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新生児にエアコンは大丈夫?快適な温度や使用時の注意点とは

新生児にエアコンは大丈夫?快適な温度や使用時の注意点とは

朝起きるまでつけっぱなしでもいい?

エアコンを一晩中つけっぱなしにすることに、抵抗を感じるママも多いかもしれません。何となく体に悪いような気がしますし、冷やし過ぎにならないか、乾燥しないかなど気になることは多いと思います。

しかし暑い日が続く夏場は、赤ちゃんが寝ているときでも熱中症や脱水症状をおこす可能性があります。また寝苦しさから赤ちゃんの眠りが浅くなり、不快感で何度も起きてしまうことも考えられます。そうなるとママも辛いですよね。

つけっぱなしが気になるようなら、最初はエアコンのタイマーを2~3時間に設定しておいて様子をみましょう。タイマーが切れた途端に赤ちゃんが泣き出すようなら、設定温度に気を付けて、朝までつけておいたほうがよいかもしれません。

冷え予防のために床よりベッドがおすすめ

冷気は下に溜まっていくことを考えると、赤ちゃんを寝かせるのは床よりもベッドの方がよいでしょう。寝ている間は人の動きがないぶん、床に近い場所は設定温度よりも寒くなってしまうことがあります。

ベビーベッドが無い場合は、サーキュレーターを併用するのもおすすめです。お部屋の空気を循環させるために作られているので、簡単に室内温度を均一にたもつことができます。ただし、赤ちゃんに直接風を当てないように注意が必要です。

サーキュレーターの代わりに扇風機を使っても大丈夫です。どちらを使用する場合も埃も一緒に巻き上げてしまう可能性があるため、掃除機をかけたり、こまめに拭き掃除したりして床を清潔に保つように心がけましょう。

エアコンのない場所で過ごす場合の対応策

扇風機を使って体温調節をする

赤ちゃんが寝ている部屋にエアコンを設置していなかったり、帰省先などでエアコンが無い場所に寝かせるときには扇風機をうまく使いましょう。

エアコンより効果は低いものの、部屋に空気の流れを作り出して熱がこもるのを防いでくれます。より冷たい風を送りたいときには、扇風機の前に凍らせたペットボトルを置くのも一つの手です。ペットボトルの下は濡れるので、タオルを敷いておきましょう。

扇風機を使う上で、一番気を付けなくてはいけないのは風向きです。赤ちゃんに扇風機の風を直接当てるのではなく、壁などにワンバウンドさせた風を送るようにするとよいでしょう。

やはりエアコンに比べると部屋が暑くなりがちなので、こまめな水分補給を心がけましょう。

シャワーや水浴びをして体を冷やす

汗をかきやすい季節は、シャワーや水浴びをするのも効果的です。肌を清潔に保つことで、あせもの予防にも役立ちます。

1日に何度もシャワーをするなら、せっけんを使う必要はありません。必要以上に皮脂を取ってしまうと、乾燥の原因になってしまう恐れがあります。肌をゴシゴシとこするのも控えましょう。

新生児期の赤ちゃんにプールはまだ早いですが、ベビーバスなどにお水をためて行水するのはよい方法です。汲みたての水は冷たすぎることがあるため、ためてから2時間ほどおいたものを使用します。

長時間の行水は赤ちゃんの負担になりますし、体が冷え過ぎてしまう可能性があるので、1日1回5分程度にとどめましょう。終わったあとの水分補給も忘れずに。

保冷剤やひんやりするグッズを使用する

冷却パットや保冷剤で首や背中を冷やすと、赤ちゃんの寝つきもよくなります。赤ちゃん用のグッズもたくさん売られていますが、専用のものでなくても代用できることができます。

保冷剤を使う場合は、直接赤ちゃんに当てるのではなく間接的に冷やすのがポイントです。タオルにくるんで赤ちゃんから少し離れた位置に置いておきます。

冷却パットを使用するときも、直接寝かせるのは避けたほうが無難です。タオルケットなどを一枚挟んでじんわりと冷えるように工夫をしましょう。

そのほかにも、寝具や衣服の素材をい草や麻に変えてみるのも一つの手です。通気性のよい素材を使うことで、汗によるムレや熱がたまるのを防ぐ効果が期待できます。

エアコンを使用する際の注意点

エアコンの風を新生児に直接あてない

エアコンだけではなく扇風機にもいえることですが、赤ちゃんに冷たい風を直接あてるのは避けたいところです。風が直接あたると、設定温度以上に冷やし過ぎたり、暖め過ぎたりしやすくなりますし、赤ちゃんも体力を消耗してしまいます。

赤ちゃんを寝かせる場所に実際に寝転がって、どの程度風がくるのかを確かめましょう。どうしても風があたってしまう場合は、エアコンのスイング機能を使って風が長時間同じ場所にこないように気を付けましょう。

風を少しでも和らげるために、赤ちゃん用の蚊帳を使用するのも効果的な方法です。エアコンの送風口に直接取り付ける風よけカバーも売っていますので、家電量販店などで相談してみるとよいでしょう。

エアコンはこまめに掃除しよう

エアコンの内部はカビが発生しやすく、埃もたまりやすいものです。とくに設置してから時間の経ったエアコンの上部や排気口には、埃が積もっていることが多く、そのまま使用すると風によって部屋中に巻き散ってしまいます。

久しぶりに使い始めるときはもちろん、毎日使うようになってからもフィルターやエアコン周辺はきれいに掃除するように配慮します。また同じ理由で、床や家具の拭き掃除もこまめに行うようにしましょう。

赤ちゃんは仰向けに寝ている時間が長いため、空気中に舞ったカビの胞子や埃を吸い込む可能性が高くなります。場合によってはアレルギーや風邪、喘息を引き起こすこともあるので、エアコンの中や周辺の掃除は必須といえるでしょう。

空気を入れ替えるための換気も忘れずに!

エアコンを付けているときでも、換気は必要です。エアコンは室内の空気を循環させますが、新しい空気を取り込むわけではないので、使用し続けていると空気がどんどん汚れてしまいます。

空気が汚れると喉が痛くなったり、細菌やウィルスが繁殖しやすくなったりする可能性があります。エアコンのフィルターを汚す原因にもなるので、注意が必要です。

空気の流れを考えながら最低2カ所以上の窓をあけて、できれば換気扇もつけましょう。よほど広いお家でない限りは、5分程度で全部屋の空気が入れ替わります。

換気の際には窓に向けて扇風機をつけておくと、より効率よく部屋の空気を外に出すことができます。できるなら2~3時間に1回は換気をするのが望ましいでしょう。
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