クリアファイルで作る簡単マスクケース。マスクを衛生的に携帯しよう
マスクについての豆知識
咳やくしゃみがあるときほどマスクが必要
感染症にかかった人が、咳やくしゃみをしたときに出るウイルスや細菌を含んだしぶき(水滴)には数メートル先まで飛んでいきますから、咳やくしゃみをする際にハンカチや袖の内側で口元をガードしたり、マスクを付けていればしぶきの拡散量や距離を減らすことができます。症状のある人が周囲に「うつさない」ために行うのが「咳エチケット」です。
そのため咳やくしゃみ、発熱といった感染症状があるときにこそ、周囲への配慮としてマスクを使って欲しいのです。
新型コロナウイルス感染症は正しい手洗いで予防しよう!歌で楽しく習慣化 - teniteo[テニテオ]
今や世界的な流行が深刻な問題となっている新型コロナウイルス感染症。厚生労働省によると、おもな感染経路として接触感染と飛沫感染とされており、感染予防策として「手洗い(アルコール消毒を含む)」と「咳エチケット」が重要とされています。今回は小さな子どもと楽しみながら実践できる正しい手洗いの方法を紹介します。
「マスクをしたら安心」という訳ではない
ただし、ここで一つ知っておいて欲しいことが「無症状の人がマスクを付けることで飛沫を吸い込むことを予防する効果はあまりない(※)」という事実です。つまり「マスクをしたら安心」という訳ではないのです。
とは言え、もしウイルスや細菌が鼻や口の粘膜から侵入しようとしても、粘膜のバリア機能が正常に働いていれば、ここでウイルスや細菌の侵入をブロックしてくれます。粘膜は乾燥するとバリア機能が低下しますから、マスクをすることで鼻や口の粘膜の乾燥を防ぐことは一つの有効な方法です。
ウイルスや細菌が付着した箇所に触れた手で鼻や口を無意識に触ってしまい接触感染する機会を減らすという意味でも、無症状の人が自衛のためにマスクをつけることは必ずしも無意味ではないのかな、と個人的には考えます。
マスクの外し方と使用済みマスクの扱い方
まず、使い捨てマスクを外すときは以下の手順で外します。
1. 外す際はマスク表面には触れず、ゴム紐を持って外す
2. 外したマスクはビニール袋に入れて密封するか、蓋つきのゴミ箱に捨てる
3. マスクを外した手で目・鼻・口に触れないように注意し、すぐに石鹸で十分に手を洗う
使い捨てではない布マスクでも外し方は同様ですが、一度使用したマスクは毎回洗濯用洗剤で押し洗いし、清潔を保つようにしてください。
以下の経済産業省の動画では、布マスクの洗い方についてわかりやすく紹介されていますので、参考になりますよ。
経済産業省「布マスクをご利用のみなさまへ」
おわりに
毎日なかなかマスクを手放せない状況も大変ですが、そんな生活の中でも少しでも気持ちが前向きになれるようなグッズの一つの仲間に入れてもらえたら嬉しいです。
マスクも医療機関や社会福祉施設など、本当に必要としている場所に優先的に行き渡るようにお互いに譲り合いながら、一日でも早くこの新型コロナウイルス感染症のパンデミックが収束へ向かってくれることを願っています。