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3歳でできることは多いの?言葉や生活、遊びの中でできること

3歳でできることは多いの?言葉や生活、遊びの中でできること

3歳となってできることも多くなり、成長を感じる瞬間も増えてきたのではないでしょうか。しかし、何ができるようになって、何がまだできないのか、戸惑うママやパパも多いかと思います。ここでは、そんな3歳の成長に焦点を当てて、子どもとどんな関わりをすればよいのかを詳しくお話ししていきます。

3歳児から出てくる話し言葉の内容と理解

色やものの名前の幅が広がる

3歳になると、赤や青、白、ピンクなどの色の違いが分かるようになります。自分の好きな色は覚えるのも早いので、すぐ名前が言えるようになるでしょう。それ以外の色の名前が出てこなかったとしても大丈夫です。一つずつ教えていくと、少しずつ覚えてくれますよ。

色の違いを伝えるときは赤、青、黄色、緑の原色を中心に、4色くらいを目安にしましょう。子どもの好きなおもちゃや絵本、クレヨンなどを使うと覚えやすいでしょう。

色の違いだけではなく、覚えるものの名前の種類も広がっていきます。子どもは日常生活の体験を通して情報を吸収する能力が高いです。色々なものに触れ合う機会をたくさんつくって、子どもの「知りたい」という好奇心を満たすことを心がけてくださいね。

簡単なものの説明や反対語が出てくる

3歳のころは色々な種類のものの名前を覚えるだけでなく、そのものを使う目的を理解して話すようになります。例えば、「コップ」であれば「お茶を飲むコップ」、「せっけん」は「手を洗うためのせっけん」などです。

「これは何をするものかな?」と声をかけながら渡したり使ったりすることで、子どももそのものを使う目的を理解して、自分で説明できるようになるでしょう。

また、この時期は「大きい、小さい」「多い、少ない」などの形容詞の意味も理解してくる年齢です。絵本などを参考に、「どっちが大きいかな?」などと子どもに問いかけてみましょう。そして「大きいの反対は?」と聞くと「小さい」と答えるように、それぞれの反対語も出てくるようになります。

三語文の聞き取りができる

三語文とは「ママ、お茶、ちょうだい」「パパ、公園、行きたい」といった、三つの単語から成り立つ文章のことです。2歳半~3歳ごろに話せるようになるといわれています。

また、「青い大きい風船」「短い黒いクレヨン」といった形容詞を含めた三語文も理解できるようになり、「青い大きい風船はどれかな?」と聞くと教えてくれます。しかし、これは一般的な例です。成長のスピードは、子ども一人一人違ってきます。今は話せなくても、じっくりと言葉をインプットして突然話し出すということもめずらしくありません。

子どもは、普段からたくさんの言葉をインプットしています。それらの言葉を引き出せるよう、ママやパパは子どもにたくさん話しかけましょう。

3歳の子どもが生活の中でできること

おむつが取れるようになる

トイレトレーニングは個人差が大きいものの、一般的には3歳ごろにおむつが取れることが多いようです。

3歳になると、「嫌だから、やりたくない」という自己主張ができるようになってきます。いつもはトイレに座ってくれるのに、今日は座ってくれないという日も多々あることでしょう。「なんでできないの?」と焦るのではなく、「こんな日もあるわね」と大らかな気持ちでトレーニングに臨むことが大切です。

このころは「褒められると嬉しい」という達成感も芽生えてくる時期です。おしっこが出なくても、トイレに座ることができたらたくさん褒めましょう。叱るのではなく褒めながら進めるのことがトイレトレーニング成功の鍵となりますよ。

着替えが自分でできるようになる

3歳になると、着替えもひとりでやりたがるようになります。

子どもがひとりで着替えられるように、ゆったりとした服やウエストがゴムのズボンなど、子どもが着る服にも工夫しましょう。ボタンつきの服を着る場合は、子どもが自分でボタンできるように大きめのボタンがついた服がよいですね。

最初は服を床などの平らな面に広げて、子どもが着替えやすいようにセットしておきます。そして後ろから見守り、もし困っていたらそっとサポートしましょう。

着替えができたら、「よくできたね」とたくさん褒めるのがポイントです。できなくても叱らずに、「今度は頑張ろう」と前向きな声かけをしてくださいね。子どもが達成感を得られるような関わり方が大切ですよ。

同じ年の子と会話ができる

言葉も発達してくる3歳ごろは、子ども同士でも話すことができるようになります。

例えば、おもちゃの貸し借りの一面で「これ貸して」と言われたとき、「◯◯ちゃんが遊んでからね」と一旦断ったとします。ですが、遊び終わった後は「はい、どうぞ」と貸すことができるようになるでしょう。

人形遊びの場面では「一緒にお散歩しましょう」「いいですよ」などと、その人形になりきって会話をする、砂場遊びの場面では「新幹線がトンネルを通ります」「こっちの道も通って」と新幹線が通る道を誘導するなど、遊びの幅も広がっていきます。

ささいなことでお友だちと喧嘩をするときもありますが、それは子どもが社会性を身につけるための大切な過程です。怪我をしないように注意しつつ、見守りましょう。
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