出産を控えたママにルイボスティー。体への効果や飲み方のポイント
ルイボスティーの正しい上手な飲み方
1日にどれくらい飲めばよいの?
薬ではないので、「絶対」という決まった量はありません。しかしあまり少ないと効果が実感しにくくなりますし、多すぎるとルイボスティーにも利尿作用がありますので、「なんだかトイレが近くて困る」なんてことになるかもしれません。
大切なのは続けることです。ルイボスティーに含まれるミネラルは、体内で作ることができず、食べ物や飲み物から摂取するしかありません。蓄積しておけるものでもないので、効果を実感するためにも、毎日続けることが大切だといえますね。
長く煮出すほうが成分が抽出できる
緑茶や紅茶などと違い、長く置いても渋みや苦みが出にくいお茶ですので、茶葉を入れたままでもよいでしょう。もし濃いようなら、20分を目安に取り出してください。
夏場などは、冷たいお茶のほうが飲みやすいですよね。品質のよい茶葉なら水出しでも飲むことができますよ。しかし、できるだけ成分を多く取りたい場合は、煮出したものを常温で冷ましてから冷蔵庫に入れ、アイスルイボスティーにするほうがよいでしょう。
あまり冷たいと体を冷やしてしまいますので、飲むときは冷蔵庫から出して、少し置いてから飲んでくださいね。
リラックス効果にはミルクティーにして
おすすめは、ミルクをたっぷり入れて作る「ルイボスミルクティー」です。牛乳には神経を鎮め、穏やかな気持ちにさせる働きがあります。そのためルイボスティーと合わせることで、リラックス効果が高まるのです。
授乳の間隔が空いて、カフェインをあまり気にしなくてもよくなったときには、ルイボスティーでコーヒーを割り「フレーバーコーヒー」として楽しむのもよいですね。
ルイボスティーの香りがきつく感じる場合は、麦茶などで割ると飲みやすくなりますよ。ぜひ色々と試してお気に入りを見つけてくださいね。
そのほか産前産後におすすめの飲み物
体を温めてくれる「たんぽぽ茶」
まず「たんぽぽ茶」です。たんぽぽの根から作られており、ホルモンバランスを整えたり、便秘や冷え性を改善してくれたりと、妊娠中に嬉しい効果があります。
また母乳の出をよくしたり乳腺炎を予防したりと、授乳期のママにも嬉しい効果が期待できるため、産前から産後までおすすめの飲み物です。
たんぽぽ茶の特徴として、乾燥や焙煎の方法で風味が変わるため、お茶のような風味を感じるものもあれば、コーヒーのような風味を感じるものもあります。
このため「たんぽぽコーヒー」として販売されているものも、原材料や効果はたんぽぽ茶と基本的に同じですので、好みにあったものを選んでくださいね。
乳腺炎を予防してくれる「ごぼう茶」
ですから産前にももちろんおすすめですが、特におすすめなのが授乳中です。なぜならごぼう茶に含まれる「サポニン」が、血流をよくし血液をさらさらにしてくれるため、同じ血液からできている母乳の質を高める効果が期待できるからです。
母乳がさらさらになると、赤ちゃんが美味しい母乳を飲めるだけでなく、詰まりにくくなるので、乳腺炎の予防や解消にもつながりますね。
美味しい母乳ならきっと赤ちゃんもたくさん飲んでくれますから、母乳の量が増える効果もあるかもしれません。
さらに血中のコレステロールを下げたり、血糖値を改善したりといった効果もみられるため、産後ダイエットにも一役買ってくれますよ。
家族みんなで飲める「麦茶」
実は麦茶は、むくみや便秘の解消、血液をさらさらにする効果、美肌やダイエット効果など、妊娠中にも産後にも嬉しい効果がたくさん期待できる優秀な飲み物です。
薄めれば赤ちゃんも飲めるうえ、手に入れやすくリーズナブルですから、家族みんなでごくごく飲めますね。
ただし、冷やし過ぎと飲み過ぎには注意してください。冷たすぎる麦茶は体を冷やし、血行を悪くしてしまう恐れがあり、飲み過ぎるとトイレが近くなり、脱水状態に陥る恐れがあるからです。
一度に飲む量はコップ1杯を目安に、1日2Lまでが適量とされています。常温や温めてから飲むように心がけてくださいね。
まとめ
ルイボスティーを飲むときは、できるだけ「オーガニック」で高品質のものを選ぶようにしましょう。薬品のような味がするものは、あまりよくない茶葉だそうです。よい茶葉は、芳醇な香りと茶葉のほんのりした甘みがあり、後味がすっきりしているといわれています。気になるものがあればいくつか飲み比べて、お気に入りを見つけましょう。