1歳児の手づかみ食べを知ろう!メニューや手づかみしない子について
1歳ごろから始まる「手づかみ食べ」は、一生懸命食べる姿がかわいい反面、手や衣服が汚れることも多く衛生面が心配なママもいるのではないでしょうか。また、子どもが1歳を過ぎても手づかみ食べをしないと、逆に心配になりますよね。今回は手づかみ食べの役割や、子どもが手づかみで食べやすいメニューを紹介します。
1歳児の手づかみ食べについて
手づかみ食べはいつからいつまで?
しかし、体の発達には個人差があるため、2歳を過ぎても手づかみ食べをする子もいれば、スプーンやフォークを使えるようになっても、急いでいるときスプーンやフォークで食べにくいものは手づかみになってしまうということもあります。
また、少食な子どもや、不安を感じやすい子ども、ママやパパに食べさせてもらうのが大好きな子どもは、手づかみ食べを始める時期が遅くなることが多いようです。
1歳から2歳というのは目安として考え、あまり心配しすぎず温かく見守ってくださいね。
手づかみ食べのメリット
また、スープや熱い料理は手づかみで食べることができませんので、食べるためには道具を使う必要があります。スプーンやフォークを使いたいという気持ちを育てるためにも、手づかみ食べは重要なステップです。
さらに、食材を手でつかむことで感触や温かさを感じることができますので、脳の発達によい刺激を得ることができます。
食べることへの興味を持ってもらうためにも、食材の切り方や彩りを工夫して「思わず手が伸びる」楽しい食卓を作ることができるとよいですね。
手づかみ食べのデメリット
興味をもって意欲的に食べてくれるのは嬉しいけれど、たくさんこぼしてしまうので掃除が大変ですよね。食事用エプロンを使う、周りに新聞紙を敷くなど、汚すことを前提とした対策がおすすめです。
また、果汁やケチャップなどの調味料で肌がかぶれることがあるため、食後はもちろん、食事中も手や顔を拭かなくてはいけません。パパやママはゆっくり食事ができなくなるので、ストレスを感じやすくなります。
お腹があまり空いていないときにやりがちな「遊び食べ」にも注意が必要です。ただ、遊びを通して学んでいることもあるため、程度によっては容認する姿勢も必要かもしれませんね。
手づかみ食べをしない子に問題はある?
手づかみ食べをしない原因で多いもの
手づかみ食べの根っこには「自分で食べたい」という気持ちがあります。もともと少食な子どもや離乳食の進み方がゆっくりな子どもの場合、「食べたい」という気持ちや、食べ物への興味が少ないこともあり、手づかみ食べを始める時期が遅くなりがちです。
また、手づかみ食べをすることで手がベタベタすることを嫌う子どももいます。手があまり汚れないおやつ類は食べるのに、おにぎりや油がついたポテトは食べたがらないこともあります。
嫌がる場合は無理にさせなくても
この時期の食事は、食べる方法を学ぶことも大切ですが、食べることが嬉しい、食事の時間が楽しいと感じてもらうことが大切です。
無理に食べさせようとすることで、子どもが「食事の時間は楽しくない」と感じてしまうと、食べることへの意欲が失われ、その後のスプーン、フォーク、おはしの練習にも影響することがあります。
時期が早いか遅いかの違いがあるだけで、そのうち手づかみ食べを始めるだろうと割り切り、子どもの気持ちと発達を見守ることができるとよいですね。
おやつなら手づかみ食べする場合もある
おやつのときに食べることが多い、赤ちゃん用のおせんべいやボーロ、サツマイモやカボチャを使ったパン、クッキーは、手で持ってもべたつかず不快感がありません。
また、甘みのある味つけが多いので、食べたいという気持ちもわきやすいことから、食事に比べると手づかみ食べをしやすい傾向があります。
さらに、クッキーやボーロはパパやママも手づかみで食べる食品ですので、子どもも自然と「手で食べるもの」だと学び、手づかみで食べることへの抵抗が少ないようです。なかなか手づかみ食べをしない子どもには、お手本を見せてもよいかもしれませんね。