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マルチタスクの家事は非効率?効率がよいシングルタスクを極めよう

マルチタスクの家事は非効率?効率がよいシングルタスクを極めよう

育児と並行して家事も仕事も、と同時に行いがちなママは多いですが、そのようにマルチタスクで色々な物事を進めていくのは非効率だといわれています。そこで今回は、マルチタスクとシングルタスクの違い、シングルタスクで家事を進めるメリットや進め方、ママの家事を助けてくれる便利家電についてご紹介します。

マルチタスクとシングルタスクの違い

マルチタスクとシングルタスクの違いとは

マルチタスクとは一般に、「複数の処理をタスクという単位で区切り、並行して行なっていくこと」をいいます。もともとはコンピューター関連用語でしたが、最近では人が何か作業をするときにも使われるようになりました。

「洗濯しながらお皿を洗い、シンクの汚れも掃除する」など、複数の家事を同時並行でこなしていくことが該当します。家事に育児に仕事にと追われているママの中には、このマルチタスクで家事を進めている方が多いのではないでしょうか。

一方、一点集中で物事を一つずつこなしていくことをシングルタスクといいます。一つ一つの仕事を完成させていくこの方法は一見非効率に映るかもしれませんが、集中して作業をするので個々の完成度は高くなりやすい傾向にあります。

マルチタスクで進めるデメリットとは

「複数のタスクを同時に処理する」という行動は、一見とても効率的ですよね。しかし、人間の脳はもともとマルチタスクに向いておらず、あるタスクをしている最中に前のタスクが気になってもどる、なんてことがよく起こります。これは脳が一度に二つのことに集中できないために、それぞれの事柄を行ったり来たりして処理することが要因です。

そのため、マルチタスクでやると進みが遅くなったり、集中力が低下してミスが増えたりします。タスクの完成度や生産性が低下するだけでなく、思ったようにタスクを完成できないことから焦燥感が増して、精神的に不安定になる危険性もあります。

マルチタスクは作業のタイムロスになるだけでなく、焦燥感や不安感を増幅させてしまうので避けた方が無難です。

シングルタスクで進めるメリット

「食器を洗っているとコンロの汚れが気になるので、並行して掃除をしよう」など、ついマルチタスクで家事を進めてしまうママは多いでしょう。

しかし、違う作業をするたびに脳を切り替える状態が続くと、脳が疲れて集中力や判断力が低下してしまいます。「やらなくてよいことまでやってしまう」「結局のところ、すべての作業を終えるまでに時間がかかる」など、効率的ではありません。

作業の効率面や脳の疲労面を考慮すると、シングルタスクで物事を進めていく方がメリットがあります。一つ一つの家事に集中して取り組むことで「いつの間にか脱線してほかの家事もする」ことがなくなり、短時間で完了できます。作業の完成度はもちろん、達成感も味わえるのもうれしい点ですね。

シングルタスクを上手に行う方法

まずはシングルタスクのトレーニングをする

「一つの作業に没頭する」というシングルタスクを実践することは意外と難しいものです。「家事をしている途中でほかの用事を思いつき、そちらも並行してやってしまう」など、マルチタスクに陥りがちなママは多いでしょう。

とはいえ、知らず知らずのうちにマルチタスクで進めることで、様々な物事に気が散ってしまうのは避けたいところです。以下のようなトレーニングを実践していきましょう。

・シンプルに考えるための時間を毎日5分以上確保して頭の中を整理し、「今、何が大切か」を考えてそれから実行する
・一つのことに集中するために、進行中に作業とは関係のない考えが浮かんだら、それをひとまず脇に置くという「パーキングロット」の習慣をつける

シングルタスクで1点集中主義でこなす

シングルタスクで家事をしようにも、「晩ご飯何にしようかな」「アイロンかけておかなきゃ」など、様々なことが思い浮かびますよね。「こんなにやることがたくさんあるのに、一つずつなんてとても無理」という意見もあるでしょう。

マルチタスクでそれまで家事をしてきたママは、訓練だと思って「家事を1点集中でする」ことから始めてみるとよいですよ。これから自分がする作業に焦点を当ててそのタスクを細分化し、やることを明確化しましょう。

何をするのか事前にはっきりさせると、作業中に余計な考えがよぎることを最小限に抑えられます。「押し入れの片づけを始めたはずなのにアルバムを見て思い出に浸ってしまい、断捨離が終わらなかった」などと、横道にそれることを防げますよ。

マルチタスクになりそうなときはメモを活用

「1点集中して作業に没頭した方が効率がよい」とはわかっていても、あれもこれもとやらなければならないことが頭をよぎりますよね。作業開始直後からなかなかエンジンがかからず、処理速度が上がらないときであれば余計に、雑念に悩まされるでしょう。

ただしそれは、エンジンさえ温まれば一気に作業が進むということです。集中状態に自分を持ってさえいければ、家事がどんどんはかどります。

途中で作業を中断せず、最後まで1点集中で作業を終えるためには、「途中で雑念が湧いてモチベーションが下がる」ことを回避する必要があります。気になることが思い浮かんだときや、脱線しそうになったときにはひとまずメモに書いて外部に出して忘れ、目の前のことに集中するクセをつけるとよいですよ。

家事の量を減らしてくれる家電が便利

毎日の憂鬱を減らすお掃除ロボット

小さな子どもがいるママやワンオペ育児中のママであれば、満足に家事をする時間も体力もないことは珍しくありませんよね。それでも家族の健康のためにと、なんとかこなしているママは多いものです。

一口に家事といっても様々ですが、中でも「こまめに掃除をすることが憂鬱だ」という意見はよく耳にします。床に落ちたゴミの誤飲や、ほこりが原因となって発症するアレルギー反応などを防ぐためにも毎日の掃除は欠かせませんが、負担であればお掃除ロボットを導入してみてはいかがでしょうか?

床の上を自動で動いて掃除機がけや雑巾がけをしてくれるので、毎日の憂鬱な掃除から解放されます。ロボットが動きやすいように床の上にものを置かなくなるため、自然と部屋が整うのもうれしいポイントです。
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