1歳児の手づかみ食べを知ろう!メニューや手づかみしない子について
手づかみ食べが進む食事環境とは?
生活リズムを整え、ルーティンを作る
お腹が十分に空いた状態であれば、自然と食べたいという意欲も湧いてくるものです。離乳食を食べる前にはお散歩をしたり、身体をしっかり動かして遊んだりして、お腹が空くようにしましょう。また、遊んで、片付けをして、手を洗ったらご飯の時間というルーティンを作っておくと、スムーズに離乳食の時間に移行できますよ。
実際に多くの保育園ではこのような工夫がされています。家庭でも離乳食、手づかみ食べを進める上でのヒントになると思うので、参考にしてみてくださいね。
食べようとする意欲を尊重する
また、手づかみ食べではうまくつかめないと子どもがイライラしてしまうこともあります。食べにくそうにしているときは、その場で食べやすい大きさにカットしてください。
離乳食は人生にとっての食習慣の始まりです。上手に食べられたときは大げさなくらいに褒めて、手づかみ食べができた達成感を得られるようにしましょう。楽しい食事環境の中で、子どもの食べようとする意欲を育んでいけるとよいですね。
メニューを出す順番を工夫する
ほかにも、デザートは机の上を片付けてから最後に出し、デザートを食べたら食事はおしまいにするといったルーティンを作っているところもあります。最初からデザートが出ていると、気になって食事に集中できなくなったり、デザートを早く食べたくてご飯を残したりすることもあります。デザートを出すタイミングも注意したいですね。
食事の途中で遊んでしまう場合は、いったん机の上を片付けてしまうのもよいかもしれません。メリハリをつけると、集中して離乳食を食べてくれるかもしれませんよ。
ぱくぱく食べやすい 簡単手づかみメニュー
ごはん、麺などの主食系
おにぎりは作る手間もかからず、中に入れる具を変えるだけで簡単にバリエーションを広げることができるのも魅力です。子どもが一口で食べられるサイズで作ってもよいですが、歯が生えてきたら大きなおにぎりに「かぶりつく」経験をさせるのもよいでしょう。
うどんやそうめんの麺類は、うまくつかまないとツルツルと逃げてしまうところが楽しいと感じる子どもも多いようです。
ただ、手がべたつく、長すぎるとうまく食べられないということがありますので、口に入れやすい長さにカットしたり、小麦粉で「おやき」風にアレンジしたり、食べやすい状態にするとよいでしょう。
おやき、ハンバーグなどのおかず系
ホットケーキミックスを使えば甘みがついて食べやすくなり、野菜が入っていることに気づきにくいことから、野菜嫌いな子どもに野菜を食べさせる方法として利用しているママも多いようです。
お肉と野菜を同時に食べられるハンバーグも、野菜嫌いな子どもに最適なメニューです。一般的な小判型だけではなく、星型やハート型など、子どもの興味を引く形に作ることができるのも魅力ですね。
ただし、ハンバーグはひき肉の食感を嫌がる子どもも多いほか、お肉の匂いが苦手な子どももいます。
果物、野菜などを使ったおやつ系
ただし、果物の中にはアレルギーを起こしやすいものもあるため、初めて食べるときは注意してください。特に、キウイやパイナップルのように刺激が強い果物や、マンゴーやパパイヤ、パッションフルーツなど南国系の果物はアレルギーを起こしやすいため、2歳ごろまでは食べさせないほうがよさそうです。
バナナなどの柔らかい果物はそのままおやつにできて便利ですが、加熱した状態の方が消化によくアレルギーを引き起こしにくいため、できるだけ加熱したほうがよいでしょう。おやつを作るときは、余った粉ミルクやチーズを加えると栄養価も高まりますよ。
まとめ
また、食べ物の好き嫌いもはっきりしてくる時期なので、昨日まで食べていたメニューを急に食べなくなることもあり、料理をすることが嫌になることもあるかもしれませんね。
もし、食事の準備がおっくうだと感じたときは、市販のパンやベビーフードもうまく利用してください。作る手間を減らすだけでも、気持ちが楽になりますよ。