出産のお見舞いはどうしたらいい?お見舞いに行く時のマナーと注意点
友達や知り合いの出産後のお見舞いについて、行くタイミング、お見舞いの品は何が良いのか、お祝いやマナーなどいろいろ悩んでしまいます。ただ出産後のママの体調や精神状態を知ることで、どんなことが喜ばれるのか、注意すべきことがだんだんわかってきます。今回は、押さえておきたい産後のお見舞いについてまとめました
目次
- 出産後のママの体の状態について
- 疲労困ぱいで睡眠不足状態
- 出産による手術後の痛み
- ホルモンバランスの乱れで神経質になる
- お見舞いに行くのはいつがいい?
- 普通分娩で出産したママへのお見舞い
- 帝王切開で出産したママへのお見舞い
- 事前に連絡してからお見舞いに行こう
- 出産後に渡す出産祝い金について
- 出産祝いの金額の相場
- 出産祝い金は新札でないとダメ?
- 縁起の悪い額は入れないようにしよう
- 出産祝い金の「のし」の書き方とマナー
- 正しい表書きの書き方について
- 正しい中包みの書き方について
- 贈り物につける内のしと外のしについて
- 産後のお見舞いにぴったりな手土産
- 賞味期限の長い食べ物
- 体にやさしいフルーツジュースやゼリー
- ママを癒すプリザーブドフラワー
- お見舞いにあまり適してない手土産
- 賞味期限の短い食べ物
- チョコレートなどが材料の甘い食べ物
- 香りが強く日持ちしないお花
- お見舞い時の病室でのマナーについて
- 病室に入る前は手洗いや消毒を忘れずに!
- 長居はせず短時間で切り上げよう
- 病院や病室での規則は守るように
- 出産後のお見舞いで注意すること
- 勝手に赤ちゃんに触らない
- 大勢でのお見舞いは避けよう
- 小さい子どもは連れていかない
- まとめ
出産後のママの体の状態について
疲労困ぱいで睡眠不足状態
入院中はママ自身の検査でも忙しくなります。出産後の体が順調に回復しているかどうかを確認するために看護師さんが血圧などをはかりに来てくれたり、担当の先生の診察があったりするので寝ていても起こされることがあるのです。
病院によっては、授乳の合間におむつ交換や沐浴指導など、退院後の赤ちゃんのお世話の指導を受けることもあるでしょう。そのため、赤ちゃんが生まれると、ママはやることが増えて忙しいのです。
出産による手術後の痛み
自然分娩で出産したママの場合は、赤ちゃんが生まれると陣痛の傷みからは解放されても、分娩のときの会陰切開の傷が痛くてしばらく座ることができないという方も多いようです。妊娠中や分娩で痔になってしまうこともあります。
上の子がいるママは、子宮が収縮する痛みに悩まされることもあるでしょう。出産経験が多いほど痛みが強くなるといわれています。「後陣痛」といわれ、突き刺さるような強い痛みをともなうことがあるようです。
ホルモンバランスの乱れで神経質になる
初めて出産を経験したママは、「赤ちゃんは抵抗力がない」と聞くと、必要以上に神経質になってしまう場合もあります。ちょっとしたほこりや汚れでも「赤ちゃんに悪影響では?」と気になって仕方ないというママもいることでしょう。
睡眠不足や慣れない育児で疲れているところに、親しい人からデリカシーのない言葉をいわれると深く傷ついてしまうときもあります。「太ったね」「赤ちゃん、誰にも似ていないね」など、ママの体系や赤ちゃんの容姿についての内容は、冗談でも避けたいものですね。
お見舞いに行くのはいつがいい?
普通分娩で出産したママへのお見舞い
先ほどもお伝えしましたが、自然分娩でも出産後に痛みが続く場合があり、ベッドで横になることはできても、イスに座ることが難しいときがあります。お見舞いに来てくれると、横になってばかりでは失礼だと、気を使って無理に起き上がってくれるかもしれません。
出産当日や翌日は、家族と水入らずで過ごしているママも多いでしょう。また、出産という大仕事を終えたあとは、気持ちの整理もしたいかもしれません。すぐにママや赤ちゃんに会いたいと思っても、少し日を置いてからお見舞いに行くように心がけましょう。
帝王切開で出産したママへのお見舞い
帝王切開の場合は、出産後のシャワーも先生のOKが出るまで日にちがかかります。慎重に、傷が開いたり化膿したりしないように気をつけなくてはいけません。髪や体が清潔でない状態で、お見舞いに来てもらうのはママにとって嬉しいことではないかもしれませんね。
帝王切開での出産は10日前後の入院となり、普通分娩より長期になることも多いものです。出産後すぐにお見舞いに行くのは控え、傷が落ち着いた頃に行くようにしましょう。
事前に連絡してからお見舞いに行こう
授乳室に入ってしまうと30分前後かかることもあるでしょう。授乳がはじめてのときは、要領がつかめず時間がかかってしまうこともあるのです。トイレやシャワーが共同の病室なら、でかける回数も多くなってしまいます。
また、産後の生活に慣れないママの中には「誰にも会いたくない」と思っている方もいます。反対に「ストレス発散のために、早く会いに来てほしい!」と思っているママもいるかもしれません。
そのため、さりげなく予定を聞いてからお見舞いに行くようにしましょう。