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水耕栽培を楽しむならスポンジがおすすめ!身近な材料で楽しもう

水耕栽培を楽しむならスポンジがおすすめ!身近な材料で楽しもう

植え替えのタイミングと育成方法

双葉が出るくらい成長したら植え替えよう

発芽して双葉が出たら植え替えを行うことができます。植え替えは「液肥と水を入れる容器」「茎を支えるスポンジ」「スポンジを安定させる土台」の三つが必要です。

まず、スポンジから苗を優しく引き抜きます。細い根が少し切れる程度なら問題ありませんが、できるだけ根を傷つけないよう注意してくださいね。

次に、短冊状にカットした柔らかいスポンジを茎に巻きつけるか、切込みを入れたスポンジに茎をはさみ土台にセットしましょう。茎だけをおおい根は下にたれた状態にします。

最後に、土台を容器にセットして、液肥を薄めた水を注いでください。根がすべて水につかると酸欠で枯れてしまいますので、水につけるのは根の2/3程度にしておくとよいですよ。

身近な材料やペットボトルを利用した容器

水耕栽培に使う容器は、ホームセンターなどで専用の容器を購入することもできますが、身近な材料を使って自作することも可能です。

もっとも手軽なのはペットボトルを使った栽培容器です。ペットボトルの飲み口がついている方から1/3くらいの長さでカットし、逆さまにセットするだけで栽培容器が完成します。

一度にたくさんの苗を育てたいときは、プラスチックコップと食器洗いカゴを組み合わせた栽培容器がおすすめです。プラスチックコップの底に根っこを出す穴をあけて苗をセットし、コップをカゴに並べ、下のトレーに液肥を注いでください。

ストロー穴がついたフタつきのプラスチックコップなど、利用できるものはいろいろあるので探してみてくださいね。

元気に育てるポイント

水耕栽培は土で育てる場合に比べて楽に育てることができますが、生育環境によっては苗が元気に育ってくれないことがあります。

特に注意が必要なのは日光不足です。屋内で育てられる水耕栽培はインテリアとして楽しむことができますが、テーブルの上などに「置きっぱなし」にせずベランダや窓辺で日光浴をさせてくださいね。

大きな容器で複数の苗を育てている場合、苗の間隔が近すぎると水分や栄養を取りあって元気がなくなることがあります。水や栄養が十分なのに元気がないときは、間引きや植え替えなどで間隔をあけてみましょう。

元気な状態の根っこは白い色をしていますが、茶色などに変色したときはトラブルが起こっているサインです。根っこの状態は毎日チェックしておくとよいですね。

野菜を再生させて節約やインテリアにも

気軽に始められるリボべジ生活

「リボベジ」という言葉を聞いたことがありますか?これはリボーンベジタブルの略で、日本語では「再生野菜」となります。野菜を食べるとき、ヘタや根っこ、芯などを廃棄することがありますが、それらを使って水耕栽培で再収穫を楽しむ方法です。

にんじんのヘタやキャベツの芯など、普段なら捨ててしまう部分を使うので種や苗を購入する必要はありません。食べられるようになるまで育てるのが難しい野菜もありますが、いつも食べている野菜からにょきにょき根が生えて、葉っぱが育ってくる様子は興味深いですよ。

どんな野菜ならリボベジが可能か子どもと実験してみるのも面白いですね。買ってくる野菜もこうして育てて収穫していると分かると、食育にもつながりますよね。

再生野菜の使い方と節約効果

野菜の中には三つ葉やハーブ、青ネギのように、たくさんはいらないけれど彩や薬味としてちょっと使いたいときがありますよね。ただ、そんな野菜に限って値が張るので「今回は買わなくてよいか」と諦めることもしばしばあります。

そんな野菜こそ、リボベジで再生させておくと節約になります。はじめこそ購入する必要はありますが、普段使いきれない分を水耕栽培に回せば無駄がなくなります。うまく再生できれば、少しずつ収穫することもできますよ。

リボベジとして育てた野菜の収穫は購入時より少ないかもしれませんが、その都度買うことを考えたら節約効果はあるといえます。また、一度再生して収穫した野菜は株が弱ってくるので、土に植え替えするとまた育ってくるかもしれませんよ。

可愛い葉っぱはインテリアにも

にんじんの葉っぱをみたことがあるでしょうか?ふわふわとしたレースのような葉っぱは、キッチンのインテリアにもなります。にんじんの葉を食べるイメージはあまりありませんが、スープに浮かべたりすることもできるんですよ。

水耕栽培は土を使わないので、毎日水を変えるなどの管理が大切になります。しかし、その分グラスで育てたり、小皿に乗せたりと身近なものでインテリアに合わせやすいというメリットがあります。

小松菜やクレソン、豆苗や大根などいろいろな野菜を使ってリボベジを楽しんでみましょう。新しい芽は小さくて可愛らしく、食べるのがもったいなく感じるかもしれません。「食べようか?飾っていようか?」迷いながら育てていくのも楽しみの一つかもしれませんね。

まとめ

プランターや土、スコップなどが必要な土での栽培に比べ、ペットボトルやキッチンにあるスポンジで始められる水耕栽培は、気候に左右されることもなく手軽に植物を育ててみたいというママに最適です。

キッチンハーブなど生命力が強い野菜は何度も収穫することができるため、いつでもフレッシュなハーブを使った料理を楽しむことができますよ。

種や苗から野菜を育てるだけではなく、にんじんや大根のヘタ、青ネギの根っこから野菜や葉を「リボベジ」することもできますので、試してみてくださいね。
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