冬は幼児になにを着せたらいい?幼児の冬服の選び方と着せ方を紹介
寒い冬、子どもにどんな冬服を着せたらよいのか悩んでいるママもいるかもしれません。暑すぎると汗をかいてしまうし、薄着だと風邪をひいてしまいます。そこで今回は、子どもの冬服を選ぶポイントや着せるときのポイント、気をつけたいことなどについてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
幼児の冬服を選ぶ際のポイントは?
幼児の冬服の素材と種類を知ろう
・綿
肌触りがよく吸汗性に優れています。保温性が高いので体温を逃しません。特に、肌に直接触れる下着にぴったりの素材ですが、洗濯により収縮しやすいのが欠点です。
・ウール
保温性が高く、湿度も逃がしやすいので冬には大活躍の素材です。しかし直接肌に触れるとチクチクするのと手入れが面倒なのが欠点です。
・アクリルやポリエステルなどの化繊
ウールに似た長所を持ち、価格が安く手入れがしやすいものの、吸汗性に劣ります。静電気がおきやすく、毛玉ができやすいのも欠点です。
冬服でも幼児には綿素材がおすすめ
下着が汗を吸収しにくい素材の場合、肌の上に汗が溜まって蒸れてしまうと、肌荒れの原因にもなってしまいます。子どもの肌は大人の肌よりも薄くデリケートなので、気をつけてあげるようにしたいですね。
肌に直接触れる部分に綿素材を着ていれば、その上に重ね着する服は綿素材にこだわらなくても大丈夫です。ただ、ボトムスに関しては、ひざの裏などにも子どもは汗をかきやすいので、できれば綿素材のズボンや下着、タイツなどをはかせるようにしたいですね。
サイズで悩みやすい冬服も目安を知れば安心
子どもが自分で脱ぎ着をしたがるようになったら、1人で着脱しやすいよう少し大きめのサイズを用意するのがよいでしょう。伸縮性があり、脱ぎ着しやすいデザインのものを選びたいですね。
3~4歳になると2シーズン着られるよう、少し大きめのアウターを買ってもよいでしょう。袖を折り返せば着られますし、今年はロング丈、来年はジャストな丈で着こなすことができるので経済的にも助かりますね。
幼児に冬服を着せるときのポイントは?
幼児の体温調整を意識しよう
走り回る年齢の子どもの場合は、活発に体を動かすので暑くなりがちです。大人よりも1枚少な目を着せるように意識したいですね。
公園などの外出先でも簡単に体温調節ができるよう、薄手の服を重ね着させることをおすすめします。たとえば半袖の綿下着の上に長袖Tシャツ、さらにその上に薄いセーターなどを重ね着してもよいですね。
アウターはライナーがチャックやボタンなどで取り外しのできるものを選ぶと、冬はもちろん春先まで使うことができるので便利ですよ。
寒くても着せすぎには注意しよう
大人と同じように厚着をしていると、子どもは暑くて汗をかいてしまいます。汗をかいた状態で外にいると、湿った服を着ていることにより体が冷えて体調を崩してしまいますよ。
寒くても着せすぎには注意するようにし、子どもが外出先で汗をかいたら着替えられるよう、下着とTシャツぐらいは常に持ち歩いていると安心です。屋内に入ったら、こまめに子どもの上着を脱がせるなどして体温調節するようにしてくださいね。
幼児が寝るときは肌着を忘れずに
寝汗は寝始めた頃にかくことが多く、体内にこもった熱を放射して汗をかくことにより体温を下げ、深く眠ろうとすることによって起こります。さらっとしたタイプの汗ですぐに引くようなら、しばらく様子を見てみましょう。
寝始めてから時間がたってもまだ汗をかいているようなら、着ているものを1枚脱がせる、もしくは掛け布団を薄いものに変えるなど工夫してくださいね。寝汗を吸収させるためにも、子どもが寝るときにはパジャマの下に必ず吸汗性のよい下着を着せるようにしましょう。
幼児の冬服で気をつけておきたいこと
事故が起きやすい服装を知ろう
マフラーやパーカーは垂れている面積が大きいため、公園で遊んでいるときに遊具などに引っかかって首が圧迫されてしまうことがあります。特にジャングルジムやアスレチックタイプの遊具では注意したいですね。
裾が長いズボンや、裾に紐がついているようなデザインのボトムスだと自転車に乗ったときにボトムスが車輪に絡んで転倒してしまうこともあります。また、自分で裾や紐を踏んづけて歩いて転ぶといった事故も考えられるので気をつけましょう。