おしるしから出産までどれくらい?正常なおしるしや出産の兆候
おしるしがくる時期とその後の過ごし方
一般的には数日以内に陣痛が起こる
目安としては、おしるしは出産の3日くらい前にくる場合が多いようです。陣痛はそれよりも少し遅いので、1~2日以内には陣痛がくる可能性があることになりますね。
ですが、中にはおしるし後10日くらいして陣痛がきたというママもいます。おしるし自体がなかったというママもいるくらいなので、おしるしが分かったママは心づもりができる時間が持てたと考えるとよいですね。
おしるしから陣痛までの期間には個人差があるため、規則的な陣痛が出てくるかどうかを把握することが大切です。
すぐに出産ではないのでまずは落ち着こう
下着類が汚れるのを防ぐため、清潔なナプキンをあてることがおすすめですが、それ以外は今までと同じように過ごすことができます。おしるし以外に破水などがない場合には入浴もできるため、様子を見ながら湯船に使ったりシャワー浴をしたりするとよいですね。
おしるしがあればその後は出産が近いことになりますので、病院にも連絡を入れましょう。このときに今後の指示がでる場合もありますよ。おしるしは順調に妊娠が進み、出産が近い証です。リラックスして、これからの出産や産後の育児に備えることも大切です。
必要以上に安静にしなくても大丈夫
陣痛が近くなりますのでお腹に痛みを感じる場合には、痛みの間隔がどのくらいなのかを把握するように心がけましょう。規則的に10分間隔の痛みがある場合には出産が近い陣痛となるため、病院に連絡を入れるようにします。
無理をしない程度に普段どおりの生活を行い、入院準備の総仕上げや出産に向けてママはリラックスする時間がもてるとよいですね。
おしるしがきたら入院準備の総仕上げを
忘れ物がないか入院グッズをチェック
ママが自宅にいるときに陣痛が起こり病院に行く場合には、ママが用意した物を持っていけますが、出先などで破水や陣痛が起こり直接病院に行く場合もあります。そのため、入院グッズはママ以外が持って行くこともあるのです。
入院グッズの中でも、母子手帳、診察券、健康保険証、印鑑は別にしておき、すぐに持ち出せるようにして普段から外出の際には持ち歩くようにするとよいですよ。
入院の際の移動手段の確認
自家用車での移動なら、パパや身近に住んでいる親族などに運転を頼めるかを確認しておくとよいですね。もし入院のときに車の運転が頼めない場合には、タクシーで移動する方法もあります。自宅から一番近いタクシー会社の連絡先を控えておくと安心です。
陣痛タクシーなど、出産時にスムーズに対応してもらえるタクシーサービスもあります。破水が起こった場合などでも対応可能なので、事前に調べて連絡先の登録をしておくのもおすすめです。入院時に慌てずに済むように、シミュレーションをしておくとよいですね。
パパやサポートしてくれる人と最終調整を
ママはこれからお腹の中の赤ちゃんと協力をして、出産に臨みます。不安なく出産に備えるためには、心配事を減らすことも大切ですよね。2人目や3人目の出産のときには、上の子のお世話や保育園、幼稚園のお迎えなどもどうしたらよいかを事前に決めておくのが重要です。
大体分かっているだろうと思わずに、できればパパやサポートしてくれる人が困らないようにリスト化しておくとよいですね。
おしるし以外にも!出産が近いときのサイン
おしるしと同時期に起こりやすい前駆陣痛
本格的な子宮収縮が起こる前に、ゆるく微弱な子宮伸縮が起こります。このときに感じる痛みが前駆陣痛で、本番の陣痛の数日前に起こるといわれています。ただ、おしるしと同様に前駆陣痛を感じなかったというママもいます。
微弱な子宮収縮が起こることで子宮壁と卵膜のズレも起こり始めるため、前駆陣痛後におしるしがきて、本格的な陣痛につながる場合があります。
・生理痛のよう
・子宮がキュッとする
・お腹を下したよう
・腰が割れそう
など、痛みの感じ方にも個人差がありますよ。
赤ちゃんが下りてきて胎動を感じにくくなる
赤ちゃんは生まれてくるために、頭を下に向けて両手両足をぎゅっと胸に引き寄せて小さく体を丸めた体勢になります。このために動きが減るのです。体勢を整え赤ちゃんの頭がママの骨盤内に降りてくると、出産に向けてママの体が変化することになり、陣痛も間もなく始まります。
ただ、陣痛がきていない状態で1時間以上胎動を感じない場合には、赤ちゃんの具合が悪い可能性もあります。すぐに医師の指示を仰ぐようにしましょう。
破水したら病院にすぐに連絡しよう
粘性があるおしるしに比べて、破水はさらさらとした温かな水のようなものです。無色透明な場合が多く、尿漏れのようなアンモニア臭は感じません。量はちょろちょろと出てくることもありますが、大量に出る方も多いですよ。
破水すると細菌感染のリスクが高まるため、湯船での入浴やシャワー浴は避け、分娩予定の病院にすぐに連絡をします。ちょろちょろと出る場合で見分けができない場合も、病院に連絡をして指示を仰ぎます。破水の場合はすぐに入院が必要になるため、入院グッズも用意してくださいね。
お産のサインに焦らず行動できるように
不安なときは病院に相談することが大切
「これって大丈夫なの?」と不安に感じたときは、すぐに病院に相談することが大切です。「お産の前は胎動がないって聞いたし」と自分で決めつけてしまうと、取り返しのつかいないことになるケースもあります。
「こんなことで相談するのは迷惑かも」と思わずに、ママと赤ちゃんのために相談をしましょう。相談をすることで安心できると、リラックスしてお産までの時間を過ごせますよね。
リラックスすることでお産は進みやすい
お産がスムーズに進むには、ママが心身ともにリラックスすることが大切です。ママが不安を抱えると体まで緊張して、赤ちゃんが下に降りてきにくくなります。
おしるしがきて不安な場合は、「どうしよう」と頭で考えるのではなくゆっくり入浴する、おいしいご飯を食べる、深呼吸をする、好きな音楽を聴くなど、なるべくリラックスして過ごせるように工夫しましょう。そうすることで、赤ちゃんも安心して外に出てこれますよ。
事前に先輩ママに話を聞くのもおすすめ
先輩ママたちの出産にも、破水をした方、おしるしがきた方、陣痛がすぐにきた方など、それぞれ違う出産をしているはずです。色々なママの体験談を聞くことで出産についてイメージができ、不安が解消するかもしれませんね。
また、どのように過ごせばよいかも聞いておきましょう。リラックス方法などを聞いておけば、自分のときにも取り入れることができますよ。
まとめ
おしるしがくることは順調な証なので、リラックスして陣痛を待つようにすることが大切です。また、おしるしがなくても陣痛がくることはあるので、おしるしがないのに大丈夫なのかと不安にならなくてよいですよ。
おしるしのほかにも兆候はあるので、あまり気にせずに過ごしましょう。