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新型コロナウイルス感染症は正しい手洗いで予防しよう!歌で楽しく習慣化

新型コロナウイルス感染症は正しい手洗いで予防しよう!歌で楽しく習慣化

知っておきたい手洗いの基礎知識

洗い残しが多いのはこんな場所

手洗いを効果的に行うには、どんな部分に洗い残しが多いのか?ということを知っておくことも大切です。

洗い残しが多い部分としては、
・親指の手甲側
・指先(爪側~指の腹側まで)
・手の甲側全体
・手の平のしわの部分
・指の側面と指間   などがあります。

人にはそれぞれ手の洗い方にも癖がありますから、洗い残し部分も個人差はあるとは思いますが一般的に洗い残しが多い部分を知って、その部分を意識的に念入りに洗うことで手に付着した菌やウイルスをより少なくすることができます。

手洗い後は清潔なタオルで拭こう

手洗いの後は、清潔なタオルで手の水分をきちんと拭き取ることもポイントです。

新型コロナウイルスに限らず、菌やウイルスは手の水分を拭き取る過程でも手→タオルに移行しますから、できれば家族間でもタオルの共用は避けたいところです。また、手を拭いて湿った状態のタオルは菌やウイルスが繁殖しますので、乾いた清潔なタオルで手を拭くようにしましょう。

我が家では新型コロナウイルス感染症が流行し始めてからは、ペーパータオルで手を拭いています。とはいっても、水道のある箇所すべてにペーパータオルを置くのは大変なので普通のタオルも併用していますが、ハンドタオルサイズ(30cm×30cmくらい)のタオルをたくさん準備し、タオルが湿るたびに1日何度も交換するようにしています。

そして、流水と石鹸での手洗い後にアルコール消毒を行うのであれば、手の水分を十分に拭き取ったここのタイミングで行います。手に水分が残った状態で消毒を行うと、水分で消毒液の濃度が薄めってしまい効果が半減しますので、アルコール消毒は乾燥した手で行うことが大切です。

手洗いと同時に保湿も忘れずに

一日にハンドソープを使って何度も手を洗うと、手肌の乾燥や手荒れが気になるという人も多いのではないでしょうか?

石鹸やハンドソープは皮膚の水分や油脂分を奪いますから、手を洗う回数が多ければ多いほど肌は乾燥し、肌のバリア機能は低下して手荒れへとつながってしまいます。手荒れはピリピリした痛みや痒みを伴うばかりでなく、皮膚表面にできたひび割れや小さな傷から菌やウイルスの侵入を許してしまうことにもつながるため、こまめにハンドクリームなどで保湿してくださいね。

ハンドクリームやローションなどの保湿剤は汚れた手に使用すると、菌やウイルスを塗り拡げてしまうことにもつながるので、かならず洗った後の清潔な手につけるようにするとよいですよ。

「咳エチケット」ってどんなこと?

咳やくしゃみをしたときに鼻や口から出るしぶき(水滴)は最大で2~3m離れた距離まで飛ぶことがわかっています。しぶきの中には鼻や口の粘膜に付着した菌やウイルスが混じっていることもありますから、それらを周囲にばらまかないようにするのが「咳エチケット」です。

具体的には、熱や咳・くしゃみといった感染症状があるときには以下のようにします。

ここで大切なのが、咳やくしゃみといった症状がある人ほど、マスクをして欲しいという点です。

一般に市販されているサージカルマスクや布製マスクはフィルターや布地の目>ウイルスの大きさなので、マスクをすることだけでウイルスの侵入を完全に防ぐことができません。ただ咳やくしゃみの症状のある人がマスクやハンカチ越しに咳やくしゃみをすることで、飛散する飛沫の量はずいぶん減らすことができます。

自分が感染症にかからないように手洗いなどで予防することは、もちろん大切ですが、周囲の人にうつさないための一人一人の配慮が大切です。

子どもには言葉だけで説明しても、なかなか分かりにくいこともありますから、咳エチケットのポスターを目のつくところに貼って、普段から真似っこ遊びしながら動作を覚えるのもおすすめです。

実際に我が家でも、ある日突然娘が咳をするときに袖の内側で押さえる仕草をし始めたので、「(教えた覚えがないのに)それ、どこで覚えたの?」と聞いてみたら、「保育園貼ってたポスターの絵を真似してるの」という返答が。

保育園の掲示板には確かに以下で紹介している厚生労働省の「進撃の咳エチケット」のポスターが貼ってあり、最初みたときには「このシュールの絵柄は小さい子にウケるんだろうか…」と思っていましたが、視覚的な効果というのは絶大なんだなと実感しました。

まとめ

連日新型コロナウイルス関連の報道が続き、世間では消毒用アルコールやマスクなどの品薄状態もあって、小さな子を持つママやパパは「我が子や自分たちの身をどう守ればいいのだろう」と不安な日々を過ごされていることと思います。

たとえアルコール消毒液が入手できなくても、正しい手洗いを実践することで、手の表面についた菌やウイルスはかなりの確率で減らすことが可能です。

こんなときだからこそ、一番身近な感染予防である「手洗い」の方法を少し見直して、親子で楽しく正しい手洗いを実践していただけたら嬉しいです。
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