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子育てと年齢の関係。高齢出産のメリットや子どもに負けない体作り

子育てと年齢の関係。高齢出産のメリットや子どもに負けない体作り

今は30歳を過ぎて結婚し、出産する女性が増えています。体力的に子育てが大変そうと思われがちですが、高齢出産をして若々しく輝いているママ達をよく見かけます。高齢出産はデメリットにスポットが当てられがちですが、メリットも交えながら高齢出産について説明します。

高齢出産のメリット、デメリット

出産年齢はこんなに変わった

1980年代までは第1子平均出産年齢は20代半ばでした。現在は平均初婚年齢が上がり、それに伴い出産年齢も上がっています。

年々35歳以上の出産が増え、2000年頃には10%を超え、2015年には約28%に増えています。この数字の背景には、早婚で多産が多かった昔に比べ、現代は晩婚化し、35歳以上での初産が増えたという事情があります。

さらに、1995年頃から少子化傾向となり、現代では女性が一生に1人しか子どもを産まないケースも増えました。このように女性の社会進出などによる晩婚化と少子化にともない、近年の第1子平均出産年齢は30歳を超えています。

医療が進んだ今は40歳以上の出産も珍しくなくなってきています。

たくさんある高齢出産のメリット

高齢出産と呼ばれる35歳以上の女性の出産は、デメリットだけではなく、以下のようなメリットもたくさんあります。

【精神的・金銭的な余裕がある】
社会に出ていた時期が長く、様々な経験から精神的にも金銭的にも余裕があります。

【健康面でのメリットが多い】
高齢ということを意識し、妊娠中から健康管理に気を付けます。また、ホルモンの関係で若返りの効果も期待できます。

【満足感・充実感を感じやすい】
高齢出産ママは人生経験が豊富で、困難な物ごとの経験も多いため、子育てにも穏やかで前向きに取り組むことができます。

【健康的で賢い子に育ちやすい】
高学歴が多い高齢出産ママは食育や教育への関心が高く、本を読む傾向があり、その影響が大きいといわれています。

気になる高齢出産のデメリット

高齢出産にはメリットがたくさんありますが、以下のようなデメリットもあります。

【妊娠できる確率が低くなる】
医療の助けを借りて妊娠する人が増えていますが、35歳を機に自然妊娠できる確率が大きく下がります。また、妊娠ができても流産や早産確率が上がります。

【妊娠高血圧症候群の発症率が上がる】
胎児に影響を及ぼす可能性がある妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を発症する可能性が高くなると言われています。特に妊娠高血圧症候群は、重症化しやすく合併症を起こすことがあり注意が必要です。

【先天性の疾患や異常のリスク】
卵子や精子の老化などが原因で成長過程で異常が起き、色々な疾患を引き起こすことがあります。疾患には心臓奇形などの重い障害や、ダウン症などがあります。

元気な子どもに負けない体をつくる

遊び方も工夫次第で体力温存

子どもが遊びたいように遊ばせてあげたいと思うママもいるでしょうが、子どもの遊びに付き合うのは想像以上に体力を必要とします。

「今日はちょっと辛いな」というときには、お家遊びを提案してみましょう。椅子やブランケットを使ってテントを作ったり、お布団やクッションを重ねて障害を作り上ったり下りたりすれば体を使った遊びをすることができます。

お手伝いが大好きな子どもには、かき混ぜる・パンに挟むなど簡単な作業をお願いして、一緒におやつやランチを作ってもいいですね。

また、公園やお外が大好きな子どもとは、朝や夕方の涼しい時間に小さめの公園に行き、お砂場やブランコなどの比較的移動が少ない公園遊びをしてはどうでしょうか。

よく食べ、よく動くを実践してみよう

子どものお世話に追われお昼を抜いてしまったり、簡単なもので済ませがちになったりしていないでしょうか。

きちんと食べること・体を動かすことが体力アップのカギです。3食取ることを心がけ、血糖値が下がり貧血などを起こさないように、白いご飯は必ず食べることをおすすめします。時間があるときにおにぎりをまとめて作くっておくと、手の空いたときに食べることができます。

また、意識して体を動かすようにしましょう。疲れているのに体を動かすの?と思うかもしれませんが、体のコリが取れすっきりし、気分転換にもなります。

ストレッチや体操なら、家で子どもと一緒でもできますね。また、赤ちゃんと一緒にする体操もあり、赤ちゃんの寝つきがよくなる効果が期待できますよ。

できるだけ疲れをためない工夫

年齢が上がるとと疲れが取れにくくなっていきます。夜にぐっすり寝てもまだ疲れが残っていると感じる女性も少なくないようです。

疲れたと感じたら溜まってしまう前に、疲れを取るように心がけましょう。可能であれば湯舟にゆっくりつかったり、子どもと一緒に就寝する日を設けられるといいですね。

子どもと一緒に短いお昼寝をするのもおすすめです。欧米ではパワーナップ(power nap、ナップは昼寝やうたた寝の意味)と呼ばれ、30分以内の短い昼寝は疲れが取れすっきりし、集中力が増すといわれています。

自分の好きな音楽を聞きながらハーブティーを飲んだり、趣味に使う時間を設けたりして、体を休めるだけではなく、精神的にリラックスできることも大切です。

高齢の壁にぶつからないために必要なこと

子どもの年齢で話題は豊富

公園で見かけるママ達や、保育園・幼稚園のママ達と見た目の差やノリの違いで年の差を感じ、話題が合わないのではと心配になるママも多いと思います。

同じ年ごろの子供がいれば、ママの年はあまり気にしないママもいるので、機会があればおしゃべりに参加してみてはどうでしょう。

実際にはママの年齢が離れていても、年齢の近い子どもを持っていると子どもの話題で話が盛り上ったということが多々あります。

情報や悩みが共有でき親近感がわいたり、年齢差による考え方の違いからお互い新鮮に感じたりすることも。

高齢出産が増えている今、若く見えても意外と年が近いママがいるかもしれません。会ってすぐに年齢を聞くのはタブーですが、後で分かってびっくりなんてこともあるようです。
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