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2歳児に髪の毛を引っ張られて辛い!引っ張る原因や回避の方法とは

2歳児に髪の毛を引っ張られて辛い!引っ張る原因や回避の方法とは

2歳ごろの子どもがママの髪の毛を引っ張ることがありますが、なぜなのでしょうか。一度や二度ならば耐えられますが、毎日のように引っ張られると困ってしまいますね。ママだけならばまだよいですが、万が一ほかの人や友だちの髪の毛を引っ張らないか心配、そんなママの悩みに答えます。

2歳児はなぜ髪の毛を引っ張るの?

ママの反応がおもしろいから

2歳児は少しずつ言葉が出始め、発達も目覚ましいものを感じますね。しかし、イヤイヤ期など困ったことが出てくるのもこのころです。

2歳ごろの子どもがママの髪の毛を引っ張るのはよくあることで、そのときママが「痛い!痛い!」など声を出して反応することがおもしろいため、遊びの一環としてやっていることが多いようです。ママが本気で嫌がれば嫌がるほど、おもしろがってやるので困りますね。

髪の毛が長いママはとくに、子どもの格好のおもちゃになってしまう可能性があります。サラサラ揺れる髪に興味を持って、引っ張ってみたところママがおもしろい顔をして叫ぶのですから子どもも大喜びです。

まだ、他人の痛みなどに気がつかない2歳児ならではの遊びなのかもしれませんね。

イライラするなどの気持ちの問題

2歳児は言葉が出るようになるとはいえ、まだ思ったことを上手に伝えられません。お腹が空いているのに、遊んでほしいのに、うまく伝わらないことにイライラするかもしれません。

そんなとき、目の前にあるママの髪の毛を引っ張ってしまうことがあります。不快感やイライラの原因を子ども自身が自覚している、いないにかかわらず、子どもは違和感を発散するために攻撃的になってしまうことがあるようです。

子どもによって叩く、噛むなど色々な行動をしますが、髪の毛を引っ張ることもその一つです。子どもが髪の毛を引っ張るときの表情を見ると、遊んでいるのではないと判断できるかもしれません。

そんなときは、子どもの要求やイライラの原因を探りましょう。

甘え下手な性格が関係していることも

本当はママに甘えたいのに、どう表現してよいか分からないと「髪の毛を引っ張る」という行為につながることがあります。小学生でも好きな子についいじわるをしてしまう子がいますが、それも愛情の裏返し、関心を持っていることの証拠です。

上手に甘えられない子どもは、自立心が強く「ママがいなくても大丈夫!」と頑張るタイプであることが多いようです。それでもやっぱり大好きなママとどうしたら触れ合えるか、編み出した方法がちょっと攻撃的になってしまっている可能性も。

「やめて!」とママがお願いしてもふざけてやめてくれませんが、善悪の区別はついているので心配はいりません。ママに上手に甘える方法がまだ分からないだけなので少し待ってみましょう。

2歳児に髪の毛を引っ張られないために

子どもの気持ちを汲み取ろう

2歳児の子どもがママの髪の毛を引っ張るとき、言葉のつたなさが原因で気持ちが伝えられないことからの行動だと考えられます。甘えたい、寂しい、あれが欲しい、もっと遊びたいなど、どんな気持ちがそこに隠れているかママが汲み取るようにしましょう。

そして、その気持ちをママが代弁することで、子どもがママに理解してもらったと分かれば髪の毛を引っ張るなどの攻撃的な行動は起こさずに済むかもしれません。また、気持ちの代弁に合わせてママの気持ちも伝えると、自分以外の人にも感情や痛み、悲しみなどがあるのだと子どもが気づくきっかけになります。

「髪の毛を引っ張ると痛い」のは当たり前のことですが、そのことすらまだ学習中なのです。

タイミングを見計らって気を紛らわそう

ただふざけているだけなのか、何か伝えたいことがあるのか、2歳の子どもがどんなときにママの髪の毛を引っ張っているのか考えてみましょう。もしも思い当たる状況がいつも同じであれば、先回りして髪の毛を引っ張るタイミングを作らないように工夫します。

「そろそろやられそうだな」と感じたら、気を紛らわせるためにママの方からほかの遊びを提案してみてはいかがでしょうか。何か要望がありそうであれば、ママが代弁するか言葉で伝えるように促しましょう。

髪の毛を引っ張ることは必ずしも問題行動ではありませんが、そうした状況を作らないことでママも痛い思いをすることがなくなりますし、叱らなくてもよいので穏やかな育児が取り戻せるはずです。

子どもの動機に合わせて代わりの手段を

2歳児にとって、言葉で気持ちを伝えることは難しいことです。そのため、叩いたり噛みついたりという攻撃をしてしまうことがあります。怒りや悔しさなどが髪の毛を引っ張るという行動に結びついている場合はママが代わりの手段を伝えて、子どもが少しずつ実践していけるように手助けをしましょう。

言葉で伝える、気持ちを切り替えてほかのことをする、目的のためにどうすればよいか考える、どれも大人は当たり前にやっていることですが、2歳児ではまだまだ嫌なことがあればその感情をストレートに表現してしまいます。

子どもの動機がどのようなものなのか知ることで代わりの手段が見えてきますので、子どもに寄り添って考えてみるようにしましょう。
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