子もいると思います。お友達とおもちゃの取り合いになり、とっさに言葉が出ないときはママがサポートしてあげるとよいでしょう。

しかし、ママが子どもの代わりにいいたいことを伝えてしまうと、子どもが話したい気持ちがあっても自分の言葉で伝えることができなくなってしまいます。

子どもをサポートするときは、「どうしたいの?」「かして欲しいの?」と寄り添った声かけや、「かして欲しいときは、なんていうんだったかな?」と答えはいわずヒントを出すように心がけましょう。

3~4歳は幼稚園に通い始める時期なので、自分で考えたり、自分で決めたりすることを大切にしたいですね。

おもちゃの取り合いからケンカになったら

子どものペースや思いを優先して見守ろう

前にも簡単にお話ししましたが、おもちゃを取り合い始めたら、まずは子どもの思いを優先して見守りましょう。自分の気持ちを我慢して、お友達を優先させてしまうと、将来自分の意思を伝えられない子になってしまうこともあります。

ケンカになったら子どものペースを大切にして、見守るよう心がけましょう。子どもは兄弟や友達とケンカをするうちに、「かしてもらえないなら、違うもので遊ぼうかな」と自分で折り合いをつけるようになってゆくものです。

ママが間に入れば簡単に解決することかもしれませんが、見守りながら放っておくことも、子どものためになる場合があります。ケンカが始まったからといって慌てず、まずは子どもの気持ちに寄り添って見守りましょう。

頃合をみてお互いの言い分を両方から聞こう

様子をみていてもケンカがおさまらない場合は頃合いをみてお互いの言い分を両方から聞いてみましょう。「どうしたの?」と声をかけると、子どもは気持ちをわかってくれそうだと感じて安心するでしょう。

「二人ともこのおもちゃが使いたいの?」「それでどうなったの?」などと二人の言い分を聞くことがポイント。子どもは自分の要求や気持ちを話せると、次第に落ち着いてくるものです。一人だけでなくお互いの思いに寄り添って、ケンカの理由を聞いてみましょう。

その上で、「〇〇したかったんだね」「それはいやだったね」「二人ともこれが使いたいんだね」「困ったね」など共感する言葉を続けると、さらに安心すると思います。お互いの思いを尊重する声かけをしましょう。

子ども自身でどうするか考えてもらう

前にもお伝えしましたが、おもちゃの取り合いなどでケンカが始まったら、まずは子どもに任せてみることが大切です。相手の気持ちと自分の思いがあるため、「何でも自分の思い通りにならない」ことを学ぶチャンスと思って心配しすぎないようにしましょう。

危険だと感じるトラブルのときはママが間に入ったほうが安全ですが、基本的には、子ども自身でどう解決するか考えてもらうことが大切になります。小さいときから、自分で考える習慣をつけておくことは大事なことです。

年齢が低いときは、子どもだけで仲直りするのは難しいと思いますが、すぐにママが分け入って仲裁するのではなく、まずは状況を見守り、解決方法を子どもが考えられる環境を作りましょう。

見守るのではなく大人の介入が必要なケンカ

つかみ合いやたたき合いが始まったら

おもちゃの取り合いが始まったら「まずは見守って」とお伝えしましたが、見守るのではなく大人が介入したほうがよいケンカもあります。

小さい子どもでも、ケンカがエスカレートしてつかみ合いやたたき合いになってきているときは、取り返しのつかないけがをしてしまう恐れがあるので止めたほうがよいと思います。

子どもの手は柔らかいので、大丈夫だと思うかもしれませんが、子どもは叩くと危険な部分がわかっていない子も多いものです。目や心臓のあたりなど大切なところを攻撃してしまうかもしれません。

つかみ合いやたたき合いだけでなく、相手を否定するような言葉を使ったときも大人が入ったほうがよいと思います。子どもの心が傷つかないようにしたいですよね。

子どもが助けを求めているとき

前にお話ししましたが、年齢差がある子どもとおもちゃの取り合いやケンカになったときは大人が入ったほうがよいときがありますね。年上の子が小さい子を突き飛ばしてしまい後頭部を机の角にぶつけてしまう、という話は珍しいことではありません。

