すれ違い夫婦の特徴ってなに?パパとママの考え方の違いと解決法とは
離婚原因の多くを占める「夫婦のすれ違い」。結婚という固い絆で結ばれた二人なのに、なぜすれ違いが起きてしまうのでしょうか?すれ違いを感じているのに忙しさにかまけて放っておくと、夫婦の溝は深まるばかりです。いつまでも夫婦円満でいられるよう、パパとママの考え方の違いを知り、すれ違いを解決していきましょう。
すれ違いが起きやすい夫婦の特徴とは
コミュニケーション不足で会話がない
まず、コミュニケーション不足で会話がないという特徴があります。結婚当初は夫婦で様々な会話をして、相手の気持ちや考えを理解しましたよね。しかし、徐々に仕事や家事や育児で忙しくなり、疲れて会話がなくなっていませんか?また「いわなくてもわかるだろう」と思い込んで会話をしないこともあるかもしれません。
特に「けんかは疲れる」という理由で、不満はいわないことがあります。しかし、結局ストレスが溜まり、険悪なムードが漂ってしまう原因になるのです。
パパママがお互いに尊敬できなくなっている
尊敬できない原因は「何度いってもやらない」「自分のことばかり優先する」「いびきがうるさい」など、些細なことまで含まれます。子どもが生まれて優先順位が変わり、今まで気にならなかったことも、目につくようになるのです。
また、夫婦関係が長くなり否定から入ることが多くなっていませんか?尊敬は、特別素晴らしいことをしなくてもできるものです。難しく考えず、お互いのよいところを認めるだけでも、十分尊敬になりますよ。
共働き夫婦で生活時間帯が合わない
たとえば、ママは朝早くの仕事でパパは夜勤の場合、物理的に生活時間が合わず顔を合わせる機会が少なくなります。そのため、コミュニケーションを取ろうにも取ることができません。また、お互いの仕事を理解しているつもりでも、疲れていて眠いときに起こされたりすると、ついイライラしてしまうこともあるでしょう。
生活時間帯が合わないことで、家族団らんの時間が少なくなったり、パパとママで育児に偏りがでたりして、不満に感じることもあるのです。
脳の性質が違う?男性脳と女性脳の違いとは
パパとママは会話に求める部分が違う
一般的に男性脳は「論理的」で、女性脳は「感情的」といわれます。このことから、男性と女性では会話に求める部分も違ってくるのです。男性は、会話に目的や結論を求めます。しかし女性にとって会話は、親密さの象徴です。自分の気持ちを共感してほしい、ということが会話においても重要になります。そのため、結論に至るまでが長かったり、会話の内容が紆余曲折したりするのです。
パパやママはこの違いを理解しないと、自分のアドバイスが尊重されていないと感じたり、気持ちを理解してくれないと感じたりして、すれ違いを感じるきっかけになります。
シングルタスクのパパ、マルチタスクのママ
そのためパパは、基本的に一つのことに集中するシングルタスクを得意とし、一方ママは、複数のことを並行して行うマルチタスクを得意とします。これは、それぞれの脳が持つ特徴からくるものです。
よく「テレビを観ているパパに話しかけても、全然聞いていない」というママの不満がありますよね。マルチタスクが得意なママからすると「聞こえるでしょ!」と思うかもしれません。しかし、パパにとっては、テレビで頭がいっぱいのときに話しかけられても困ると感じているのです。
けんかのときもパパとママの考え方が違う
けんかをしているときのパパは「夫婦にとってよい形で一刻も早く解決したい」と思いがちです。一方ママは、不満や怒り悲しみなど様々な感情が爆発して「とにかく思っていることを全部聞いてほしい」と感じていることが多いです。
そのため、パパは解決策を考えて沈黙することがあるかもしれません。ママは今回の件とは違うと思うような内容まで、引き合いに出してくることもあります。けんか中は、お互い冷静になりにくいものですよね。しかし、お互いの違いを無視して一方的に攻め立ててしまうと、夫婦関係が余計こじれる原因になるのです。
すれ違いをなくして円満家庭になるためには
まずは最低限の会話から始めよう
急に「夫婦で会話」と考えると、なにを話したらよいのかわからなかったり、気まずかったりするかもしれません。そのため「最低限の会話=挨拶」から始めてみましょう。挨拶をされて嫌な気分になる人はいません。おはよう・お帰り・お疲れ様などの挨拶なら、声をかけやすいですよね。
挨拶することで「今日はどうだった?」など、徐々に会話が増えるきっかけになってくれるでしょう。