出産後の年末調整はどうするの?医療費控除は受けられる?
2月16日~3月15日の期間に申告する
医療費控除の場合、申告に期間はありませんが、医療費の支払いをした翌年から5回目の12月31日までは、いつでも申告することができます。たとえば、2016年に支払った医療費の申告を忘れていて、2021年の12月31日に申告したとしても受付してくれます。
税務署に直接提出する場合、2月16日~3月15日の期間は、通常の確定申告の人たちで混雑している場合が多く、待ち時間が長くなることが予想できます。わざわざ混んでいるときに行く必要もないので、時期をずらして申告することをおすすめします。
還付金はいくら位になるの?
家族全員が1年間に使った医療費をⒶ、出産育児一時金や医療保険などで受け取れた金額をⒷとした場合、医療費控除額は、Ⓐ-Ⓑ-10万円で計算できます。また、総所得金額が200万円未満の場合は、Ⓐ-総所得金額の5%で計算することになっています。
医療費控除額に所得税率をかけると、還付金額を計算することができます。所得税率は所得によって区分されていますので、国税庁のホームページにある速算表で確認すると分かりやすいですよ。
まとめ
妊娠・出産のときには還付金が返ってくる確立が高いので、医療費控除の対象になりそうな費用はとにかく領収書やメモで記録に残して、確定申告のときに生かしてスムーズに済ませられるようにしてください。