子どものしつけに習い事は効果あり?習い事のメリットと種類を知ろう
「子どもにしつけをするにあたり、何かよい習い事はないかな」と考えるママも多いでしょう。しかしどのような習い事がよいのか、迷ってしまいますよね。そこで今回は、しつけが期待できる習い事のメリットと大きく3種類に分けられる習い事の種類、習い事をするにあたり大事にしたいポイントなどについてお話しします。
しつけが期待できる習い事のメリット
挨拶など礼儀や作法を学び習慣化する
習い事をすると時間が決まっているので、先生や同じ教室で学ぶ友だちに迷惑をかけないように時間どおりに到着しなければなりません。また、教室内では友だちとおしゃべりをしない、騒がないなどのルールが学べます。
さらに教室についたら先生や友だちに挨拶をするといった礼儀を身につけていくはずです。毎週同じ時間に通うことにより、礼儀や作法を習慣化できますね。
今まではなかなか挨拶ができなかった子どもでも、習い事を通して自然と挨拶の言葉を口にできるようになるかもしれません。
先生やほかの人との関わりで社会性を育める
先生というママやパパ以外の大人と関わり、友だちと一定時間ともに過ごすことにより子どもの社会性が育めるのは大きなポイントです。
特にまだ保育園や幼稚園へ入園する前の子どもの場合、ママやパパ以外の大人との接点が少ない上に集団生活に慣れていないので、どうしても人間関係が限定されてしまいます。習い事を始めると、子どもの世界もぐんと広がりますよ。
また、すでに通園している子どもの場合でも、園の先生や友だちとは違った感性を持つ人たちとの交流を育めるので、社会の多様性を学べるでしょう。
集中力や忍耐力など精神面での成長がある
習い事をすると毎週決められたある一定時間、一つのことに集中して取り組む習慣が身につきます。最初は先生の話を最後まで聞けなかったり、席を立ってソワソワしてしまったりすることもあるでしょう。しかし回数を重ねるごとに、周りの友だちからの影響も受けて自然と集中力がアップしていきますよ。
また、習い事をすると定期的に発表会や試合、展示会などがあるでしょう。こういった具体的な目標に向けてコツコツと努力する忍耐力が身につくのも嬉しいメリットです。
習い事の種類は大きく分けて3種類
水泳やダンスなどの「スポーツ系」
スポーツ系の習い事で子どもたちに人気があるのは水泳です。小学校に入ると水泳の授業がある学校も多いですし、できるだけ早いうちから泳ぎを覚えてほしいですよね。
最近では、ダンスを習っている子どもも多いようです。昔から人気のあるバレエはもちろん、リズムのよい音楽に合わせて踊るヒップホップダンスも大人気ですよね。小さいころから始めれば、自然とリズム感もよくなるでしょう。
団体で楽しむスポーツとして、サッカーや野球に興味がある子どももいるかもしれません。チームプレーをすることにより、仲間と力を合わせて一つの目標に向かうという経験ができます。
ピアノや習字などの「文化系」
ピアノは楽譜を見ながら鍵盤に合わせて指を動かさなければならないので、自然と集中力も高まります。発表会やコンクールに向けて暗譜するときもあるでしょう。
背筋を伸ばし、筆を動かしながら「とめ」や「はらい」に注意する習字も、子どもの集中力を鍛えるのにぴったりの習い事です。
子どもに日本の伝統文化を学んでほしいのであれば、茶道もおすすめですよ。茶道であれば、畳の上での歩き方やふすまの開け方、着物の着付けなどといった伝統文化全般に触れられます。幼いころから伝統文化を習得するのもよいですね。
英会話や幼児教室などの「お勉強系」
幼児教室は、教室ごとに方針や内容が変わってくるので、子どもが楽しく学べるところを選びたいですね。幼児教室によっては英語教育に力を入れているところもあるようですよ。
2020年より、小学校3年生からの英語教育が義務となりました。それに備え、就学前から英語を学び始める子どもも増えてきています。外国語は早いうちから学ぶ方がきれいな発音が身につくともいいますよね。
お勉強系の習い事はママが熱心になりがちですが、通うのは子ども本人なので、子どもが楽しめる教室を見つけたいですね。
習い事をするにあたり大事にしたいポイント
子どものやりたい気持ちを優先しよう
また、子どもが「これ習いたい」と言っても、ママが乗り気になれないこともあるでしょう。しかしまずは子どものやりたい気持ちを優先したいですね。
まずは体験教室などに参加し、子どもが習いたいのであれば学期ごとに申し込むのもよいかもしれません。続けられるようなら、翌年から年一括払いをするという選択もあります。
子どもがあまり興味を持てない習い事を無理にさせると、途中で「やっぱりやめたい」とぐずるケースもあります。子どもが楽しめる習い事を選びたいですね。