冬場は家の中の乾燥に注意しよう。すぐにできる対策のご紹介
冬になると、寒さとともにママを悩ませるのが空気の乾燥ではありませんか?肌はカサカサするし、のどは痛むし、風邪や胃腸炎、インフルエンザなども流行するし…と冬の乾燥には悩みがつきものです。この記事では、家の中が乾燥することによる影響と、すぐにできる乾燥対策、乾燥を防ぐための便利なグッズを紹介します。
家の中が乾燥するとどうなるの?
風邪のウイルスが活性化してしまう
風邪などは、せきやくしゃみで放出されたウイルスがほかの人の鼻やのどなどの粘膜に付着することから感染が広がっていくといわれていますよね。
空気が湿った状態なら、ウイルスは空気中の水蒸気に混ざってすぐに地面に落ちていくのですが、空気が乾燥した状態だと、ウイルスがふわふわと空気中をただよう時間が長くなり、飛散しやすくなるのだそうです。
さらに、乾燥した空気で鼻やのどの粘膜のバリア機能も低下しているため、冬場は風邪などのウイルスに感染しやすくなるのだそうですよ。
子どもも肌荒れや脱水症状を起こしやすい
冬場の肌荒れは、子どもにとっても油断できません。子どもの肌はデリケート。乾燥することで、ちょっとの刺激でもかゆみがでたり、放っておくとひび割れやあがぎれができたりすることもあります。
また、冬場でも脱水症状には注意しましょう。乾いた空気を吸い込んで呼吸をしているだけでも、想像以上に体の水分は失われていっているのだそうです。肌からも体内の水分が蒸発していくのだそうですよ。
風邪やインフルエンザで高熱が出て汗をたっぷりかいたときや、下痢や嘔吐などで大量の水分を失ったときなどは特に注意が必要です。
火災が起きやすくなる
タバコの火など、ちょっとした火であっても、乾燥したものに燃え移ればすぐに大きな火となって広がってしまう場合があります。さらに、乾燥した空気中では火の粉が遠くまで飛びやすく、燃え広がってしまう可能性も高まります。
冬場には暖房器具などで火を使うことも多いため、さらに火災の危険性が高まります。暖房器具のそばで洗濯物を干したり、カーテンや家具などの近くで暖房をつけたりしないように注意しましょうね。
子どもがいても安心な加湿器なしの乾燥対策
室内干しは室内の加湿と寒さ対策にも
まず、すぐにできる効果的な対策として、洗濯物の室内干しが挙げられます。寝るときに喉や口の乾きが気になっている方にぜひ試していただきたいのですが、寝室にタオルを2~3枚干しておくだけでも乾燥が気になりにくくなりますよ。小さいお子さんや赤ちゃんのいるお部屋にも安全で、すぐに取り入れられる対策ですよね。
室内干しだと生乾きが心配になるかもしれませんが、空気の乾燥する冬場なら、室内干しでも意外と洗濯物は乾きます。日の当たる窓辺などに干しておけば、洗濯物はカラリと乾き、部屋の加湿もできて一石二鳥ですね。カーテンを洗って干すのも効果的です。
床や窓を水拭きで掃除する
室内干しの場合は、洗濯物を干している場所を中心に効果が限定されるのに対し、水拭きでの対策は、広い面積がカバーできるのが特徴です。乾燥が気になるときには、いつもの掃除に加えてサッと水拭きをしておきましょう。
雑巾かけの動作は、ほどよい運動にもなります。少し時間が余ったときなど、濡れた雑巾を片手にお部屋の中の気になるところを拭き掃除していけば、お部屋の中はきれいになってさっぱりし、空気は潤い、ママのダイエットにも役立って、よいことづくしかもしれませんよ。
思い立ったらシュッ!霧吹きで加湿
アロマオイルなどでよい香りをつけておけば、リラックス効果やお部屋の消臭効果なども期待できます。好みの香りを楽しむのもよいですね。
そのほか、お風呂あがりに浴室のドアを開けておき、浴室にこもった湿気を利用してお部屋を加湿する方法や、お部屋に観葉植物などの鉢植えを置き、葉っぱや土から蒸発する水分でお部屋を潤す方法なども挙げられます。
お部屋が乾燥しすぎないよう、工夫しながら適度な湿度を保っていきたいものですね。
家の中での乾燥対策に使える便利グッズ
やっぱり定番で便利なのは加湿器
・スチーム式
ヒーターで水を加熱し蒸気に変える。殺菌効果があり衛生的な反面、送風口が熱くなるため注意が必要。
・気化式
水を含んだフィルターに風を当てて水分を蒸発させる。消費電力が少ない反面、雑菌が繁殖しやすく、こまめな手入れが必要。
・超音波式
超音波の振動で水を水蒸気に変える。リーズナブルな反面、雑菌が繁殖しやすい。
それぞれの長所を組み合わせたハイブリット式の製品もあります。家庭に合ったものを選びましょう。ペットボトルにかぶせるだけでどこでも使える、ポータブル加湿器という便利なものもありますよ。