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子どもの知的好奇心を伸ばしたい!想像力を高めて更なる可能性を

子どもの知的好奇心を伸ばしたい!想像力を高めて更なる可能性を

子どもの知的好奇心を伸ばすと、子どもの可能性が広がるだけでなく将来の学習意欲にもつながります。ママはどうしたら子どもの知的好奇心を伸ばすことができるでしょうか?今回は好奇心の三つのタイプや家庭でできる知的好奇心を伸ばす方法、やってしまいがちな知的好奇心の成長を妨げることなどをご紹介します。

独創性や想像力を伸ばす知的好奇心とは

好奇心は三つのタイプに分けられる

好奇心には以下の3種類があります。

【拡散的好奇心】いろいろなことに興味を持つこと
【知的好奇心】拡散的好奇心の中で特に興味を持ったものを深く掘り下げていくこと
【共感的好奇心】ほかの人の考えや気持ちを知ること

子どもはまずいろいろなものに興味を抱く拡散的好奇心を持ち、次になにか一つのものに集中するようになります。そのとき知らないや知識や予想と異なる事実が適度にあるものに対して、好奇心がわきやすくなります。

反対に、極端に予想と違ったり知らないことがあり過ぎたりするものには興味を持ちにくいです。また、ママが子どもに「なぜ昆虫が好きなの?」「どうしてそう考えるの?」と共感的好奇心を持つと、子どもは知的好奇心を育みやすくなりますよ。

「知りたい」の意識を高める知的好奇心

知的好奇心とは、まだ知らない知識や体験などを知りたいと思う心です。知的好奇心は拡散的好奇心の中から絞られます。

赤ちゃんがなんでも口に入れたりママの携帯や財布などを触りたがったりするのは、拡散的好奇心といえます。こうして子どもはだんだんと知識を増やしていくのです。

なにも知識がなければ知的好奇心は育みにくいです。拡散的好奇心によってある程度の知識を得ているからこそ、今まで得てきた知識にはない未知の世界にも興味を持ちやすくなるのです。

知的好奇心を持つと一つのものに「はまる」ようになります。たとえば昆虫にはまれば、図鑑であらゆる昆虫を調べたり虫取り網を持ち歩き、暇さえあれば昆虫採集したりするようになるのです。

知的好奇心は学習意欲にも影響が出やすい

知的好奇心を持って一つのことを探求する子は、ほかのことも探求したくなる傾向があります。たとえば恐竜が好きな子は恐竜についてのあらゆることを調べ尽くすと、今度は恐竜時代の地球環境など、恐竜の周辺のことまで興味の幅を広げる場合があります。

太古の地球について調べるうちに、次は人間の進化について興味を抱くかもしれませんよね。このように次々と興味がある分野が増えて好奇心は尽きないのです。

このことは学習意欲にも影響する可能性が高いです。興味のあることを深く掘り下げる知的好奇心を満たす毎日になれば、将来勉強するときに自然とその習性が生かされるでしょう。

本人は好奇心を追求しているだけでも、はたから見れば向上心がある努力家として映ります。

家庭でできる知的好奇心を伸ばす方法

子どもの疑問に対して一緒に調べる

2~6歳くらいまでの時期を心理学では「質問期」と呼びます。朝から晩まで「なんで」「どうして」と質問攻めでママは大変かもしれませんが、知的好奇心がぐんぐん伸びます。

なるべくその場で対応できると、好奇心の芽が育ちやすくなりますよ。「後でね」とママが子どもに言ったときは忘れずに後で一緒に調べましょう。子どもはママの誠実な対応を覚えていますよ。

子どもの質問に「どうしてだと思う?」と質問を返すのは、自分で考えたり調べたりするのを促すよい方法です。ママと一緒にその答えについて話し合ったり調べたりすれば、考える力もつきますよね。

また、突拍子のない質問を笑わないようにしましょう。その発想が子どもの創造性を育む場合がありますよ。

子どもの「やりたい」を尊重しよう

たとえばおもちゃの分解が好きで少し目を離すと分解しているような子の場合、ママは子どものすることに困るかもしれません。けれども分解できるおもちゃを数種類用意し、ママが見ている前で思う存分分解を楽しむのも好奇心を伸ばす方法ですよ。そのうちいろいろな機械に興味を持つかもしれませんよね。

脳は好奇心が満たされると「ドーパミン」という気持ちよさや幸福感を感じる物質を放出します。するともっと幸福感を感じたくて好奇心を探求するようになるのです。

好奇心はさらなる好奇心を生み、その知識や体験の深さや幅はどんどん増えていきます。しかしママが子どもがやりたいことを阻止すると、この流れが断ち切られる可能性があります。子どもの好奇心は尊重するようにしましょうね。

パパやママ自身が楽しむことも大切

子どもはパパママの行動をよく観察していて、真似します。もしお子さんがあまり好奇心旺盛ではないと思ったら、パパママが日々好奇心を持って楽しく過ごすことをおすすめします。

昆虫採集やアイロンビーズなど、子どもが好きなことを一緒に楽しむのもよいですね。語学や編み物、習字などママの好きなことを楽しむ時間を作ることは子どものためだけでなく、ママ自身の張り合いにもなるはずです。

忙しくて時間がなくても、家事の中で興味を持てるものを一つ追求してみてはいかがでしょうか?たとえば忙しい中でも工夫しながら楽しく料理を作るママの姿を見た子どもは「一つのことを一生懸命するのは楽しいことなんだな」という印象を持つことができますよ。

気付かないうちにやりがちなNGなことは?

スマホやテレビは好奇心の成長を妨げる

スマホやテレビは受動的な関わりが多くなります。動画で配信されている実験など、誰かがやっているのを見て理解したつもりになっていても実際にやってみて初めて分かることもありますよね。

本で調べものをする場合は自分で本の種類やページを選ぶ必要がありますが、インターネットは検索するだけですぐに答えが出ます。簡単に得た知識は忘れやすいですよね。

また、スマホやパソコンでの調べものは動画や画像が豊富なため実物を触らなくて満足しがちです。しかし実物を見たり触ったりしなければ感触や匂いなどは分かりません。

興味があることをネットで調べるのがいけないわけではありませんが、スマホで調べるだけで終ってばかりいると子どもの好奇心は成長しづらいかもしれませんね。
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