出産予定日や時期は計画的に決められるの?計算方法と出産が多い時期
最終月経開始日と排卵時期を入力して
一方で、出産予定日から受精する時期を判定する計算ツールもあります。ただし、計算ツールは、生理周期が28日で計算されていますから、生理の周期が不定期なママは結果が前後することがあります。
正確な出産予定日を知りたいママの場合は、早めに産院にいって赤ちゃんを診てもらいましょう。超音波で赤ちゃんの頭からおしりまでの長さである頭殿長を測ることで、妊娠週数や出産予定日がわかりますよ。妊娠8~11週は赤ちゃんの個人差がないので、この時期に測定することをおすすめします。
ママと赤ちゃんの変化がわかる妊娠週数
医師や専門家が監修した妊娠出産の正確な情報を知りたいママには「妊婦手帳」はいかがでしょうか。日々の胎児の様子、妊娠中の体調管理、妊婦におすすめレシピなどを教えてくれます。
働くママのための「カムバ! 妊娠~出産~職場復帰まで応援アプリ」は妊娠中のママや胎児のことが分かるうえに、仕事をするうえで気を付けること、職場復帰するまでのスケジュールなどもわかります。
ベネッセやベルメゾンなどの企業からもアプリが出ていますし、パパ専用のアプリもあります。ママがいくつか見て使いやすそうな内容のものを選ぶとよいですね。
出産予定日が早まるとき、遅れるとき
赤ちゃんが正常に生まれる「正産期」
妊娠37週頃には赤ちゃんの体が外の世界に適応できるように発達して、外の世界に出ても保育器を利用しなくても過ごせるようになったということですね。
赤ちゃんにとって一番理想的な環境がママのお腹の中といわれています。ママのお腹の中で順調に大きくなることが赤ちゃんにとっては、体を成長させるには一番よい環境なのです。赤ちゃんは早すぎず、遅すぎず生まれてくるのが理想ですね。
正産期の赤ちゃんの平均体重は、男の子で2,980g、女の子で2,910gになります。2,500g以上あれば成熟児で、内臓も完成して、肺呼吸も自分でできますから安心ですね。
赤ちゃんもママも無理は禁物「早産」
体重が2,500g以下であれば、保育器の助けを借りて成長するまで待たなくてはいけません。妊娠33週以前に生まれると、肺の機能が発育していないため、赤ちゃんが亡くなる可能性が高くなり、後遺症が残る可能性も出てきます。
ママのお腹の中の1日の発育は、外では1週間はかかるといわれていますから、できるだけママのお腹で成長することが大切なのですね。早産にならないために、たばこや飲酒をしない、ストレスや疲労を溜めないなど、赤ちゃんを第一に考えて無理をしないようにしましょう。
予定日を過ぎたらこまめに健診「過産期」
妊娠42週を超えると「過産期」といいます。予定日が過ぎても生まれてこない原因として、予定日の計算が間違っていた、ママのお腹の中が気持ちよい、ママが強いストレスを感じているなどがあります。
どの原因にしても、お腹の中にいすぎると胎盤の機能の低下、胎便吸引症候群の危険性、羊水の減少、巨大児になるなどの可能性が出てきます。赤ちゃんも長期間ママのお腹にいることで苦しくなりますし、ママも大きな赤ちゃんを出産するのは大変です。
予定日を過ぎたらこまめに健診を受けましょう。医師の判断で医療行為をして出産を促すことがあるかもしれません。
出産予定日はあくまでも目安として
予定日より早くてもあわてない入院準備
ママが入院する荷物だけでなく、留守中のパパが困らないように家事の引継ぎ、退院後赤ちゃんを連れて帰ってきたときに必要なグッズの準備などたくさん準備することがあります。
ですから、ママの体調が安定している32週頃から始めてみましょう。ママの入院に必要なものは、出産する産院で必要な持ち物のリストをもらえるでしょうから、リストどおりにまとめていつでも持っていけるようにしておくと安心です。
すべてパパと一緒に準備しておくと、パパも赤ちゃんと一緒の生活がイメージできますよ。
里帰り出産するママの計画と時期
里帰り出産を決めたら、実家近くの病院に連絡をして、里帰り出産を受け入れているか確認しましょう。受け入れていない病院もありますから、早めの対応が必要です。
里帰り出産を受けている病院から、出産するまでに1度は診察にくるようにいわれると思います。たいてい妊娠20週までに診察するようにいわれることが多いようです。
里帰り出産する病院が決まったら、早速、普段通っている病院に里帰り出産のための紹介状を書いてもらいましょう。里帰り出産先の病院から指示されることもありますが、実家に帰る時期は、妊娠30~34週が目安になります。
働くママは保育園も気になるところ
住んでいる自治体によって違うようですが、妊娠中から保育園の申請をできるところもあります。2人目を出産する場合は、上の子を継続して保育園に預かってくれるところもありますから、妊娠がわかったらすぐに住んでいる自治体の情報を集めましょう。
自治体によっては預けるのが難しいこともあるようですから、役所にいって情報を集めたり、すでに保育園に通わせているママに話をきいたりして、早めの対応をしましょう。
最近では預かり保育を充実させている幼稚園や子ども園もありますから、情報収集の範囲を広げてもよいですね。