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4歳の息子と雛人形を作ってみた!男の子でも楽しめる紙コップのお雛様

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ひな祭りは女の子だけのお祝いなの?

ひな祭りは子どもの健やかな成長を願う日

息子が3歳になったばかりのころ、「きれいね。欲しいなぁ」と言って指さしたものは雛人形でした。「これは女の子のお祝いのときに飾るものなのよ」と説明したところ、「なんで女の子だけなの?」と質問され、答えに困ってしまいました。

後日、雛祭りについていろいろ調べてみたところ、その由来は「ひいな遊び」というおままごとのような遊びや、厄払いをおこなう「上巳(じょうし)の節句」ということがわかりました。

雛人形は、両親が「我が子が成人まで健康でいられますように」という願いを込めて、厄払いのために作られていた人形が変化したものなのだそうです。現代では雛祭りは女の子の節句として知られていますが、当時は男女関係なく、子どもの健やかな成長を願うためのものだったのです。

ひな祭りが女の子のお祝いになった理由

ひな祭りの原型である「上巳の節句」が女の子のお祝いの日として定められたのは、江戸時代以降のことです。それまでは男の子も女の子も厄払いをする日とされていましたが、すでに5月5日の端午の節句という男の子をお祝いする日が定められていたので、それに対比してこちらは女の子のお祝いの日とされ、日付も3月3日と決められたのだそうです。

この話を息子にしたところ、それまでは「女の子は雛人形があっていいなぁ」と羨ましそうに言っていたのに、男の子のお祝いの日のほうが先に定められていたということが嬉しかったのか、「女の子のお祝いが無かったら可哀想だよ!」と意見を変え、それ以来うらやましがることもなくなりました。

しかし、子どもの健やかな成長を願う親の気持ちは男の子のママも女の子のママも変わりませんね。たとえ男の子だけの家庭であっても、無病息災を願って雛祭りのお祝いをするというのもよいのかもしれません。

親子で日本の文化に触れるよい機会に

息子と一緒に雛人形を作るのは、今年で3回目です。まもなく5歳のお誕生日を迎える息子ですが、雛人形が欲しいという気持ちはいまだに変わらないようで、自分で作ったものを嬉しそうにお部屋に飾っていました。

我が家では、季節の行事に関する工作をする際には、その行事の由来や習わしについて話すことにしています。息子が生まれる前までは、日本の文化についてそれほど深く考えたことがありませんでしたが、「なぜひな祭りには雛人形を飾るの?」とか「なぜ女の子のお祝いなの?」といった息子からの質問で、私自身も「なぜだろう?」と疑問に思って調べることが増えました。

日本の文化や風習というものに触れる機会が減っている現代だからこそ、親子でこういった時間を設けるというのもよいものではないでしょうか。

まとめ

これまでは親子で一対の雛人形を作っていたのですが、今年は息子が「ママお手伝いしないで!一人で作るから」と言うので、親子で一対ずつ作ってみました。親子で工作をしていると、ふとした瞬間に子どもの成長を実感できるので、忙しかったり面倒に感じてしまったりすることもありますが、できるだけこの貴重な時間は確保していきたいと思っています。

今回ご紹介した雛人形のなかで作った蛇腹は、さまざまなものに代用できます。ぜひ動くおもちゃをなどを作る際にも活用してくださいね。
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