30代主婦の医療保険を見直そう。カバーしておきたいポイント

2019,7,22 更新

優先順位が低いのはママの死亡保障

収入の担い手ではない、専業主婦やパートのママの死亡保障は、優先順位が低くても大丈夫です。もともと収入が少ないこともあるのですが、平成26年4月から遺族年金制度が改定されたことが大きな理由です。

制度改定後の遺族年金制度は、これまでは「夫を亡くした18歳以下の子どもがいる妻」に支給されていたのが「妻を亡くした18歳以下の子どもがいる夫」にも支給されることになりました。つまりママに死亡保障をつけなくても、パパは遺族年金で一定の金額を受給することができるのです。

ただし、受給はパパの年収が850万円未満であること、また国の年金制度の加入者であることなどが条件になります。条件と照らし合わせて死亡保障の優先順位を考えてくださいね。

何かあったときに子どものための教育資金も

ママやパパにもしものことがあっても、子どもには十分な教育を受けさせてあげたいですね。何かあってからのことを考えると、やはり教育資金の準備が必要です。

幼い子どもを育てている30代におすすめしたいのが、学資保険や終身保険（低解約返戻金型）です。子どもの教育資金のための貯金で、保険料を支払う代わりに満期のタイミングでまとまった保険金を受け取り、教育費に充てることができますよ。

返戻率によっては、支払った保険料よりも多くの金額を受けとることができます。効率的な教育資金の準備方法として活用しているパパやママは多いようです。

ただし途中で解約すると損をする可能性があります。解約するときは確認してからにしましょう。

まとめ

子どもができると、パパやママには責任が生まれます。そのため、もしものときに家族が困らない保障のある保険を選ぶことが大切です。

すでに保険に加入している場合も、ライフステージが変わることの多い30代は見直しにおすすめのタイミングです。出費がかさむ時期でもあるので、家族にとって「必要な保障」や「今は必要ない保障」をしっかり考えましょう。

保険はいざというときに大切な家族を守ってくれます。家族が安心して暮らすため、夫婦でしっかり話し合ってくださいね。