年上の子といっても、お互いに物事の分別がついていない年齢なので、一方的に相手の子を責めるわけにもいきませんよね。悲しい思いをしないように、お互いのために、危険予測をすることも大切ですね。

同じような月齢でも、成長の個人差が大きい時期なので、力の差を感じることもあるでしょう。子どもが助けを求めていたら、助け舟を出すか、違う場所で遊ばせることも方法です。一方的な攻撃にならないように気をそらせましょう。

噛み付きの癖を持っているとき

「危険」を感じるときは、見守らず早めに大人が介入したほうがよさそうですね。ケンカになった相手が「噛み付き癖」を持っているときも、すぐに離れたほうがよいでしょう。

子どもが噛み付く力は弱いイメージがあるかもしれませんが、赤ちゃんに指や授乳中に乳首を噛まれると、飛び上がるほど痛いものです。小さい子でも、あごの力は強そうですよね。

成長とともにさらに噛む力も強くなってゆくと思います。噛み付かれてしまうと、大きくなっても歯形が残ってしまうこともあるでしょう。また、ひどいときは病院にいかなければならなくなります。

噛み癖のある子とおもちゃのことでトラブルになったら、様子をみてすぐに引き離したほうが安全ですね。

お友達と上手に遊ぶためにママができること

「じゅんばんこ」を一緒に練習しよう

お友達が遊んでいるおもちゃを使うために「じゅんばんこ」ができるようになれば、取り合いやケンカにならず、自分の要求を通すことができますよね。

お友達とのちょっとしたトラブルはコミュニケーションの練習できるチャンスだとお伝えしましたが、パパやママに余裕があるときは、「じゅんばんこ」の練習をしてみてはいかがでしょうか?

家庭内で生活のことや遊びをするとき、わざと「じゅんばんこ」という言葉を使ってみましょう。食事の前の手洗いも、パパやママが先に洗い「じゅんばんこね。今、ママが手を洗っているからまっててね」と伝えるとよいですよ。

始めは理解できなくても、続けていると「じゅんばんこ!」と真似してくれるようになるでしょう。

「かして」「いいよ」を親子間で体験

「かして」「いいよ」のやり取りも、お友達と遊ぶときに身についてゆくものですが、家庭内でも練習ができると思います。

家庭内で練習するときは、子どものお気に入りの物は避けることがポイントです。眠たいときや空腹時を避け、小さいハンカチや小物を渡し、「かして」と声をかけてみましょう。

渡してくれたら、「ありがとう!かしてもらえてママは嬉しい!」という気持ちを伝えるようにするのです。いろいろなもので繰り返しているうちに、使いたいものは「かして」と声をかければ大丈夫ということや、「かしてあげると喜んでもらえる」とわかるようになってきます。

子どもが「かして」といえたら、「いいよ」と答えましょう。徐々に物のかし借りにも慣れてきますよ。

子どもの居場所はママも一緒に探して

お友達とのトラブルがコミュニケーションの勉強になるとお伝えしましたが、子どもによっては人見知りが激しくケンカにならないこともあるでしょう。

人見知りが激しい原因はいろいろあると思いますが、ママの影響も少しはあるかもしれませんね。ママが人づきあいを苦手に感じているなら、思い切って子どもと一緒に友達を見つけてみてはいかがでしょうか?

