おむつはずれの時期はいつごろ?自然にはずれる目安や成功ポイント
おむつをしている子どもにトイレでおしっこができるよう伝えることはなかなか大変ですね。今回ご紹介する「おむつはずれ」は自然におむつがはずれるようママやパパが促す方法です。一体どのように促していくのか、また成功するためのポイントや注意するべき点についてお伝えします。
目次
- おむつはずれの意味と時期について
- おむつはずれは自然におむつがはずれること
- おむつはずしとの違いは?
- おむつはずれの時期は個人差が大きい
- おむつはずれの目安とはどんなこと?
- おしっこの間隔が2~3時間あく
- ひとりで立って歩けるようになる
- 言葉の意味を理解できおしっこを伝えられる
- おむつはずれを促す練習をしよう
- トイレに興味を持たせよう
- 子どもの様子を見ながらトイレに誘おう
- おしっこ体験が増えたらパンツに挑戦
- おむつはずれを成功させるポイント
- おしっこやうんちができたらいっぱい褒める
- 絵本やDVDで子どもの意欲を引き出そう
- 男の子はパパやお兄ちゃんが憧れ
- おむつはずれの練習をするときの注意点
- 子どもが失敗しても叱らない
- ママは焦らずおおらかな気持ちで
- 周りの子どもと比べない
- おむつはずれのメリット、デメリット
- おむつ代がいつまでかかるか分からない
- ママと子どものストレスが少ない
- 子どもの準備が整っていれば成功しやすい
- まとめ
おむつはずれの意味と時期について
おむつはずれは自然におむつがはずれること
パパとママは子どもの成長を見守りながら、子どもがトイレに興味を持つよう促します。こうした自然な流れの中で、子どもは無理なくおむつを卒業することができるのです。
一方、子どもの成長は個人差が大きいので、おむつはずれに適した時期にはずいぶん差があります。しかしどんな子でも、おむつがはずれる日は必ずやってくるので、ママは不安にならないでくださいね。
このように「おむつはずれ」は子どもの成長を見守りながらおむつをはずします。そのため、ママが最適な時期を見極めることも必要になります。
おむつはずしとの違いは?
おむつはずれは子どもの成長や気持ちを尊重するのに対して、おむつはずしは「おむつとバイバイしようね」とママやパパが主導しておむつをはずします。
例えばおむつはずれは子どもの態度で親が察知して「トイレに座ってみる?」と、子どもに寄り添って促します。対しておむつはずしでは親がスケジュールを組み「トイレの時間だから座ってみようか?」と意図的に促すのです。
「おむつはずれ」は子ども主導、「おむつはずし」は親主導でおしっこがひとりでできるように進めていくのです。
おむつはずれの時期は個人差が大きい
一般的におむつはずれを始めるのが多いのは、子どもが1歳半~2歳のころです。このころにはママと言葉が交わせるようになるため、トイレへの促しができるようになります。また排泄コントロールができるようになる3~4歳ごろに始められるようになる子も少なくないようです。
このように、おむつはずれに適した時期は子どもにより様々です。年齢にとらわれることなく、子どもがおむつはずれに適した成長をしたり、トイレなどに興味を持ったりすることの方が大切です。その子のペースを見守りましょう。
おむつはずれの目安とはどんなこと?
おしっこの間隔が2~3時間あく
一つ目の目安が、おしっこの間隔があくことです。間隔があくには膀胱がある程度おしっこをためることができるくらい成長している必要があります。おしっこをためる量が増えるにつれて、間隔は徐々にあいていきます。
おむつはずれを開始するには、一般的におしっこの間隔が2~3時間になることが目安の一つです。おむつはずれを考え始めたら、ママはおむつが濡れていないかこまめにチェックして、おしっこのあく間隔を確認してみましょう。
ひとりで立って歩けるようになる
ママが抱っこすれば歩けなくてもよいですが、1日に何度もトイレまで抱っこするのは大変です。子どもがママに「おしっこ」と伝えるためにも、歩けたほうがよいですよ。
一方「ひとりで立って歩ける」ことが目安になるのは、歩いて移動する以外にも別の理由があります。
実はひとりで立って歩くことができる子どもは、おしっこがたまる感覚を感じやすいのだそうです。これには大脳皮質の発達が影響していています。脳の発達から考えても、ひとりで歩けるというのは重要な目安になるようです。
言葉の意味を理解できおしっこを伝えられる
「おしっこ」という言葉だけでなく、おしっこが何なのか、おしっこがたまる感覚、出る感覚を言葉で伝えたり理解したりすることも大切です。子どもがおしっこに行きたそうな様子を見かけたママが「おしっこ出る?行こうか?」と聞いたり、子ども自身が「おしっこ」とママに伝えたりすればスムーズにおむつはずれを進めることができますよ。
ここまでにご紹介した三つの目安をすべてクリアしたら、いよいよおむつはずれの練習開始です。まずは子どもがトイレに興味を持って足を運ぶように、少しずつ促していきましょう。
おむつはずれを促す練習をしよう
トイレに興味を持たせよう
具体的には、子どもがトイレへ行く回数を意図的に増やします。ママやパパがトイレに行くときに一緒に行ったり、おむつ替えをトイレで行ったりしましょう。一緒に行くことで「トイレ」を認識して、身近に感じるようになりますよ。
大人がうれしそうにトイレに行く姿を見せることも大切です。大人はトイレを「排泄の場所」ととらえてしまいがちですが、マイナスなイメージが伝わると子どもがトイレを嫌いになる可能性があります。「おしっこをしてスッキリする場所」という気持ちで行ってくださいね。
子どもの様子を見ながらトイレに誘おう
誘うタイミングは、最後におしっこをして約2時間後で、おむつが濡れていないときがおすすめです。ただし遊びに夢中になっているときはトイレに関心を示しにくいので避けたほうがよいでしょう。
補助便座を使って(またはおまるを使って)トイレに座ったら「シーシー」など声をかけてみましょう。おしっこが少しでも出たらたくさん褒めてくださいね。褒められることで次のやる気にもつながりますよ。
トイレに誘うタイミングは、ほかにも起床時や就寝前など、決まった時間も効果的です。習慣にできると誘いやすくなりますよ。
おしっこ体験が増えたらパンツに挑戦
パンツに挑戦するときに大切なのが叱らないことです。当分はおもらしすることが多いので、もし「おしっこ出た」とパンツが漏れたことを報告したときは「教えてくれてありがとう」と褒めてください。
「次は出る前に教えてくれるとうれしいな」と伝えると、子どものやる気を損なうことなく次につなげることができます。
パンツはトレーニングパンツがおすすめです。トレーニングパンツなら失敗してもパンツだけ替えればよいのでママの負担も減り、余裕をもって挑戦できます。