出産祝いのご祝儀を用意しよう!金額相場やマナーと使えるご祝儀袋
親戚や友人に赤ちゃんが産まれたら、お祝いの気持ちとしてご祝儀を渡しますね。では、ご祝儀は正確にはいくら渡すものなのでしょうか。そして、どうやって渡したら失礼がないのでしょうか。今回は、ご祝儀の金額の相場と渡し方のマナー、もらって嬉しい素敵なご祝儀袋について紹介します。
目次
- 出産祝いのご祝儀っていくら包めばよいの?
- 相手との関係で変わるご祝儀の金額
- ママのきょうだいに贈る出産祝いの金額相場
- 双子や2人目以降の出産祝いの金額相場
- ご祝儀袋の書き方や贈るタイミングは?
- ご祝儀袋の表書きと中袋の書き方
- 向きに気をつけたいお札の包み方と入れ方
- ご祝儀を贈るタイミングと訪問時のマナー
- 受け取った後も使える、出産祝いのご祝儀袋
- ガーゼハンカチとして使えるご祝儀袋
- 赤ちゃんのスタイになるご祝儀袋
- 手ぬぐいや風呂敷に変わるご祝儀袋
- ご祝儀と一緒に渡すプレセントのアイデア
- 衣類や消耗品などの赤ちゃんグッズ
- 出産を頑張ったママへのご褒美グッズ
- 赤ちゃんのきょうだいも使えるものを選ぶ
- まとめ
出産祝いのご祝儀っていくら包めばよいの?
相手との関係で変わるご祝儀の金額
親戚なら10,000~30,000円ほど、とても親しい親友なら10,000円ほど、それ以外の友人や知人なら5,000~10,000円ほど、職場の同僚なら3,000~5,000円ほど、ご近所なら3,000円ほどが一般的な相場です。
また、贈る側である自分の年齢が20~30代なら5,000円ほど、40~50代なら10,000円ほどというように、年代も相場に関係してきます。
相手と個人的なお付き合いがあるのかなどの親しさの度合いや、立場などによっては少し多めに贈ることもあるので、相場は人それぞれ違うともいえるでしょう。
ママのきょうだいに贈る出産祝いの金額相場
贈る側が20代独身なら5,000円、30代以上独身なら10,000円、20代既婚者なら10,000円、30代以上既婚者なら30,000円が相場の目安となっています。
また、自分が先に出産していた場合、きょうだいからもらった出産祝いの金額と同額程度にするのがマナーです。
仲のよいきょうだいであれば、たくさんお祝いを包みたい気持ちになるかもしれませんが、あまりに大金だと義理のきょうだいに余計な気を遣わせてしまうかもしれません。またお返しのこともありますから、無理のない金額がよいようです。
双子や2人目以降の出産祝いの金額相場
産まれた順番が違うだけで同じ大切な赤ちゃんなのに、金額が上の子より減っていたら、お祝いの気持ちも減ってしまったように感じるのかもしれませんね。
双子の場合、お祝いも2人分贈るのがマナーとされています。相場は1人分の1.5~2倍と考えてよいでしょう。
きょうだいの子など親しい間柄であれば2倍で渡してもよいですが、金額を増やすとそれだけ相手にお返しの負担をかけることにもなります。相手が友人であれば1.5倍のほうがお互いにとって負担が少なく済むかもしれませんね。
また地域によっては双子でも1人分の金額を包むところもあるようです。
ご祝儀袋の書き方や贈るタイミングは?
ご祝儀袋の表書きと中袋の書き方
水引の下の段には自分のフルネームを、上の段の名目より少し小さく書きます。夫婦で連名の場合は、中央にパパの氏名を書き、その左側にパパの名前の位置にそろえてママの名前を書きましょう。
連名は最大でも3名が限度ですから、職場などでまとめて渡す場合は、中央に代表者の氏名を書き、その左側に「外一同」と書き添えます。そして全員の氏名を書いた紙を、中包みに同封しましょう。
中袋は表面中央に「金額」を、裏面左下に「住所と氏名」を書きます。金額は「金〇萬円」で、数字は「壱、弐、参」のような旧字体を用いるのが正式です。
向きに気をつけたいお札の包み方と入れ方
祝儀袋の上包みの包み方は、中袋を上包みの中央へ置き、上包みと中袋とお札のすべての表の面が揃うように入れましょう。
特に注意したいのが、裏の折り返し部分の重ね方です。上の折に下の折を重ねるように包みます。これには「幸せは上を向く」「喜びを受け止める」などの意味があるため、出産祝いに限らず、お祝いごとの場合はすべてこの重ね方です。
反対に重ねてしまうと、お悔やみごとのときに渡す「不祝儀袋」になってしまいますので、気をつけてくださいね。
ご祝儀を贈るタイミングと訪問時のマナー
早く渡したい気持ちになるかもしれませんが、産後の入院中は体を回復させたり、赤ちゃんのお世話が始まったりなどで大変なときです。退院して落ち着いたころに渡すようにしましょう。
ただし生後1カ月を過ぎると相手方が内祝いの準備を始めることが多いため、あまり遅すぎるのも考えものです。
訪問する場合は、生後2~3週間のあたりで、必ず相手方に連絡をとりましょう。いきなりの訪問はNGです。また赤ちゃんとお母さんの体調を考え、訪問時間は短めにしてくださいね。