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子どもがおもちゃの取り合いでケンカ?対処法や上手に遊ぶ練習法

子どもがおもちゃの取り合いでケンカ?対処法や上手に遊ぶ練習法

取り合うという行為は見守っていればOK

おもちゃの取り合いが始まると、どちらも譲らなければ、ケンカに発展してしまうこともあると思います。取り合いがエスカレートして、泣いたり、相手を泣かせてしまったりすることもあるかもしれません。

自分の子どもが泣かされたり、相手を泣かせてしまったりすると、びっくりして叱ってしまうこともあるかもしれませんね。1歳半~2歳ごろは、かし借りがうまくできない時期なのだと思っておくと、ママも気持ちにも余裕ができますよ。

取り合いから我慢する気持ちや譲り合うことを学んでゆくので、危険でない限りは近くで見守っていれば大丈夫です。心配していても、いつの間にか仲よく遊んでいることもあり、子どもの成長が見られて感動するでしょう。

ママが子どもの気持ちを代弁して

先ほどもお話ししましたが、2歳前後は、お気に入りのおもちゃで1人遊びを楽しむこともできる年齢です。ままごとでおもちゃをハンバーグや野菜などに見たて、並べて遊ぶ姿はかわいいものですね。

遊んでいるものを、ほかの子から急に取られたらびっくりして、怒ってしまうこともあるでしょう。お互いにまだ、言葉がうまく話せないときは「これをかして欲しいんだって」と相手の子の気持ちを代弁し、「かしてあげられる?」と聞いてあげると落ち着くでしょう。

「今、遊んでいるからかせないんだって。ごめんね」などと相手が納得するように代弁し、かしてあげられたときは、「優しいね」「ありがとう」など、寄り添った言葉を伝えるようにしましょう。

おもちゃの取り合い対処法【3歳〜4歳】

我慢や許容など社会性を身に付けていく時期

3歳~4歳ごろは、ちょうどイヤイヤ期で感情のコントロールも難しい時期です。自分の意思を曲げず、子育てしづらいと感じることも多くなるでしょう。

しかし、我慢ができる年齢になってくるので、自分が欲しいと思うものが全て手に入るわけではないとわかってくる年齢でもあります。おもちゃの取り合いやケンカを通じて、相手にも自分と同じように気持ちがあることを、やっと理解し始めるでしょう。

おもちゃの奪い合いになって相手が泣くと、悪いことをしたと気づいて「ごめんね」とあやまる子もでてきます。「いいよ」と相手を許すことができると、子どもの成長を感じて胸が熱くなる場面もあるでしょう。

お友達と一緒に遊ぶ時間も増え、社会性を身につけてゆくのです。

相手の気持ちを聞いて解決策を見つける

4歳ごろになると、「かして」の代わりに「使っていい?」と聞くこともできるようになるでしょう。お友達が使っているおもちゃを借りたいと思うとき、借りられるかどうかは相手の気持ち次第なときもありますね。

「かして」と一方的に自分の要求を伝えるのではなく、相手を気づかって「使っていい?」と聞くことができるようになるのです。これは、相手の気持ちが考えられるようになってきたサインですね。ケンカになるとお互い嫌な思いをするので、トラブルにならない方法を子どもなりに探しているのかもしれません。

ダメと断られたら、「後でかしてね」と自分の気持ちを伝えることもできるでしょう。相手の気持ちを考えて解決策を見つけることができるようになるのですね。

うまく言葉にできないときはヒントを出そう

言葉の発達には個人差がありますね。3~4歳でも感情をうまく言葉にできない子もいると思います。お友達とおもちゃの取り合いになり、とっさに言葉が出ないときはママがサポートしてあげるとよいでしょう。

しかし、ママが子どもの代わりにいいたいことを伝えてしまうと、子どもが話したい気持ちがあっても自分の言葉で伝えることができなくなってしまいます。

子どもをサポートするときは、「どうしたいの?」「かして欲しいの?」と寄り添った声かけや、「かして欲しいときは、なんていうんだったかな?」と答えはいわずヒントを出すように心がけましょう。

3~4歳は幼稚園に通い始める時期なので、自分で考えたり、自分で決めたりすることを大切にしたいですね。

おもちゃの取り合いからケンカになったら

子どものペースや思いを優先して見守ろう

前にも簡単にお話ししましたが、おもちゃを取り合い始めたら、まずは子どもの思いを優先して見守りましょう。自分の気持ちを我慢して、お友達を優先させてしまうと、将来自分の意思を伝えられない子になってしまうこともあります。

ケンカになったら子どものペースを大切にして、見守るよう心がけましょう。子どもは兄弟や友達とケンカをするうちに、「かしてもらえないなら、違うもので遊ぼうかな」と自分で折り合いをつけるようになってゆくものです。

ママが間に入れば簡単に解決することかもしれませんが、見守りながら放っておくことも、子どものためになる場合があります。ケンカが始まったからといって慌てず、まずは子どもの気持ちに寄り添って見守りましょう。

頃合をみてお互いの言い分を両方から聞こう

様子をみていてもケンカがおさまらない場合は頃合いをみてお互いの言い分を両方から聞いてみましょう。「どうしたの?」と声をかけると、子どもは気持ちをわかってくれそうだと感じて安心するでしょう。

「二人ともこのおもちゃが使いたいの?」「それでどうなったの?」などと二人の言い分を聞くことがポイント。子どもは自分の要求や気持ちを話せると、次第に落ち着いてくるものです。一人だけでなくお互いの思いに寄り添って、ケンカの理由を聞いてみましょう。

その上で、「〇〇したかったんだね」「それはいやだったね」「二人ともこれが使いたいんだね」「困ったね」など共感する言葉を続けると、さらに安心すると思います。お互いの思いを尊重する声かけをしましょう。

子ども自身でどうするか考えてもらう

前にもお伝えしましたが、おもちゃの取り合いなどでケンカが始まったら、まずは子どもに任せてみることが大切です。相手の気持ちと自分の思いがあるため、「何でも自分の思い通りにならない」ことを学ぶチャンスと思って心配しすぎないようにしましょう。

危険だと感じるトラブルのときはママが間に入ったほうが安全ですが、基本的には、子ども自身でどう解決するか考えてもらうことが大切になります。小さいときから、自分で考える習慣をつけておくことは大事なことです。

年齢が低いときは、子どもだけで仲直りするのは難しいと思いますが、すぐにママが分け入って仲裁するのではなく、まずは状況を見守り、解決方法を子どもが考えられる環境を作りましょう。
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