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おむつはずれの時期はいつごろ?自然にはずれる目安や成功ポイント

おむつはずれの時期はいつごろ?自然にはずれる目安や成功ポイント

おむつをしている子どもにトイレでおしっこができるよう伝えることはなかなか大変ですね。今回ご紹介する「おむつはずれ」は自然におむつがはずれるようママやパパが促す方法です。一体どのように促していくのか、また成功するためのポイントや注意するべき点についてお伝えします。

おむつはずれの意味と時期について

おむつはずれは自然におむつがはずれること

「おむつはずれ」とは自然におむつがはずれることです。自然にはずれるためには、子どもの心と体が成長して準備が整う必要があります。

パパとママは子どもの成長を見守りながら、子どもがトイレに興味を持つよう促します。こうした自然な流れの中で、子どもは無理なくおむつを卒業することができるのです。

一方、子どもの成長は個人差が大きいので、おむつはずれに適した時期にはずいぶん差があります。しかしどんな子でも、おむつがはずれる日は必ずやってくるので、ママは不安にならないでくださいね。

このように「おむつはずれ」は子どもの成長を見守りながらおむつをはずします。そのため、ママが最適な時期を見極めることも必要になります。

おむつはずしとの違いは?

「おむつはずれ」の目的は、トイレでおしっこがひとりでできるようになることです。一方「おむつはずし」も同じ目的で行われます。とても似ているこの二つ、違いはなんなのでしょうか。

おむつはずれは子どもの成長や気持ちを尊重するのに対して、おむつはずしは「おむつとバイバイしようね」とママやパパが主導しておむつをはずします。

例えばおむつはずれは子どもの態度で親が察知して「トイレに座ってみる?」と、子どもに寄り添って促します。対しておむつはずしでは親がスケジュールを組み「トイレの時間だから座ってみようか?」と意図的に促すのです。

「おむつはずれ」は子ども主導、「おむつはずし」は親主導でおしっこがひとりでできるように進めていくのです。

おむつはずれの時期は個人差が大きい

子どもの発達の具合は個人差が大きいです。おむつはずれも同じで、早い子は0歳からトイレに興味を持って、おむつはずれに取り組めるケースがあるようです。

一般的におむつはずれを始めるのが多いのは、子どもが1歳半~2歳のころです。このころにはママと言葉が交わせるようになるため、トイレへの促しができるようになります。また排泄コントロールができるようになる3~4歳ごろに始められるようになる子も少なくないようです。

このように、おむつはずれに適した時期は子どもにより様々です。年齢にとらわれることなく、子どもがおむつはずれに適した成長をしたり、トイレなどに興味を持ったりすることの方が大切です。その子のペースを見守りましょう。

おむつはずれの目安とはどんなこと?

おしっこの間隔が2~3時間あく

おむつはずれは子どもの成長を見守りながら、子どもの心や体、生活習慣など様々な面で準備が整ったときに開始します。ここからは「準備が整った」合図になる、具体的な三つの目安についてご紹介します。

一つ目の目安が、おしっこの間隔があくことです。間隔があくには膀胱がある程度おしっこをためることができるくらい成長している必要があります。おしっこをためる量が増えるにつれて、間隔は徐々にあいていきます。

おむつはずれを開始するには、一般的におしっこの間隔が2~3時間になることが目安の一つです。おむつはずれを考え始めたら、ママはおむつが濡れていないかこまめにチェックして、おしっこのあく間隔を確認してみましょう。

ひとりで立って歩けるようになる

おむつはずれをスムーズに開始するための二つ目の目安が、子どもがひとりで立って歩けるようになることです。単純に考えて、トイレに行くためには、立って歩けることは大切ですね。

ママが抱っこすれば歩けなくてもよいですが、1日に何度もトイレまで抱っこするのは大変です。子どもがママに「おしっこ」と伝えるためにも、歩けたほうがよいですよ。

一方「ひとりで立って歩ける」ことが目安になるのは、歩いて移動する以外にも別の理由があります。

実はひとりで立って歩くことができる子どもは、おしっこがたまる感覚を感じやすいのだそうです。これには大脳皮質の発達が影響していています。脳の発達から考えても、ひとりで歩けるというのは重要な目安になるようです。

言葉の意味を理解できおしっこを伝えられる

おむつはずれを開始するための目安、三つ目が「言葉を理解できること」です。「おしっこ」という言葉を理解できてからの方が、トイレへの促しが楽になります。

「おしっこ」という言葉だけでなく、おしっこが何なのか、おしっこがたまる感覚、出る感覚を言葉で伝えたり理解したりすることも大切です。子どもがおしっこに行きたそうな様子を見かけたママが「おしっこ出る?行こうか?」と聞いたり、子ども自身が「おしっこ」とママに伝えたりすればスムーズにおむつはずれを進めることができますよ。

ここまでにご紹介した三つの目安をすべてクリアしたら、いよいよおむつはずれの練習開始です。まずは子どもがトイレに興味を持って足を運ぶように、少しずつ促していきましょう。

おむつはずれを促す練習をしよう

トイレに興味を持たせよう

おむつはずれの練習は、まずは子どもにトイレへの興味を持たせることから始めます。トイレに興味を持つためには「トイレ」という場所を認識して身近に感じてもらうことが大切です。

具体的には、子どもがトイレへ行く回数を意図的に増やします。ママやパパがトイレに行くときに一緒に行ったり、おむつ替えをトイレで行ったりしましょう。一緒に行くことで「トイレ」を認識して、身近に感じるようになりますよ。

大人がうれしそうにトイレに行く姿を見せることも大切です。大人はトイレを「排泄の場所」ととらえてしまいがちですが、マイナスなイメージが伝わると子どもがトイレを嫌いになる可能性があります。「おしっこをしてスッキリする場所」という気持ちで行ってくださいね。

子どもの様子を見ながらトイレに誘おう

トイレに興味を持ったら、子どもは次第にトイレに座りたいそぶりを見せるようになります。様子を見ながら、次はトイレに誘ってみましょう。

誘うタイミングは、最後におしっこをして約2時間後で、おむつが濡れていないときがおすすめです。ただし遊びに夢中になっているときはトイレに関心を示しにくいので避けたほうがよいでしょう。

補助便座を使って(またはおまるを使って)トイレに座ったら「シーシー」など声をかけてみましょう。おしっこが少しでも出たらたくさん褒めてくださいね。褒められることで次のやる気にもつながりますよ。

トイレに誘うタイミングは、ほかにも起床時や就寝前など、決まった時間も効果的です。習慣にできると誘いやすくなりますよ。

おしっこ体験が増えたらパンツに挑戦

トイレでおしっこ体験が増えたら、いよいよパンツに挑戦しましょう。子どもが前向きに挑戦できるよう、好きなキャラクターなどがプリントされたパンツを用意するとよいですよ。

パンツに挑戦するときに大切なのが叱らないことです。当分はおもらしすることが多いので、もし「おしっこ出た」とパンツが漏れたことを報告したときは「教えてくれてありがとう」と褒めてください。

「次は出る前に教えてくれるとうれしいな」と伝えると、子どものやる気を損なうことなく次につなげることができます。

パンツはトレーニングパンツがおすすめです。トレーニングパンツなら失敗してもパンツだけ替えればよいのでママの負担も減り、余裕をもって挑戦できます。
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