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シルクのシワはアイロンでとれるの?ネクタイ用のお手入れ方法も紹介

シルクのシワはアイロンでとれるの?ネクタイ用のお手入れ方法も紹介

シルクの服やネクタイにシワがあった場合、家庭のアイロンでシワとりができるのか、迷っているママもいるのではないでしょうか。シルクはデリケートな素材ですが、正しい方法で行えばアイロンがけができますよ。シルクのアイロンがけのコツや、ネクタイ用のお手入れ方法、アイロンがけせずにシワをとる方法もご紹介します。

アイロンがけに注意が必要なシルクの特徴

熱に弱く水に弱いというデリケートな繊維

シルクは肌触りがよく独特の光沢を持つ人気の素材ですよね。吸放湿性や保温性も優れるため、冬は暖かく夏は涼しいといった特徴があり、着心地がよい高級素材としても知られています。

蚕の繭から作られる天然繊維のシルクは、約20種類のアミノ酸を含むたんぱく質が主成分となっています。化学繊維に比べ天然素材はシワになりやすい性質があり、さらにシルクは主成分がたんぱく質なので熱に弱い特徴もあります。水にも弱く直接水分を与えると縮んでしまうことがあるといった、デリケートな繊維です。

取り扱いが難しいシルクですが、シワができても比較的深いシワにはなりにくいともいわれています。アイロンがけ以外にも家庭でシワをとる方法があるので、安心してくださいね。

失敗すると水染みやテカリ、変色の恐れも

たった1度だけでもシルクのアイロンがけに失敗してしまうと、シルクのよさが失われ風合いを損なうことになってしまいます。

水に弱いシルクにスチームアイロンを当ててしまうと、水の水滴が生地に落ちて水染みができることがあります。そのためシルクは基本としてスチームアイロンは不可となっているのですね。

シルクの光沢は、繊維の中の複雑な構造が生み出すものです。アイロンを強く当ててしまうと繊維が寝てしまい、テカリが発生してしまうことがありますよ。同じたんぱく質が主成分となる肉や魚を焼いたときに焦げができるのと同じように、アイロンの熱によって焦げのような変色が起こることもあるのです。

お気に入りの衣類を傷めないためにも基本を守ることが必要ですね。

パパのネクタイのシワもアイロンでとれる?

1日きっちりとネクタイを締めていると、どうしても結び目付近には深いシワが残ります。シルクのネクタイは使用後2~3日ほど休ませることで自然とシワは消えますが、深いシワができたときには完全に取れないことがあります。ハンガーに吊るして保管しておいたネクタイに折りシワができてしまい困っているパパもいるかもしれませんね。

またネクタイの保管方法が不適切だと、七五三や入卒園式、入学式などで普段はネクタイをしないパパは慌てることになります。シワシワになったネクタイを、ママに「どうにかして」と出してくることも考えられますよね。

このようなときですが蒸気が出るアイロンがあれば、家庭でもネクタイのアイロンがけでシワがとれますよ。

シルクをアイロンがけ!ネクタイ用の方法も

ドライが基本!当て布をして低温でかける

シルクは水に弱いため、アイロンがけをするときには蒸気を当てるスチームアイロンではなく、ドライアイロンを利用するのが基本となります。また、事前に霧吹きなどで生地を湿らせることも避けましょう。

温度設定は110~130度の「低温」に設定するのがおすすめです。もしアイロンに生地別の温度調整機能があるようでしたら「シルク」に合わせるとよいですね。直接アイロンが当たるのを避けるために、綿のハンカチなどを使い当て布をしてアイロンがけを行います。

強く押したり何度もアイロンがけしたりすると、繊維がけば立ってしまいテカリの原因となるため、なるべくスピーディーに行うように心がけるとよいですよ。太い糸の方向に沿ってアイロンがけを行うのもポイントです。

ネクタイの場合は工夫をして蒸気を当てる

シルクのネクタイにアイロンがけをする場合は、ひと工夫する必要がでてきます。シルクのアイロンがけは本来ドライアイロンが基本となりますが、ネクタイの場合はスチームアイロンを使うのがポイントとなります。

アイロンは中温に設定し蒸気が出るよう準備をしておきましょう。ネクタイは水に弱いため、蒸気以外に水滴が落ちてこないかチェックしておくとよいですね。

アイロン台にネクタイを置き、まずは手で優しくシワをのばした後に当て布を置きます。スチームアイロンは当て布に当たらないよう、浮かせた状態で蒸気を当てるのがポイントとなりますよ。

当て布を外したら再び優しく手でシワをのばし、これを数回繰り返して少しずつシワをのばすのがコツです。

菜箸を使ったひと手間で美しい仕上がりに

スカーフやブラウスとは違い、ネクタイは厚みがあるほうが見栄えがよくなりますよね。蒸気を当てシワをのばした後、菜箸を使った一手間でさらに美しく仕上げることができるので試してみてくださいね。

ネクタイを裏返し、菜箸を折り目に沿って差し込みます。菜箸がなければ、細くて長く、熱に強い素材のものであれば針金ハンガーを曲げたものでもよいですよ。

菜箸を差し入れた状態でネクタイに当て布をして、菜箸を持ち上げ浮かせた状態をキープしながら、中温設定のスチームアイロンで蒸気をあてていきます。アイロンに対してネクタイが横向きになるように置き、折り目に沿って蒸気を当てるのがポイントです。最後にネクタイの水分を飛ばせばOKですよ。

アイロンがけ不要のシルクのお手入れ方法

お風呂場や霧吹きなどの蒸気を当てる

シルクは水に弱い繊維ですが、手洗いであれば家庭で洗濯することができますし、蒸気であれば当てても問題がありません。水染みができるような水滴が落ちないようにすればよいのです。

手洗いをしたスカーフなどは、ゆるく絞って竿にかけておけばスカーフ自身の重みで自然とシワがのびます。シルクは乾きやすいので、水滴が垂れるくらいゆるく絞っても大丈夫ですよ。

洗濯ができない場合は、入浴後のお風呂場に吊るしたり加湿器を使ったりして蒸気を当てるだけで、シルクが水分を吸収してシワがのびます。軽いシワなら霧吹きで軽く水を含ませてもOKです。どちらの場合も、風通しのよい場所で1日くらい陰干しをすれば簡単にシワがとれますよ。
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