家庭でできる浴衣の洗い方とは?知っておきたい準備や手順
洗濯だけでなく干し方も大切
干すときは、着物用のハンガーか普通の物干し竿に浴衣の両袖を通し、衿や身頃の形を整えます。シワがよりやすい縫い目の部分は丁寧に引き伸ばしてくださいね。直接日の当たる場所だと色褪せする可能性がありますので、風通しのよい日陰に干しましょう。
物干し竿を固定していて外せない場合は竿の2カ所にS字フックを引っ掛け、そこに浴衣の両袖を広げて通せる長めのつっぱり棒にかけると干すことができますよ。
室内に干す場合は、たもとの部分で二つ折りにして干し、扇風機で風を当てながら乾かすとよいでしょう。
しまうときはシワを伸ばしてきちんと畳もう
まず、畳む前にアイロンがけをしてシワを綺麗に伸ばしてくださいね。縫い目を揃えて表面を手で整えてから、衿、袖、身頃、背中と分けて進めていきましょう。アイロンの温度は、綿素材の場合は高温、ポリエステル素材の場合は中温に設定するとよいでしょう。
衿の部分はアイロンを裏側から当てると表側にシワが見えませんよ。アイロン台がない場合は、大判のタオルや毛布を床に敷いて、その上でおこないましょう。
収納するときは本だたみをして、たとう紙に入れると浴衣の劣化を防げて出し入れしやすくなります。本だたみの方法は「本だたみ 浴衣」とネット検索して動画を参考にすると分かりやすいですよ。
まとめ
洗濯表示を確認して、自宅での洗濯にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。浴衣は普通の服に比べて直線の部分が多いので、アイロンがけがしやすいです。また、難しそうに見える畳み方も、覚えてしまえば3分ぐらいでできるようになりますよ。
お気に入りの浴衣を来年も綺麗な状態で着られるように、上手にお手入れしてくださいね。