同じ年齢の子どもを持つママなら、会話のネタはたくさんあります。共感してもらえて、悩みが解消することだってあると思います。

ママ友との付き合いが苦手なら、ママも子どもたちと一緒に遊ぶのがおすすめ。子どものおもちゃは意外と大人が遊んでも楽しいものですよ。ママが一緒なら子どもも安心して遊びだすでしょう。

おもちゃを取る行為を繰り返す子への対処法

叱らずに解決策をきちんと伝える

いろいろなものを使ってみたい!全部のおもちゃで遊びたい!など好奇心旺盛な子どももいるものです。これはこれで、意志がはっきりしていて素敵なことだと思います。

でも遊びにいくたび、お友達のおもちゃを全部取ってしまったら、ママは恥ずかしくて困ってしまいますよね。「やめなさい!」「よくばりなことしないの!」と叱ってしまうこともあるのではないでしょうか?

そんなときは叱ったり、「うちの子だけ、どうして…」と心配したりしなくても大丈夫です。叱らずに解決策をきちんと伝えるようにしましょう。

「楽しそうなおもちゃだね」と共感した後で、「お友達も使いたいと思っているよ。順番に遊ぼうね」とお友達と仲よく遊ぶ方法を伝えるように心がけましょう。

取られたらチャンス!残念な気持ちに共感

いつもおもちゃを取るばかりしている子でも、場合によってはおもちゃを取られることだってあるでしょう。

年上の子や力の強い子におもちゃを取られてしまったときは、「残念な気持ち」を伝える絶好の機会です!「急におもちゃをとられたら、びっくりしたね」「かして、といって欲しかったね」「おもちゃを取られると悲しい気持ちになるね」など、残念だと思っている子どもの気持ちに共感しながら、おもちゃを取ってはいけないことをしっかりと伝えましょう。

おもちゃを取られた相手の残念な気持ちがわかれば、「かしてといってから、おもちゃを使おうね」「お友達も、おもちゃで遊びたいから順番に使おうね」というママの言葉が伝わりやすくなることでしょう。

子どもが成長するのを待つしかないことも

あの手この手で「遊んでいる子のおもちゃを取ってはいけない」「かしてといって、順番に使うんだよ」と伝えようとしても、どうしても我慢できずおもちゃを取ってしまう子もいると思います。

自分が遊んでいるおもちゃがあるにもかかわらず、ほかの子が遊んでいるおもちゃを欲しがり、しぶしぶ譲ってもらったのに、そのおもちゃで遊ばない…ということもあるものです。

またお友達が家に遊びに来たとき、普段は全然遊んでいないおもちゃをお友達が触ろうとした瞬間に、「だめ!」とおもちゃをかさないこともあるでしょう。

子どもに伝えても理解してもらえないときは、心が成長段階にあるためと考えて待つことも大切です。成長すれば、次第に落ち着いてくるかもしれませんよ。

「かして」に「いいよ」がいえないときは

子どもの気持ちを守って安心感や信頼感を

おもちゃの取り合いやケンカを避けるために「かして」「いいよ」の練習をしても、「まだ、おもちゃで遊びたい」という気持ちが強ければ、実際に「かして」といわれても「いいよ」と答えられない子もいますよね。

相手のママも一緒にいるときは、ママ同士の関係がぎくしゃくしてしまうので、「どうしてかしてあげないの?」「かしてあげなさい!」と我慢させて無理やりおもちゃを渡すこともあるかもしれません。

子どもが「もっと、このおもちゃで遊びたい」と思っているなら、「かして」に対して、「いいよ」だけでなく、「もう少し待ってね」という返事をしてもよいのだと伝える方法もあるでしょう。子どもの気持ちを守って、安心感や信頼感のあるサポートをしたいものですね。

親同士で申し訳ない気持ちを伝えよう

相手の子から「かして」と礼儀正しく声をかけられても、素直に「いいよ」といえないときは、親同士で申し訳ない気持ちになってしまうものです。子どものトラブルから親同士の言い争いや、気まずい関係に発展してしまうこともあるでしょう。

「かして」に「いいよ」がいえないときは、ママがフォローしておくことも大切かもしれません。「ごめんね、さっき遊び始めたから。もう少し経ってからでもいいかな?」や「上手にかしてっていえるね!後でじゅんばんこするね」などと相手の子どもに説明すると、わかりやすくて気持ちが伝わりますね。

