つわりで仕事がつらい!症状にあわせた乗り切り方や工夫と休む基準
強い全身の倦怠感や疲労感が続く
妊娠中は身体がだるい、疲れやすい、眠いなど、体調に変化が起こりがちですが、その症状を軽視し過ぎないように注意が必要です。
例えば、通常どおりに生活しているにも関わらず横になっていないとつらいほどの強い全身の倦怠感が一日中続く場合や、極度の疲労感が続いている場合も会社を休み安静にする必要があるといえるでしょう。
このような症状の方にも、医師は何らかの治療が必要と判断して安静や入院を指示することが多いです。「妊娠中だから仕方ないか」などと自己判断はせずに、何かおかしいと感じたら医師の診察を受けて赤ちゃんのためにも適切な行動を取ってくださいね。
基準はないので自身の身体と職場に相談して
「まだ妊娠初期だから」と、会社へ妊娠の報告をしていない方が多いかもしれませんね。しかし、つわりで体調が悪化してから報告するよりは、あらかじめ報告しておくほうが周りも対応しやすいです。つわりがつらくて勤務が厳しいときは、早めに職場に相談しましょう。
職場で理解が得られない場合には、医師の指導内容を会社に適切に伝える「母性健康管理指導事項連絡カード」を発行することもできます。担当医師に相談して記入してもらい会社に提出するのもよいですね。
家で過ごすときも無理はしないこと
家事は手抜きして家では体を休める
つわりの時期は仕事をこなすだけでも大変なのに、家でも無理をすると体調が悪化する可能性があります。妊娠中に無理をすると流産や早産になる危険性も高まるため、家でゆっくり体を休めましょう。
料理や洗濯、掃除など、やることはたくさんあるでしょうが、必要最低限だけこなすようにするとよいですよ。例えば、料理は惣菜を買う、味つけ済みの肉や魚を購入して料理の手間を省く、カット野菜で料理を時短するなど、料理だけでも手抜き方法はたくさんあるので、試してみてくださいね。
ストレスを溜めないこと
先程ご紹介したように、つわりで体調が悪いとなかなか家事が進みませんよね。「家のことを何もできていない」「前のように体が動かない」とネガティブ思考になると、自分を責めてストレスが溜まってしまいます。
「妊娠中だから仕方がない」「体調がいいときに頑張ろう」など、ポジティブに考えることで、ストレスが溜まりにくくなりますよ。ストレスが溜まったときは好きなスイーツを食べたり、お風呂にゆっくり浸かったりして、上手に発散していきましょう。
パパの協力が必要不可欠
赤ちゃんが生まれると、さらにパパの協力がママの心の支えになります。妊娠中から協力体制を整えておくことで、赤ちゃんが生まれてからもスムーズに家事や育児を分担していけるでしょう。
「ちょっとくらい手伝ってよ」とイライラして怒るのではなく、「◯◯をしてもらったら助かる」「ちょっとお願いしてもいい?」と、優しくお願いしながらパパと仲良く過ごしてくださいね。
まとめ
つらいときは休憩と症状に合った対策を取り、体調があまりにも悪いときは受診をしましょう。「まだ妊娠初期だから」と周囲に伝えづらい気持ちもあるかと思いますが、周囲の理解を得るためにも早めに上司に報告をするのも大切ですね。
家でもパパと一緒に協力することで、ママの負担が減りますよ。