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幼児期の盗み癖は愛情不足から?子どもの心理と親のすべき対応

幼児期の盗み癖は愛情不足から?子どもの心理と親のすべき対応

子どもの心を親の愛情で満たす方法は?

子どもに愛情表現をしよう

小さな子は抱きしめて「大好きだよ」と言葉で愛情を表現するのが一番です。膝に乗せて絵本を読み聞かせたりテレビを一緒に見たり、お手伝いなどをしたときにママがにっこりしながら頭をなでたり、手をつなぐのもよいですね。

スキンシップは子どもとママの両方に「オキシトシン」という愛情のホルモンを分泌させます。子どもがよいことをしたときだけでなく、ぐずったりすねたりしたときも、ことあるごとにぎゅっと抱きしめましょう。

日本人はなかなか「愛している」「好き」といえませんが、子どもにはぎゅっと抱きしめながら言葉にして「ママは〇〇ちゃんが大好き」と何度もいえたらよいですね。それがママに叱られたときに「でもママは自分のことが好きなんだ」と思える信頼につながります。

子どもにプラスの問いかけをしよう

子どもに話しかける言葉が「~しなさい」「~してはだめよ」など、注意・命令・禁止・叱責に偏っているかもしれません。

そんな人には反発したくなりますよね。子どもも同じく反発します。でも大人にかなわないことが分かると諦めて無気力になるかもしれません。

反対に気持ちを尊重してくれる問いかけをされたら、どうでしょう。気持ちを聞いてくれることが嬉しくてやる気になるのではないでしょうか。

たとえば「幼稚園に行かなきゃだめでしょ!」と「どうしたら幼稚園に行きたくなるのかな?」はどちらも同じ「幼稚園に行かせたい」というママの意図があります。けれどどのような問いかけをするかによって、子どものやる気やママへの信頼度には、雲泥の差が生まれるでしょう。

子どもが満足できる聴き方を身につけよう

小さな子どもは、一日のほとんどを自分が好きな遊びに費やします。それに対してママは、朝食の支度に始まり家事、仕事など一日がやらなければならないことでいっぱいです。

そんなときに子どもに「ママ、見て!積み木がたくさん積めたよ」と無邪気に話しかけられたら、余裕があるときは「わーすごいね。塔みたいだね」と共感して楽しめますが、余裕がないときは「いつまで遊んでるの。歯を磨く時間でしょ!」と子どもの話をさえぎってしまうことがあるかもしれません。

大変なときもありますが、ひとまず、なるべく子どもの気持ちを受け止められたらよいですね。人は気持ちに共感してもらえると話を聞いてくれたと感じます。共感の積み重ねが、子どもがママに気持ちを話せる土台を作るのです。

まとめ

「ママが弟ばかりかわいがる」「お友達にいじめられた」など「盗み癖」には子どものさまざまな心の状態が隠されていることがあります。その対応として大切なことは、まずは真剣にきっちりと叱ること、その後で子どもの口からどうして盗んだのかを聞くことです。

「盗んだ」という事実ばかりに気を取られて、盗まないように罰を加えたり脅迫したりしても、心の問題が解決していなければ、かえって子どもの心に蓋をして傷が悪化する場合があります。親子の関係を見直す機会と捉えて、じっくりと子どもに向き合いましょう。
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