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産後に備えて保育園の準備を!基本情報や上の子について確認すること

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認定保育園の入園審査の基準を知っておこう

入園審査は何を基準に選んでいるの?

認定保育園に入るためには入園審査で選ばれる必要があります。そこで基準となるのが保育の必要性に応じて家庭ごとにつけられる点数です。

点数は大きく分けて基本点数と調整指数の合計によって決められます。基本点数というのは、パパとママの労働時間や労働日数、産休中かどうか、病気で保育が難しい、介護をしている、就学中であるなどの内容です。

調整指数には育休・産休明けの復職である、単身赴任している、きょうだいがすでに希望の園を利用中であるなどの内容があります。

詳しい点数表は自治体のホームページに掲載されていますので、チェックしてみましょう。自分たちの家庭がどれぐらいの点数になるのか、大体の目安を計算してみるのもよいですね。

働き方の見直しで点数アップ

点数表をチェックしてご家庭の点数が分かったところで「点数が高いから入れるかも」「待機児童も多いし入れるかどうか微妙な点数だな」など、色々な考えが出てきたと思います。

働くママにとって保育園に入れるかどうかは死活問題。少しでも入れる確率を上げるために、働き方の見直しをするのも一つの手です。まずは、基本点数のほうで何か点数アップできるようなことはないか考えてみましょう。

例えば、時短勤務にしようと思っていたけれど8時間勤務にする、育休復帰のタイミングが少し早くなっても年度初めの申し込みの時期に合わせるなどです。

一見大した差には感じないかもしれませんが、このちょっとの差が入れるか入れないかを大きく分ける結果になることもあります。

同点となったら優先順位で判断される

入園審査で高得点を狙えるのは、共働きや正社員、シングルマザーなど、色々とありますが、待機児童が年々増加している現代では同じような環境の家庭はたくさんあります。

ということで、高得点であっても点数が同点になる家庭が多いのも珍しいことではありません。同店ならみんな入れるようにしてくれればよいのにというところではありますが、残念ながらキャパが決まっているため入れる人数は限られています。

そこでの判断材料となるのが優先順位です。自治体によって基準は違いますが、認可外保育施設を利用している、希望の園にきょうだいが在籍している、就労中であるなどがあります。

この部分でも、点数アップのために見直しできるところがないか考えておくとよいかもしれませんね。

上の子が保育園に通っている場合

育休中だと上の子は退園させられることも

都市部の待機児自動解消のため、2015年に「子ども・子育て支援新制度」という新しい制度が誕生しました。

これを受けた一部の自治体が「下の子の出産で育休を取得するとき、上の子が3歳未満の場合は原則として退園させる」という方針を打ち出して波紋を呼びました。

保育園は「両親が働いている」ことが基本となっていますので、仕事をしていない育休中は保育園利用の条件を満たしていないということができます。しかし、退園となると育休明けに再び保育園に入れない可能性もありますよね。

育休中に退園となるかどうかは、自治体によって違うようです。多くの自治体では育休中でも退園とはならないようですが、不安な場合は事前に問い合わせてみてください。

里帰り出産の場合は休ませる?

里帰り出産をする場合、上の子に保育園を休ませて一緒に里帰りするか、一人で里帰りするか迷いますよね。

里帰りのときは保育園を休ませなければならないなどの決まりはありません。ママが一緒に里帰りしたい場合は保育園を休ませることができますし、パパやおばあちゃんにお願いできるときはそのまま通園することもできます。

保育園を長期間休ませるときは、事前に休む期間を伝えておく必要があります。期間が数カ月になる場合、退園させられるケースがあるので、園に確認しておきましょう。

また、保育要件が「就労」から「出産」に変わりますので、支給認定の変更届を出す必要があります。フルタイムで働いていたママは保育時間が変更になるので、注意してくださいね。

保育園の送り迎えはどうする?

赤ちゃんの月齢が小さいときや新生児のうちは、赤ちゃんを連れて外出することが難しいため、上の子の保育園の送り迎えが難しくなります。

もし、ママが送り迎えができず、身近な人にお願いすることもできない場合は、地域の「ファミリーサポート」をお願いしてはどうでしょうか。

また、地域のタクシー会社が、子どもを対象とした送迎サービスを行っている場合もあります。費用がかかってしまいますが、天候が悪いときでも送り迎えをお願いできるので便利です。

利用できるサービスもないという場合は、下の子がある程度大きくなるまで休園させるという方法もあります。ひとまず、送り迎えのことで困ったときは、園と相談してみるとよいかもしれません。

まとめ

都市部や子どもが多い地域では、保育園の入園を希望しているのに入園できない「待機児童」が問題となっています。

保育園に入るための準備である「保活」は激しさを増していますので、これから出産を迎えるママや、近いうちに職場復帰を予定しているママは、早めの情報収集を心がけるなど、計画的に保活に取り組んでくださいね。

また、現在保育園に通っている子どもがいる場合は、妊娠中や育休中の手続きなど、園に相談しておくとよいですよ。
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