子どもがおもちゃの取り合いでケンカ?対処法や上手に遊ぶ練習法
見守るのではなく大人の介入が必要なケンカ
つかみ合いやたたき合いが始まったら
小さい子どもでも、ケンカがエスカレートしてつかみ合いやたたき合いになってきているときは、取り返しのつかないけがをしてしまう恐れがあるので止めたほうがよいと思います。
子どもの手は柔らかいので、大丈夫だと思うかもしれませんが、子どもは叩くと危険な部分がわかっていない子も多いものです。目や心臓のあたりなど大切なところを攻撃してしまうかもしれません。
つかみ合いやたたき合いだけでなく、相手を否定するような言葉を使ったときも大人が入ったほうがよいと思います。子どもの心が傷つかないようにしたいですよね。
子どもが助けを求めているとき
年上の子といっても、お互いに物事の分別がついていない年齢なので、一方的に相手の子を責めるわけにもいきませんよね。悲しい思いをしないように、お互いのために、危険予測をすることも大切ですね。
同じような月齢でも、成長の個人差が大きい時期なので、力の差を感じることもあるでしょう。子どもが助けを求めていたら、助け舟を出すか、違う場所で遊ばせることも方法です。一方的な攻撃にならないように気をそらせましょう。
噛み付きの癖を持っているとき
子どもが噛み付く力は弱いイメージがあるかもしれませんが、赤ちゃんに指や授乳中に乳首を噛まれると、飛び上がるほど痛いものです。小さい子でも、あごの力は強そうですよね。
成長とともにさらに噛む力も強くなってゆくと思います。噛み付かれてしまうと、大きくなっても歯形が残ってしまうこともあるでしょう。また、ひどいときは病院にいかなければならなくなります。
噛み癖のある子とおもちゃのことでトラブルになったら、様子をみてすぐに引き離したほうが安全ですね。
お友達と上手に遊ぶためにママができること
「じゅんばんこ」を一緒に練習しよう
お友達とのちょっとしたトラブルはコミュニケーションの練習できるチャンスだとお伝えしましたが、パパやママに余裕があるときは、「じゅんばんこ」の練習をしてみてはいかがでしょうか?
家庭内で生活のことや遊びをするとき、わざと「じゅんばんこ」という言葉を使ってみましょう。食事の前の手洗いも、パパやママが先に洗い「じゅんばんこね。今、ママが手を洗っているからまっててね」と伝えるとよいですよ。
始めは理解できなくても、続けていると「じゅんばんこ!」と真似してくれるようになるでしょう。
「かして」「いいよ」を親子間で体験
家庭内で練習するときは、子どものお気に入りの物は避けることがポイントです。眠たいときや空腹時を避け、小さいハンカチや小物を渡し、「かして」と声をかけてみましょう。
渡してくれたら、「ありがとう!かしてもらえてママは嬉しい!」という気持ちを伝えるようにするのです。いろいろなもので繰り返しているうちに、使いたいものは「かして」と声をかければ大丈夫ということや、「かしてあげると喜んでもらえる」とわかるようになってきます。
子どもが「かして」といえたら、「いいよ」と答えましょう。徐々に物のかし借りにも慣れてきますよ。
子どもの居場所はママも一緒に探して
人見知りが激しい原因はいろいろあると思いますが、ママの影響も少しはあるかもしれませんね。ママが人づきあいを苦手に感じているなら、思い切って子どもと一緒に友達を見つけてみてはいかがでしょうか?
同じ年齢の子どもを持つママなら、会話のネタはたくさんあります。共感してもらえて、悩みが解消することだってあると思います。
ママ友との付き合いが苦手なら、ママも子どもたちと一緒に遊ぶのがおすすめ。子どものおもちゃは意外と大人が遊んでも楽しいものですよ。ママが一緒なら子どもも安心して遊びだすでしょう。
おもちゃを取る行為を繰り返す子への対処法
叱らずに解決策をきちんと伝える
でも遊びにいくたび、お友達のおもちゃを全部取ってしまったら、ママは恥ずかしくて困ってしまいますよね。「やめなさい!」「よくばりなことしないの!」と叱ってしまうこともあるのではないでしょうか?
そんなときは叱ったり、「うちの子だけ、どうして…」と心配したりしなくても大丈夫です。叱らずに解決策をきちんと伝えるようにしましょう。
「楽しそうなおもちゃだね」と共感した後で、「お友達も使いたいと思っているよ。順番に遊ぼうね」とお友達と仲よく遊ぶ方法を伝えるように心がけましょう。