急に襲ってくる睡魔をどうにかしたい!すぐできる対策と病気の可能性
日中に育児や家事をこなしていると「急に我慢できない眠気に襲われるときがある」「眠すぎて意識を失いそうになる」など、急に襲ってくる眠気に悩んでいるママはいませんか?ここでは、日中に襲ってくる眠気にはどう対処すればよいのかや、強い睡魔が襲う病気などをご紹介します。
日中、睡魔に襲われたときの対処法
眠気覚ましに効くツボを押す
そのようなときは、眠気覚ましに効くといわれているツボを押してみましょう。たとえば、中指の爪の生え際のツボ(中衝:ちゅうしょう)を強めに押すと、眠気覚ましやイライラを抑える効果が期待できますよ。
また、目頭の近くのツボ(清明:せいめい)は、疲れ目の解消に効果があるといわれています。このツボは目頭の少し内側にあり、つまんで少し引っ張るように優しく刺激するのがポイントです。ツボ押しはすぐにできるので、試してみてくださいね。
眠気が覚めるアイテムを見つける
眠気を覚ますことができるように、目を覚ますアイテムを見つけましょう。眠気覚ましのアイテムで一般的なのが、カフェインの摂取ではないでしょうか。コーヒーや紅茶などに含まれているカフェインは脳を覚醒させる効果が期待できるので、食後に飲むと活動的に動くことができます。
また、冷却シートを活用するのもよいでしょう。体を冷やすと副交感神経の働きを抑制できるので交感神経が優位に立ち、午後からも子どもと元気に遊んだり、効率よく家事を進めたりできますよ。
短時間だけ寝てしまう
昼寝はコンピューターの再起動と同じような働きで、一度脳を休めることで昼寝後も活動的に過ごしていけます。小さな子どもがいるとなかなか好きな時間に寝るのは難しいので、子どもの昼寝中に家事を進めるママも多いかもしれませんね。
しかし、無理に起きて家事を進めても、効率よくこなせない可能性が高いでしょう。短時間でも熟睡すれば意識がはっきりして、効率のよい手順などを考えながら進められます。子どもの昼寝の時間に一緒に横になって体を休めることも、忙しいママには大切ですよ。
生活習慣を見直して睡眠の質を上げよう
睡眠は時間よりも「質」が重要
睡眠中は、深い眠り(ノンレム睡眠)と浅い眠り(レム睡眠)を4~5回繰り返しています。もっとも深い眠りは寝てから約3時間のあいだに訪れるので、このときに深い眠りをしていれば体や脳をしっかり休めることができるでしょう。
浅い眠りのときは脳が働いているため、睡眠時間が長くても浅い眠りの時間が長いと疲れを取るのは難しいです。
質のよい睡眠が朝のよい目覚めの鍵
質のよい睡眠を取るには、自分に合った寝具選びも大切です。自分の体に合っていないと寝返りがしにくいので、体に負担がかかって疲れが取れにくいですよ。マットレスや枕などが合っているかどうかを、一度見直してみてくださいね。
また、寝つきがよくなるように、寝る時間の2時間前くらいにお風呂に入るのもおすすめです。お風呂から上がって体が冷えていくころに人は眠たくなるので、寝つきがよくなるといわれていますよ。寝つきがよいと睡眠の質も自然と上がり、朝もすっきり目覚められるでしょう。
寝る前の過ごし方にも注意して
しかし、寝る前のスマホやテレビは脳を覚醒させてしまうため、控えたほうがよいでしょう。「少しだけ」と思って見ても脳が覚醒されると目が冴えるので、なかなかやめられず睡眠時間が短くなってしまいますよ。
寝る前は読書やストレッチ、マッサージなど、脳や体への刺激が少ない過ごし方をしましょう。子どもやパパとスキンシップを取るのも、リラックス効果が高まるのでおすすめですよ。寝る前の行動を習慣化すると、その行動が入眠儀式となって自然と眠たくなり寝つきもよくなるでしょう。
あまりに強い睡魔は病気が原因のことも
急にくる強い眠気「ナルコレプシー」
オレキシンは脳の視床下部から分泌され、分泌されたオレキシンを受容体が受け取ることで脳が覚醒されます。オレキシンが不足すると脳が睡眠状態へと促すので、日中でも急に強い睡眠が襲ってしまうのでしょう。
ナルコレプシーが発症すると、仕事中や育児中などにも突然睡魔が襲う(睡眠発作)、体の力が抜ける(脱力発作)などの症状があらわれます。「私もそうかも」と思った方は、一度病院で診てもらうのがよいかもしれませんね。