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産後の不安感から抜け出せる?試してみたい産後うつの対処法

産後の不安感から抜け出せる?試してみたい産後うつの対処法

待ちに待った我が子の誕生。赤ちゃんとやっと会えて、ママはとても幸せいっぱいですよね。しかし中には、「私に子育てができるだろうか」と不安になったり、理由もなく涙がこぼれたりするママもいるのではないでしょうか?産後どうして不安な気持ちになるの?解決する方法はある?産後うつの対処法をまとめてみました。

産後の不安感の原因って何だろう

ホルモンバランスの変化による影響

妊娠中、ママの体の中では赤ちゃんが元気に育つように、エストロゲンとプロゲステロンというホルモンが大量に分泌されています。

特にプロゲステロンは、子宮内膜を厚くし着床を助けたり、子宮の収縮をおさえて流産のリスクから守ったりと、妊娠初期からママの体にとってとても大切なホルモンです。

ところが出産すると、子宮を収縮させる「オキシトシン」と、排卵を抑制し母乳の出を促進する「プロラクチン」というホルモンが大量に分泌されるようになります。

妊娠中と産後、急激にこれらのホルモンの分泌が変化することによって、ママは理由もなく不安になったり、泣きたくなったりするそうです。

ママは自分の変化に戸惑いますが、ホルモンの影響もあるので安心してくださいね。

メンタルの既往や環境的な要因

産後のうつには、ママのメンタル面で今までにかかった病気も、影響することがあるようです。うつにかかったことのある人や、拒食症、過食症を経験したことのある人は、うつになる可能性が高いと考えられています。

また出産すると、ママをとりまく環境や人間関係は、大きく変化します。その変化が原因で、うつを引き起こす場合もあります。

産後ママの体は安静が必要です。しかし上の子がいて、思うように休むことができないかもしれません。おっぱいが切れて授乳が辛いかもしれません。

元気なときは自分で対処できるストレスも、ママの体のあちこちが弱っていることにより、不安な気持ちを増幅させ、産後うつの原因になることがあるようです。

陥りやすい睡眠不足からの影響

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ昼と夜の区別がつきません。赤ちゃんが泣くと昼夜関係なく、おむつを替えたり、授乳やミルクをあげたり、ほとんどのママは産後、睡眠不足になるのではないでしょうか?

実は、睡眠不足から産後うつを引き起こしてしまうこともあるようなのです。

妊娠をしていないときでも、人間の体は寝不足になると、体にさまざまな影響が出てきます。イライラしたり、自分に自信がなくなったり、感情のコントロールもうまくできなくなります。ママが産後、急に涙が出るのはこのためだったのですね。

このように産後の不安感はママの体の中のホルモンや睡眠不足が影響しています。ママがわるいわけではないので、自分を責めたりしないでくださいね。

産後うつの特徴的な症状や時期って?

どういうママが産後うつになりやすいの?

ママの中には色々な性格の方がいらっしゃると思います。

明るい人、優しい人、マイペースな方など。中でも完璧主義の方は産後うつになりやすいといわれています。「赤ちゃんのお世話を完璧にやらなければならない」もしくは「育児をしながら家事も完璧にしないといけない」というママの強い思いが、ママ自身を追いこんでしまうこともあるようです。

そのほかにも

・人になかなか頼みごとをいえない方
・他人がどう考えているかとても気にする方
・自分なりの息抜きの方法がない方

このような方は、産後うつになりやすいと考えられています。

産後うつは、出産したママの10人に1人の割合で起こっているというデータもあります。とても多いですよね。

精神的、身体的症状はどんなものなの?

実際に産後うつになると、どのような症状が出てくるのでしょうか?

【表れやすい精神的症状】

・イライラ感が消えない
・常に不安を感じる
・〇〇をしようという意欲がなくなる
・無関心になる
・楽しいと思うことができない

うつ病というと、心に症状が出ると思いがちですが、精神的な症状だけでなく、身体的症状も出てきます。

【表れやすい身体的症状】

・眠れなくなる
・食欲がなくなる
・常に体がだるくて動きたくない
・頭痛や下痢
・動悸や息切れを感じる
・物忘れがひどくなる

長く続く心や体の不調により、生きるのが辛いと思うようになる方もいるようです。頭ではどうにかしないとと思っていても心がついていかない状態です。

不安感はどのくらい続くの?

産後うつを経験したママの1人は、真っ暗なトンネルの中をさまよっているような気分だった、とおっしゃっていました。

産後うつの多くは、出産してから1カ月ほどたった頃に発症しやすいといわれています。ちょうど産後、里帰りしていたママが自宅に帰ってくる頃でしょうか。実家にいるときは、しなくてよかった家事もママがすることになります。ママの負担が一気に増えたときに産後うつを発症するママが多いようです。

この不安感は個人差があり、数カ月で治ったという方もいれば、1年ほど続いた方もいます。中には2~3年続いた人もいるそうです。

産後うつは、適切なカウンセリングと薬を服用することで、早期に治る傾向があるようです。

産後に起こる不安な障害をうまく克服しよう

アロマでホルモンバランスが整う!

産後うつの原因の一つとしてホルモンバランスの乱れがあげられます。そのホルモンの乱れを整え、産後うつからくる様々な不快な症状を解消してくれるものが「アロマオイル」です。

【産後うつに効果のあるアロマオイル】

・ラベンダー
・ジャスミン
・イランイラン
・ゼラニウム 
など

どれも耳にしたことのある名前ではないでしょうか。マッサージすると、とてもリラックスできます。時間の取れないママはにおいを嗅ぐだけでも効果がありますよ。

アロマオイルにはたくさんの種類がありますが、すべてのオイルが産後うつに効果的とは限りません。中には産後使わない方がよいオイルもあるので、事前にオイルの特徴を調べてから使うようにするとよいですね。
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