ママにも「もう少し待ってくださいね」「まだ遊びたいみたいだから、終わったら声をかけますね」と気づかいの言葉をかけておきましょう。

優しい心を呼び起こす声かけで様子を見よう

「どうしておもちゃをかしてあげないの?」「はやくかしてあげなさい!」「おもちゃを使うときは、じゅんばんこね」など、いろいろな声かけをしても、子どもの心に響いてないと感じるとき、試してもらいたい言葉かけがあります。

それは、「〇〇くんはもう大きいから、遊ぶのが終わったらかしてあげられるよね」と、さりげなく声をかけておくのです。兄弟がいる場合は、「いつも弟に優しくしてくれてありがとうね!使い終わったら弟にかしてあげてね。じゅんばんこできるから、お兄ちゃんはやっぱりすごいね」と先に褒めておく方法なのです。

褒められると誰だって嬉しくなるものですよね。「もう、仕方ないなぁ」と自然に優しい気持ちになってゆくでしょう。

おもちゃの取り合いから得られることも!

幼児期は社会性を身につける大切な練習期間

幼児期は社会性を身につけるための大切な練習期間と考えましょう。おもちゃの取り合いで一歩も引かないワガママな態度でも、お友達のおもちゃを急に取りにいってしまっても、「どうしてわからないの?」ときつく叱らなくて大丈夫です。

おもちゃを取ってしまったときも、「このおもちゃを使いたかったんだね」と子どもの気持ちに寄り添うことが大切だと思います。おもちゃのかし借りが上手にできるかどうかは、子どもの性格や家庭環境の影響があるのかもしれません。

例えば、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる子なら、生まれたころから上の子の友達と遊ぶ機会が多くあると思います。年上の子と遊ぶことが多ければ、「かして」「いいよ」のやり取りにも慣れていることもありますよね。

おもちゃのかし借りが上手にできないからといって、心配しなくても大丈夫です。始めから、上手にコミュニケーションがとれる子はいないので、幼児期におもちゃの取り合いやケンカなどのトラブルがあれば、そのときが社会性を身につけるチャンスと思って、子どもが安心して練習できるような声かけをしましょう!

相手の気持ちに気づける有意義な学びの機会

おもちゃの取り合いやケンカなどのトラブルを経験すればするほど相手の気持ちがわかり、優しい人になれるものだと思います。トラブルに遭遇したときは、嫌な気持ちになったり、悲しい思いをしたりすることもあるでしょう。

友達のおもちゃを取ってしまうからといって、公園へも出かけず一人で家でばかり遊んでいたら、相手の気持ちを学ぶ機会も少なくなってしまいます。自分が嫌な思いをすると、「おもちゃを取ったら、悲しい気持ちになる」とわかり、「次からは、おもちゃを取るのはやめよう」という気持ちにもなるものです。

そのためには、おもちゃの取り合いになるような場所にあえて出かけることも大切です。幼児期は、たとえ失敗したとしてもみんなが、「まだ小さいから、失敗しても当たり前」と大目にみてくれる時期です。

トラブルになる前にママが未然に防いでしまうと、考えられない子どもになってしまいます。危険なときを除き、なるべく子ども同士の取り合いやもめごとは、ママが関わらないようにして、子どもが自分で社会性を身につけられるよう見守りたいものですね。

まとめ

子どもは興味があると「遊びたい」「触ってみたい」と思うでしょう。「うちの子は、ワガママな性格では?」と感じるママもいるかもしれませんが、子どもは好奇心旺盛なものです。

おもちゃの取り合いやケンカを通じて、相手の気持ちや、「かして」「いいよ」のコミュニケーション、「じゅんばんこ」に使うことを学んでいくでしょう。友達と遊ぶときは、すぐにルールを理解できない子もいますが、成長すればわかるようになってくるものです。

子どもの心に寄り添いながら、社会性が身につく声かけをしていきましょう。

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