親子で使いたいベビーローション!使用年齢の目安や正しい塗り方も
赤ちゃんのためのベビーローションですが、実はママも使えると知っていましたか?優しい成分のベビーローションはママの肌も優しくケアしてくれます。ここでは赤ちゃんをベビーローションで保湿する理由や正しい使用法、メリットを知り、親子で使えるベビーローションについて考えてみましょう。
目次
- ベビーローションの特徴や効果的な使い方
- 乾燥や衣類の擦れから肌を守る
- 湿疹やアトピーの予防にも
- 赤ちゃん用のスキンケア用品は舐めても安心
- ベビーローションの使用年齢の目安は?
- 保湿ケアは新生児期から始めたい
- 皮脂分泌が安定する10歳前後まで続けたい
- 年齢にあった保湿ケアやスキンケア用品を
- ママも一緒に使えるベビーローション
- 大人用スキンケア用品との違い
- 顔だけでなく全身のケアにも
- 親子のスキンケアタイムでスキンシップ
- ベビーローションの正しい塗り方
- 身体を清潔にしてから保湿ケアを始めよう
- 手のひらで温めてから滑らすように
- 服やオムツが触れる部分から手足や顔の順に
- ベビーローションの選ぶポイントとは?
- アルコールなどの刺激物が入っていないもの
- 炎症が出ているときは皮膚科で処方を
- 子どもに使う前にパッチテストをしよう
- まとめ
ベビーローションの特徴や効果的な使い方
乾燥や衣類の擦れから肌を守る
でも赤ちゃんの肌の厚さは大人の半分以下です。外からの刺激を大人以上に受けるので、乾燥しやすく、衣類の擦れで荒れてしまうこともあります。そこで大切なのが十分な肌ケアです。赤ちゃんの肌に合った方法で保湿と保油することがポイントになります。
ベビーローションは水分をたっぷり含んでいて、手のひらで伸ばしやすい液体やクリーム、ジェル状になっています。乾燥気味の赤ちゃんの肌に水分を与え、やわらかい赤ちゃんの体にもよく伸びて塗りやすいですよ。
湿疹やアトピーの予防にも
アトピー性皮膚炎は「アトポス(奇妙なという意味のギリシャ語)」に由来していることからもわかるように、原因がかわからない病気でした。でもこれらの研究結果から、新生児の肌の保湿と関連することがわかってきたのです。
アトピー性皮膚炎になりバリア機能に問題を生じた肌は、食物アレルギーや種々のアレルギー疾患の原因になるという報告もされています。
新生児のうちから肌を保湿することで、アトピー性皮膚炎やアレルギー疾患が抑えられるかもしれないという情報は、これから生まれてくる赤ちゃんにとって大きな助けになりますね。
赤ちゃん用のスキンケア用品は舐めても安心
「ベビー用」と表示されているベビーローションは、口に入っても問題ない成分でできています。そのためママは心配しなくても大丈夫ですよ。
でも「ベビー用」というのは各メーカーが独自で判断しているもので、国の定めた基準はありません。気になるママは、「舐めても大丈夫」や「無添加、無香料、無着色」「天然由来原料」などと表記されているものを選ぶようにしましょう。
「舐めても大丈夫」とはいっても食品ではないので、赤ちゃんが間違って食べないように手の届かない場所に置きましょうね。
ベビーローションの使用年齢の目安は?
保湿ケアは新生児期から始めたい
世界各国で報告されている研究結果からも、「寒くて暖房をつける頻度が高い地域の子ども」や「秋生まれの子ども」のアトピー性皮膚炎の発症リスクがほかの時季に比べて高いことがわかっています。乾燥する場所や時期に生まれた子ほど発症リスクが高いということですね。
また都市化によって生活環境が乾燥しやすくなったり、石鹸の使用で肌の油脂が減りやすくなったりしたことが、アトピー性皮膚炎の子を増加させていると分析する人もいます。
新生児の肌が乾燥するのを防ぎ、生まれた環境に合った保湿ケアをすることが大切だと、世界的にも認められてきているようです。
皮脂分泌が安定する10歳前後まで続けたい
10歳前後までといっても、ずっと赤ちゃんと同じようにママが毎日塗る必要はありません。「乾燥したら塗る」、子どもが成長してきたら「自分で塗る」ようにシフトできます。成長すると恥ずかしがってママに塗らせなくなる子もいますから、ママのしてあげる保湿ケアは自然と10歳前後で終わるものなのかもしれませんね。
子どものころの保湿ケアが大人になってからも健康を左右するかもしれないと思うと、子どものころの保湿ケアの大切さを感じますね。よい保湿ケア習慣がつくように子どもを導いてあげましょうね。
年齢にあった保湿ケアやスキンケア用品を
新生児から3歳になるまでは、毎日保湿ケアしましょう。乾燥しやすい肌の子はお風呂の後、朝起きたとき、お出かけの前など、一日に数回塗って肌が乾燥しないようにします。ベビーローションだけでなくベビーオイルを上から塗ると、オイルがふたの役目をして水分を閉じ込めてくれるのでより効果的な保湿ができますよ。
3歳を過ぎたら、肌が乾燥したときに塗るのでよいでしょう。大変でなければ毎日塗ってももちろんよいです。後述しますが、塗ることは親子のよいスキンシップにもなりますよ。
季節によっても乾燥する時期とそうでない時期があるので塗る回数は変わります。赤ちゃんの肌を見ながらママが判断しましょうね。
ママも一緒に使えるベビーローション
大人用スキンケア用品との違い
しかもベビーローションは、お財布にも優しいです。大人の化粧水は少量で高価なものが多いですが、ベビーローションは赤ちゃんの体中に塗れるように大きな容器で販売されていて、価格もそれほど高くありません。赤ちゃんと一緒にママもたっぷり使えるのは嬉しいですね。
肌の乾燥は年齢とともに進んでいます。たくさん水分を含んだんベビーローションはママにとっても理想の肌ケア用品ですよ。