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子育ての悩みで多い兄弟喧嘩。喧嘩の原因や対処法をご紹介!

子育ての悩みで多い兄弟喧嘩。喧嘩の原因や対処法をご紹介!

子育ての悩み、ママのストレスの要因でも上位にあがる兄弟喧嘩。毎日毎時間、子どもの兄弟喧嘩をそばで見ているとイライラしてしまう!というママも多いのではないでしょうか?なぜあんなに毎日飽きもせず喧嘩ができるのかと不思議に思いますよね。ここでは、兄弟喧嘩をする理由と喧嘩をした際の対処法をご紹介します。

兄弟喧嘩はなぜするの?原因を知ろう!

兄弟間だと遠慮する必要がないから

おもちゃの取り合い、おかずの取り合い、えんぴつ貸した貸さない、などなど…あげればきりがない程細かなことで一日中喧嘩をしている子どもたち。喧嘩をしていたかと思えば、数分後には仲良く一緒に遊んでいるんですよね。

どうしてうちの子たちは喧嘩ばかりしているのだろう?うちだけかな?と頭を悩ませているママも多いことでしょう。そして、不思議なことに、お友達同士だとこんなに喧嘩をすることはほとんどないのです。

その理由として、兄弟間だと不満などをお互いに遠慮することなく、気持ちをぶつけることができるからなのだとか。お友達同士ですと、子どもながらに「嫌われたくない」という気持ちが無意識に働き、多少のことであれば我慢はできるようです。

社会に出るための訓練をしている

人間だけに限らず、ほ乳動物は幼少期に兄弟間で喧嘩をして争うことにより、大きくなって社会に出たときに人間関係のストレスに押しつぶされないように強い精神力を作る訓練をしているのだそうです。

コミュニケーションや力加減、悔しさや謝り方と許し方、自己主張などさまざまなことを兄弟喧嘩から学んでいます。兄弟喧嘩で経験し身につけたことは、お友達と良い関係を築くためにはとても大切なのだそうです。

兄弟喧嘩は社会性を身につける絶好のチャンスで、子どもは人間関係のルールを家の中で実践しながら学んでいるということですので、毎日の喧嘩にうんざりしていると思いますが、ママもその状況をグッと我慢して見守ることができたらよいですよね。

知性と理性が未熟だから

動物も同じように幼少期から兄弟喧嘩をして社会勉強をしていますが「知性と理性」は人間にしか備わっていない判断能力です。

大人は「知性や理性」が備わっているので喧嘩を回避したり、喧嘩をしてもお互いに言葉を選び気を使い合いながら、最小限度に事態を収めることができます。

一方、小さな子どもは、人間特有の「知性と理性」が充分に備わっておらず未熟であるために、些細なことですぐに兄弟喧嘩をしてしまうのだそうです。

このように子どもは知性と理性が不十分なため、毎日激しい兄弟喧嘩が絶えないご家庭も多いでしょうが「日々の生活の中で喧嘩をしながら社会勉強をし、少しずつ知性と理性を身につけているんだ!」と一歩引いて子どもたちを見てはいかがでしょうか?

兄弟で喧嘩したときの対処法とは?

子どもの様子を見守ってみる

兄弟喧嘩で色々なことを学んでいくので、ちょっとした喧嘩でもすぐに仲裁に入ることはしない方がよいと思います。

もちろん、ケガをしてしまいそうな程の喧嘩や外出先での喧嘩は止めに入らなければいけませんし、明らかに間違っている情報や理不尽なことをいっていれば、そこは注意していかなければいけませんが、それ以外でしたら子どもたちの動向をそばで見守っているのもよいと思います。

喧嘩の声がうるさくて、イライラして家事など集中できなくなることもあるかもしれませんが、そこは少しこらえて喧嘩が収まるのを待ってみましょう。

毎日黙って喧嘩の様子を見聞きしていくうちに、子供たちの言動の成長に気づくことがあるかもしれません。

ヒートアップしたときは互いの話を聞く

気持ちが高ぶって喧嘩がヒートアップしてしまった場合は、いったん仲裁に入って子どもたちの思いを聞いてみるのがよいのではないでしょうか。

その場合は、徹底的に聞き役になることが大切です。それぞれの思いを真剣に聞くことで子どもにとっては「ちゃんと自分の意見を聞いてくれる人がいる」という安心感が出てきます。

それぞれの思いがあって衝突しているのですから、お互いの意見をきちんと聞いてそれぞれの意見を尊重してフォローしてあげることが、子どもたちの気持ちを落ち着かせることにつながります。

自分の気持ちをうまく言葉に表せられない小さな子ども同士だからこそ、ママやパパが間に入ってうまく代弁してあげられるとよいですね。

兄弟間の距離を置くようにする

兄弟同士で側にいればすぐに喧嘩…というご家庭も多いのではないでしょうか?あまりにも些細な喧嘩が続くようであれば、いったん子どもたちそれぞれ別の場所に離して、少し兄弟間の距離を置くようにしてみてはいかがでしょうか。

くっついて側にいるから、ほんのちょっとしたことで喧嘩に発展するので距離を離すのは有効な手段だと思います。

それでも口喧嘩が始まったり物を投げてちょっかいを出したりしているなら、ここはガツンと叱ってもよいと思います。その場合は、どちらか片方に叱るのではなく、両方に叱るようにしましょう。

もしもどちらが悪いのか明らかにわかっている場合は、悪いことをした子に「どっちが悪かったと思う?」と聞いてみるのもよいと思います。

困った兄弟喧嘩との向き合い方

気分転換になるような誘いを入れる

ある程度子どもたちの様子を見て、喧嘩をしあったなと思った頃に普通の喧嘩の仲裁ではなく、気分を変える意味でちょっと違った形で「喧嘩の停止」をしてみるのはいかがでしょうか?

例えば「ママと一緒にお菓子食べるひと!」「一緒にビデオみない?」など、喧嘩から気をそらし、気分転換になるような誘い方をしたらよいと思います。

そうすると、今まで喧嘩をしていた子どもたちも、ママからのお誘いに簡単に乗って、喧嘩のことなどコロッと忘れて飛んでくると思いますよ。

小さな子どもの喧嘩の内容は本当に些細な理由なので、このようなちょっとした気のそらし方を利用すれば、喧嘩の仲裁も比較的ラクにできるのではないでしょうか。
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