妊娠を希望する夫婦に必要な検査とは?赤ちゃんを迎える準備と心得
泌尿器系の検査をして精巣の働きを見る
診察では、プラスチック製の精巣の模型と比較し、おおよその精巣の大きさを計測します。また、触診もあります。精巣が小さく柔らかければ、精子を作る働きが弱いと考えられるのです。
次に、精巣上体と精管も同様に、腫れや痛みの有無を確認します。さらに、陰嚢上部を観察し、男性不妊症の原因となる精索静脈瘤がないかのチェックもあります。基本的に、外陰部の診察は恥ずかしさはあっても、痛みなどの苦痛をともなうものではないので安心してください。
精子の運動率を見る精液検査について
精液は、2~7日間の禁欲期間の後に、プライバシーの保たれた防音の精液採取室にて、自分自身で採取容器に採取します。精液検査が良好であれば、検査が1回のみの場合もありますが、精液所見は変動する場合もあるため、少なくとも2回以上の検査をする必要があるとされています。
男性不妊症外来を受診する方の精液所見において55%以上は「正常」ですが、精液中に精子が存在しない「無精子症」は10~15%いるとされています。夫婦で妊娠を希望しているのであれば、パパに検査を受けてもらうようにお願いしましょう。
まとめ
まずは、栄養をしっかりと摂るようにして、ホルモンバランスによって左右されるママの心身の変化を心得ておきたいですね。あわせて、夫婦ともに性感染症や疾患についても検査して、安心して赤ちゃんを迎えられるように準備を整えましょう。