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キルギス共和国で産んで育てたママの告白。海外での出産奮闘記

キルギス共和国で産んで育てたママの告白。海外での出産奮闘記

赤ちゃんのおしゃぶりの正体

赤ちゃん用のおしゃぶりはシリコン製や歯並びに影響がないものなど、今ではたくさんの種類がありますね。長女はおしゃぶりを拒否するタイプの子でしたが、次女は大好きだったのでお世話になりました。

その姿を見て、パパが「昔キルギス人が使っていたおしゃぶりはなんだか分かるか?」と聞いてきました。知る由もないので答えを聞きましたが、なんとその答えは「羊のお尻の脂肪」だということです。

羊はキルギスではもっとも身近な家畜ですが、まさかおしゃぶりにも加工するとは思いませんでした。羊のお尻の脂肪を茹でて紐を通して赤ちゃんに吸わせるのだそうです。万が一飲み込んだらひもを引っ張り取り出します。

遊牧民の知恵というか、お腹も強くなりそうですね。

時代の流れで変わるキルギスの育児

2人の姉妹の妊娠、出産を経て感じたことは、変わりゆく経済、変わりゆく文化といったところでしょうか。長女のときは生まれてすぐから脚をぴんと伸ばしたおひなまきにされていましたが、次女のときには「股関節に悪いのでやるな」と医師に言われました。

あれだけ高かったおむつも、今では日本と同じような価格で買うことができます(それでも物価が違うので高いですが)。街並みがどんどん変わっていくように、キルギスに住む人の考え方も経済状況も大幅に変わってきているようです。

新しいものがたくさんキルギスに入ってきていますが、もしかしたらそれは私がキルギスの首都に住んでいるから感じることかもしれません。田舎の方にいけば、昔ながらの育児を続けているママもいるのかもしれませんね。

まとめ

海外で子どもを産むには、それなりの覚悟が必要です。特にキルギスのような発展途上国では困ったを通り越して笑ってしまうことも多々あります。

キルギス在住のほとんどの外国人は母国に帰って産みます。私にその選択肢がなかったかといえばそうではありませんが、何ごとも経験ですよね。それに、日本で産むとなると物理的にも精神的にもキルギスに帰ってくるのは一苦労です。

結果、キルギスで貴重な経験ができ、こうして多くのママに体験談として読んでもらうことができればこれほど嬉しいことはありません。
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