30代主婦も健康診断を受けよう!主婦も利用できる健診方法を紹介
正社員として働いていると定期的に健康診断を受ける機会がありますが、専業主婦のママは自主的に受けに行く必要があります。今回は30代の専業主婦のママが健康診断を受ける方法や費用をご紹介します。健康診断を受けて、病気を早期発見したり、健康維持に活かしたりしていきましょう。
主婦の健康診断は30代がベストタイミング
女性ホルモンの減少が体に影響しやすい年代
例えば、女性ホルモンの一種であるエストロゲンには、骨を形成したり、コレステロール値を調節したりする働きがあります。エストロゲンが減少すると、骨粗しょう症になるリスクが高まったり、内臓脂肪が増加しやすくなったりするといわれています。ストレスや不規則な生活によって、女性ホルモンが減少してしまうので、生活習慣に気をつけましょう。
ほかにも、生理や授乳中には鉄分が不足しやすくなり、鉄分が不足すると血液中のヘモグロビン(酸素を運ぶ働きをする血色素)の量が減少してしまいます。ヘモグロビンが減少すると、疲れや息切れなど、貧血のような症状が現れることがあります。
若年からの健診継続で健康維持や早期発見に
20代のうちは統計的に男女ともに病気を発症しにくい年代なので、健康のことにあまり関心がないという人も多いことでしょう。ですが、発症の低年齢化が進んでいる病気も少なからずあります。特に女性の場合は甲状腺疾患や乳がんなどの低年齢化が進んでおり、発見が遅れれば手遅れになってしまうこともあります。
また、健康診断は病気の早期発見だけでなく、生活習慣を見直すきっかけになります。若年のうちから定期的に健康診断を受ける習慣をつけて、健康維持に役立てていきましょう。
専業ママも自分の時間を作って健診に行こう
「気になる症状がないから、行かなくても大丈夫」「ママ友の間で健診に行っている人なんて聞かないけど…」と思うママもいるかもしれませんね。また、健康診断を受けるお金や、健康診断に行くために保育園に子どもを預けるお金がもったいないという声も耳にすることがあります。
ですが、先ほどもお話ししたように、手遅れになってからでは後悔してもしきれません。健康診断に行くことで、健康的な生活を送れるなら安いものではありませんか?これを期に専業主婦のママも、健康診断に行ってみましょう。
専業主婦の健康診断の受け方や費用は?
パパの健康保険の「主婦健診」を確認しよう
まず、健康保険の中には被扶養者に対して「主婦健診(家族健診)」を実施しているものがあります。主婦健診は、ほかで健診を受ける予定がないなどの条件を満たしていれば、専業主婦のママでも受けることができます。
パパが会社員の場合は、パパの健康保険が主婦健診を実施しているか確認してみましょう。パパの会社が加入している健康保険によっては、費用の一部または全額を補助してくれるものもあります。主婦健診を実施している場合、どのような内容なのかも事前に確認しておきましょう。
自治体の健診は費用を負担してくれる場合も
自治体が実施している健康診断は、場合によっては費用の一部や全額をを自治体が負担してくれることもあります。特に女性に多い乳がん検診は40歳以上で、子宮頸がん検診は20歳から費用を無料または一部補助で受けることができます。
近年では、予防医療に力を入れている自治体も多くあり、受けられる健診の種類も豊富にあります。尿検査や血液検査などの基本的な健診だけでなく、がん検診を実施している場合は、積極的に受けてみてくださいね。
人間ドックは高額だがより詳細な検査が可能
健診費用は全額自己負担となるため、人間ドックの基礎検査では3~5万円ほど、精密検査では10万円からと高額設定されています。ですが、主婦健診や自治体の健診とは異なり、より詳細な検査を受けることが可能になります。
病院によって実施しているプランの内容や費用の幅も大きいです。自分で申し込む健康診断は補助金や助成金がないので、自分の気になる部分をきちんと検査できるのか、予約の際に確認してくださいね。
30代ママが気をつけたい女性特有の病気
妊娠後に発症することもある甲状腺疾患
まず、自己免疫疾患の一種である、甲状腺疾患は妊娠後に発症することもあります。「妊娠中や出産後に検査を受けたから大丈夫」と思うママもいるかもしれませんが、健康診断で行う検査と妊娠中や出産後に行う検査では内容が異なることもあります。
初期症状は体力の低下や倦怠感など、「年齢のせいかな?」と感じる症状も多く、自覚症状だけで甲状腺疾患であると気づくことは難しいでしょう。詳しく調べてみて初めて甲状腺疾患だったとわかることもあるので、健康診断を長らく受けていないママは受けた方がよいでしょう。