リフレクソロジストって何をする人?必要な資格と取った後の働き方
リフレクソロジストに興味があるものの、そもそも必要な資格はあるのか、資格を取ったあとどう生かしているのかよくわからない、という方は少なくないのではないでしょうか。そこで今回はリフレクソロジストになるために必要な資格や就職先などについて、わかりやすくご紹介していきたいと思います。
リフレクソロジーの意味と向いている人は?
足裏を刺激して心身の健康をケアすること
手足の一部が体の臓器などと深く関連があるという考えに基づいた療法です。そのため、足裏の特定の部位を刺激すると、体の臓器の働きが活発になったり、血行や新陳代謝が促されたりして、心身の健康がケアできるというわけです。
リフレクソロジーにはさまざまな種類がありますが、日本では「英国式リフレクソロジー」が主流です。アロマなどを用いて施術するため、リラックス効果を高めてくれます。
また、リフレクソロジストはリフレクソロジーの施術者のことで、心身の健康をケアしてくれるセラピストともいえます。
手先が器用で体力のある人におすすめ
まず、リフレクソロジストは手先が器用な人におすすめです。というのも、リフレクソロジーの施術は、主に手の指を使って行います。そのため、手先があまり器用ではないという方は、手と足の小さな面積の中に密集する反射区を押し分けるのに苦労するかもしれません。
次に、リフレクソロジストは体力に自信がある人にもおすすめです。リフレクソロジーは体のなかでも比較的固い足裏を、全身の力を使いながら手の指で刺激しなければなりません。さらには、1日にたくさんの人数を施術することもあります。
そのため、体力にあまり自信がないという方は、トレーニングなどで体力を養っておきましょう。
コミュニケーション能力のある人におすすめ
というのも、リフレクソロジストはサービス業に分類されます。施術中にお喋りを楽しみたいお客さんに対しては、楽しく会話をしたり、お客さんの話を聞いたりする必要がありますし、逆にゆっくり眠りたいお客さんに対しては、会話を抑える必要があります。
つまり、お客さんにリラックスしてもらうためには、どんなものを求められているかを瞬時に見極め、行動に移すことができる、高いコミュニケーション能力が不可欠なのです。
決して話し上手である必要はありませんが、お客さんの言葉のみならず顔色や表情、仕草などを敏感に察知し、こまやかな気配りができることが求められます。
リフレクソロジストになるためには?
公的な国家資格などはない
通信講座は時間が空いたときに勉強することができ、所定のカリキュラムを修了することで資格を取得できます。そのため、まずは自分のペースで基礎を勉強したいという方や、すでにリフレクソロジーの知識をある程度持っていて、短期間で資格取得をしたいという方におすすめです。
一方、通学講座は2~3カ月もしくは1~2年ほど学校へ通い、カリキュラムを修了することで資格を取得できます。そのため、リフレクソロジーの知識や技術をしっかり学びたいという方におすすめです。
認定団体の資格を取得する人が多い
以下に代表的な認定団体を二つ挙げます。
・日本リフレクソロジスト認定機構(JREC)
リフレクソロジーの基礎から施術技術、知識・技能指導を認めるライセンス資格や、医療や介護、福祉の現場で施術する技能を認めるリフレクソロジスト資格を取得することができる
・日本ヒーリングリラクセーション協会(JHRS)
「リフレクソロジープロライセンス実技士資格」や「リフレクソロジーインストラクター資格」、「リフレクソロジー認定試験官資格」を取得することができる
資格取得に必要な費用と勉強方法
一般的には、通信講座であれば、学費は15~20万円程度、通学講座であれば学費は30~100万円程度かかります。通信講座の方が比較的安価で、通学講座は取得できる資格や通学期間によって、かなり幅があることがわかります。
そのため、説明会に参加したりパンフレットを見比べたりして、自分に合った資格を探してみてくださいね。
勉強方法には、先ほどご紹介した通信講座や通学講座のほかに、サロンなどに就職して働きながら知識や技術を身に付ける方法もあります。この方法であれば費用はかかりませんし、むしろ収入を得ながら勉強することができます。
資格を取ったらどう仕事をしていけばよい?
リフレクソロジーサロンで施術する
リフレクソロジーサロンに就職したい場合には、セラピストなどに特化した求人サイトなどを利用したり、講座を受講していた学校の就職支援サポートを利用したりすることが多いようです。
ひとくちに「リフレクソロジーサロン」といっても、大手チェーン店や高級店、個人経営の店などさまざまなものがあります。店ごとに施術方法や1日に施術を行うお客さんの数、給与などが大きく異なるため、どのような働き方をしたいかによって、自分に合ったサロンを見つけましょう。
また、リフレクソロジーサロンで施術をする場合は、接客や清掃などの業務も行う必要があります。